Nicotto Town


まったり時間。


【お話】お茶をどうぞ、お嬢さま。

お茶をどうぞ、お嬢さま。失礼ながら、ティーポットに保温の魔法を使っております。

もらったステキコーデ♪:9

身支度、よし。


モノクルに曇り、なし。

急に飛び出して邪魔をする、妖精のいたずら対策用の呪文、よし。

ティーポットとカップに、保温の魔法。よし、すべて完ぺき!

さあ、庭園にいるお嬢さまに、

美味しいお茶を差し上げましょう。

わたしですか?

執事です。最近は、女性でもなれるんですよ。

たまにちょっとばかり、魔法を使っていたりしますが、

ごく普通の、執事です。


***


最近は、女性の執事もありだそうです。

執事学校、体育会系のノリらしいんですが、しっかり女性もいる、とのこと。

昔は、すべてが手作業で、仕事をしなければならなかったので、

ひとつの館を運営するのにも、たくさんの人が必要でした。

朝ごはんの席のバター一つにも、動物の世話をする人、乳しぼりをする人、バターを作る人、それらを厨房に運ぶ人、器に盛り付ける人、食事の席にお出しして、給仕をする人、と、

何人もの人が働いていたのです。

洗濯や、家の手入れも同様で、そうなってくると、人をまとめる立場の人が必要になりました。

マナーハウスでは、男性の召使のまとめ役が執事頭、女性の召使のまとめ役がメイド頭、みたいな分類で、だいたいそれが基本になっていました。

小さなマナーハウスでは、兼任が多くなり、

大きなマナーハウスやお城では、そのほかの部署や担当(兵士などの軍事関係とか)もある、という感じです。

今は道具が発達して、そこまで人を雇わなくても良くなり、

執事の意味も、秘書的なものに変わってきているので、

女性の執事も登場してきたらしいです。

個人秘書みたいに一人でお世話をしていたり、二人か三人いるその家で働いている人を監督している感じ? になるみたいです。







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