ABC「Q.E.D.」感想
- カテゴリ:日記
- 2009/10/10 03:10:26
これもかなり今更感があるんですけど、
Acid Black Cherryの3rdアルバムの感想です。
もうね、速攻レビューとかは俺には無理ですね。
聴いて気に入って聴き込んで少し飽きて、また聴きたくなって聴いた
ぐらいの状態でいつも書いてますので
興味あったけどスルーしてた人は購入の参考に、
自分でも聴いてて少し飽きてきた人は角度の違う見方として、
サラリと読んでいただければ嬉しいなと思います。
言うまでもなくJanne De ArcのヴォーカルYasuのソロなんですが、
まず今回のアルバムに限らず、非常にジャンヌ感が強いですよね。
コレはかなり意外でした。
ジャンヌというバンドは歌謡曲な歌メロを中心に
メタルなギター+フュージョンジャズなキーボードが自己主張しまくり、
しかも各パートの技術が高いというゴチャ混ぜ的な魅力があるのですが、
ソロにおいてバンドの特徴をそのまま感じられるのはYasuだけな気がします。
ABCもメンバーは実力派揃いで超豪華ですから
「表現したいこと」への再現度が高いのも要因かもしれません。
今回のアルバムは未解決の殺人事件の架空のストーリーをコンセプトに据え、
謎解き的な要素を絡めつつ「人が人を裁く」ことの意味を問いかけます。
公式HPやブックレットでそのあらすじやヒントを提示し、
その流れに沿った楽曲を収録した作品となっています。
コンセプトアルバムとしてはジャンヌの「Another Story」に続いての試みです。
今回もストーリーや歌詞の日本語がややアレなのはご愛嬌。
主人公の視点+物語の概況で進行するAnother Storyと違うのは、
未解決事件を様々な立場から体験するような構成となっている点です。
犯人とされ裁かれた男、殺人鬼、名誉の為に偽りの正義を執行する刑事、
真相の鍵となる「マリア」への密やかな思い、
雰囲気の違う色々な曲をうまくシチュエーションに当てはめています。
物語には既に単独で成立しているシングルの「眠り姫」「優しい嘘」も含まれますが、
これを上手く取り入れたと見るかどうかは難しいです。
俺としては強引にシングル曲用エピソードを捻じ込んだような印象で、
この部分に関してはストーリーにこじつけっぽさを感ずにいられません。
ただ、アルバムの構成としてはまったく違和感なく聴けますので、
どちらを主導で楽しむかで感じ方は違ってくるでしょう。
と、ざっと書いたような理由でポップスロックを中心に楽曲は多様性に富み、
しかもそれぞれに曲のクオリティが高く聴き応え充分な作品となっています。
謎を読み解く楽しみをあえて提示するような形も、
普段コンセプトに興味を持たない人を引き込む為の戦略かもしれません。
技術★★★★★
個性★☆☆☆☆
歌詞★★★☆☆
旋律★★★★★
印象:ベタながら飽きさせない構成と演出
まぁ好きなら聴いておくべきでしょう。
展開とか構成が凝ってて今までの中では一番聴き応えありますよ!
にゃんさん
はじめまして!
せっかく買った音源もじっくり聴く時間がとれないことありますよね
ほんと大人は大変ですw
年上でしたか・・・上には上ですねぇ
BLACK LISTなかなか良かったから聞いてみようと思います
うん・・・確かにyasuのソロはジャンヌ感強いですよね
「Q.DE.」の感想とても参考になりました。
実は音源は先週買っていたのですが、なかなか聞けずにいたので><
ジャンヌの頃のAnother Storyはお気に入りの1つなので買損しなくて良かったです。
これからも、いろいろ教えてくださいね^^
ちなみに、私の方が年上でした><