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いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第42回「東京流れ者」
NHK 日曜夜8時~
▼代々木選手村
今回は、田畑たちが朝霞に決まりかけた選手村を、何とか代々木にしようと奮闘し実現、
しかしそれにはアメリカに60億払わなければならないという問題が出てきた話、
自民党の川島が初のオリンピック担当大臣に就任した話、
他にも東洋の魔女や聖火リレー踏査隊員たちの顛末が描かれました。
まずは選手村問題。
田畑は平沢を味方につけ、彼にアメリカ大使を説得してもらい、代々木を明け渡して
もらう約束をとりつけるのですが、なんとその費用60億…。
当時で60億ということは今はどのくらいか、ざっくり考えると、大体300億くらいですかねー。
確かにこれはポンと右から左というわけには参りません。
しかも朝霞ならタダ、5~6年経過すれば代々木もタダという話だったので、
政府としては出したくないわけです。
まぁ元々日本の土地ですし、代々木では米兵とその家族が暮らしていたため、
その立ち退き費用がかさんでこの金額になったわけですね。
戦前に田畑が高橋是清に直談判して、500万だかポンと出してもらった時とは、訳が違います。
それでも田畑はあきらめなかった。
競技場やプールなど、後に残るものなら政府も金を出すという岩田の言葉を受け、
代々木に残せるものとして、政府を説得できる材料を考えます。
そして思いついたのが放送局。
NHKを代々木に建設し、鮮明な映像を全国に発信、競技場に来れない国民に
この当時まだ高価だったカラーテレビを普及させることで、経済効果を生み出すことを提案。
しかもそれを時の総理・池田勇人に直談判し、60億を引き出すことに成功したのです。
田畑の直談判は、聞いていてつい笑ってしまうんですね。
何としても選手主体のオリンピックを成功させたいという熱い思いと、
この直談判のテクニックにかけては、田畑の右に出る者はいませんね。

▼オリンピック担当大臣
これが何とも気に入らないのは、朝霞を強力に推していた自民党の川島正次郎。
総理が決めてしまったことはさすがに覆せません。
しかし川島もこれで引っ込むような男じゃなかった。
なんと自ら初のオリンピック担当大臣に就任、組織委員会にいろいろ圧力をかけてきます。
陽気な寝業師の異名をとる川島は、何故か最初のターゲットを会長の津島にロックオン。
邪魔なのは田畑のはずなのにねぇ。
川島が津島を会長の座から引きずり下ろそうとしていることを知った田畑は、
こちらも何故か、津島を守ると東龍太郎に宣言。
これまで津島は特に田畑に協力するわけでもないし、仲がいいわけでもないし、
最初に池田総理のところへ直談判に行った時も、ただ隣に座ってただけ。
それなのに何故田畑は津島を守ろうと決めたのでしょうか。
よほど川島が嫌いなのかなw
ちなみにこの時川島は70代、津島より2歳年下なだけですw
45歳の浅野が演じているのは、田畑とのバランスを取るためでしょうか。

▼ショートエピソード
再び大松監督とウマこと川西昌枝が登場、大松が川西にバレーボールを続けさせるため、
両親の前で頼み込んでいた時に、娘を「こいつ」と言うのが失礼だからと「ウマ」に
言い換えてましたが、そっちのがよほど失礼だと思いますw
てか徳井、結構出ずっぱりなんですねw 確かにこれはつらい。
シルクロード踏査隊も、帰ってきた時に、田畑に汚いとか言われて可哀想にw
相変わらず思ったことがすぐ口に出ちゃいますね。
そして何故サソリの干物を持って帰ったw
最後、田畑が五りんのオリムピック噺をテレビで見かけて、
この若いのを広告塔に使おうと言い出し、岩田が五りんに会いに行きました。
五りんは多分オリジナルキャラクター、つまり創作であり、実際にこんな人いなかったと思うので、
それが本筋に絡んでくるとなると、どういう絡み方をするのか、これは気になりますねぇ。

▼ヘルプ!
これは間違いなく、音楽史を大きく動かしたとされる世界的ロックグループ・ビートルズの
有名なナンバーの1つですね。
東京オリンピックを前に、また一波乱ありそうな予感のするサブタイですな。




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