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将門って本当はどんな人だったの? その1

朱雀天皇の御代、承平天慶の乱を起こしてわずか2ヵ月で藤原秀郷らに討ち取られた平将門。希代の英雄とも、悪人とも、怨霊ともされている。伯父の国香の子孫は平清盛の伊勢平氏につながり、娘の春姫の流れは現在の皇室にも繋がっているという。

1976年のNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」では、平将門ー加藤剛、将門の妻良子ー真野響子、桔梗姫ー森昌子、鹿島玄明ー草刈正雄、鹿島玄道ー宍戸錠、興世王ー米倉斉加年、平貞盛ー山口崇、平国香ー佐野浅夫、平良兼ー長門勇、平良正ー蟹江敬三、源護ー西村晃、源扶ー峰岸徹、藤原秀郷ー露口茂らの豪華メンバーがキャスティングされている。リアルタイムでは観られなかったが現在でもレンタルで観られる。

荒俣宏「帝都物語」では怪人加藤保憲が帝都東京破壊のために、大手町大蔵省内首塚の場面から始まるが、召喚しようとしたのは平将門の怨霊だった。

首塚に関しては様々な逸話があり、関東大震災後に大蔵省の仮庁舎を建てようとした際に関係者の不審死が相次いだこと、第二次世界大戦後にGHQが区画整理のために首塚を撤去しようとしたところ、不審な事故が重なったために中止したなどは有名な話だ。

首塚には多くのカエルの置物が供えられていて「無事帰る」ようにとのおまじないとされる。

将門の評価は、朝敵→武神→逆賊→英雄と変遷していて、神田明神の祭神を外されたこともある。

本人は額を矢で撃ち抜かれてあっけなく討ち死にしてしまったのだけど、関東で一時期は新皇を名乗るくらいの勢力を誇った彼はいったいどんな人物だったんだろうね。

つづく。





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2019/10/28 18:34
>天原みなかさん
こんばんは^^
藤原秀郷がご先祖様ですか^^藤原北家魚名流だと権力中枢で名門中の名門ですね^^
将門の拠点のあたりは、大河ドラマの「風と雲と虹と」でも描かれている通りに、湿地帯で粘土質という雨が降ったらぬかるみになるところで、先人が努力して実りがある土地となったみたいですね。
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2019/10/28 18:30
>ユリエさん
こんばんは^^
平将門の研究のために福島に住んでいるくらいなので、定説も別説もあわせて書いていきますね。
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2019/10/27 17:45
わたしの実家のあたりが将門の拠点だったのです。だから、小さい頃から将門の名前はよく聞いてました。“将門祭り”なんていうお祭りがあったし。

将門を討った藤原秀郷はうちの実家のご先祖様だそうです
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2019/10/26 14:10
面白そうですね。
続きをまっています。




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