将門って本当はどんな人だったの? その22
- カテゴリ:勉強
- 2020/01/08 19:31:49
はかなきを誰か惜しまん朝顔の盛りを見せし花もひと時 熙子(明智光秀の妻)辞世
「QED 将門御霊」高田崇史著によると。
朝顔の花は一瞬だけ美しく咲いて色褪せてしまったけれど、それを誰が惜しもうかいや惜しむまい。
あるいは、
朝顔の花に自分を仮託して、自分の人生も一瞬の盛りを見せたけれど、終わってしまう、でもそれも仕方ないのだろう。
と一般的に解釈されている。
”朝顔というのは、今言ったように紛れもなく桔梗のことなんだ。とすれば、まさにこの歌は一瞬にして光秀の、いや明智の家を詠んだ歌に変貌するわけだ。”
はかなきを誰か惜しまん「明智家」の盛りを見せし花もひと時
”「しかし、これは俺の勝手な意見だからね。保証はできないよ」
崇は笑ったけれどー”
桔梗紋は幕末の異端児坂本龍馬がつけて少しは印象はよくなったが、おそらくは彼が明治の世で活躍する前に暗殺されたことで忘れ去られた。実際、坂本龍馬の名前を知るものはほとんどいなかったくらいだったのだ。
実は桔梗が裏切りの紋となったのは、明智光秀が山崎の戦いで秀吉に敗れたからだ。織田信長が本能寺で討ち取られたのは油断していた信長が圧倒的に悪い。戦国の世では寝首をかかれることはいくらでもあった。だから、光秀が秀吉を返り討ちにできれば桔梗は天下一の花となっていた。
将門の呪いと言われることもあるが、そんなわけはない。桔梗の花が咲かないのは呪いのせいではなく、ちゃんとした理由があるのだ。
つづく。
こんばんは^^
歴史は大昔からいろんなことの積み重ねなのでいろいろなものと繋がっています。
ブラタモリの岡山編で磯田道史先生が出演されて、鬼ノ城や吉備津神社が出てきて桃太郎の話までしたのに、温羅(ウラ)伝説が一言も出てこないとか、鬼ノ城は記紀には記載されていないとか、そういうことをわざと隠すことを不思議に思う感覚があるともっと歴史が面白くなります。
この文化がのちのち繋がっているって話が歴史の醍醐味ですもんね。
いつも興味深い日記を楽しませて頂いてます。
平将門は、名前くらいしかわかってなかったので、勉強になります^^
ここで、まさか明智光秀が出ましたか!
奥様も辞世の句が残されているのですね。
桔梗が裏切りの紋になってしまっていたなんて…
今年は大河ドラマで、そんな光秀のイメージを払拭できるかどうか楽しみです(^^♪