人生でもっとも恐怖を感じた瞬間
- カテゴリ:人生
- 2020/07/03 16:17:47
むかしむかし、私がまだ小学生の頃。知恵も足りなく力もなくて、祖父に山へ連れていかれて放置されたりしていたときのお話。
当時、新聞やテレビのニュースでも取り上げられた都市伝説の口裂け女の噂が全盛期だった。マスクをした女性が近づいてきて「わたし、きれい?」って聞いてくる。「きれいです」って答えると、マスクを外し、耳の辺りまで裂けた口で「これでもきれい?」と聞いてくる。走って逃げても車で逃げてもすぐに追いつかれて、自転車だと逃げ切れるとか、捕まったら命がないとか、いろんな噂があって、学校では集団下校まで行なわれていた。
コロナ禍の今は、マスクをした人ばかりなので、当時だったら街を歩くだけで恐怖で、引きこもりになりそうなレベルで、みんなが怖がっていた。
そんなある日。学校の給食の準備中、どこか近くで救急車のサイレンが鳴っているときに、同級生のひとりが真っ青な顔で飛び込んできて、
「鉄棒のところで一年生の女の子が口裂け女に刺された」
叫びながら飛び込んできた。教室は一瞬でパニックになって女の子は泣き出したり倒れたり、配膳中だったトレイも落して床にこぼれて、一緒にいた先生も真っ青になって廊下へと飛び出し。
私が背筋が凍ったのは後にも先にもこの時だけだ。祖父に一晩山に放置されても、ヨーロッパを放浪しているときにユーゴスラビア解体の内戦前夜だったときも、夜の街で喧嘩に巻き込まれたときも、震え上がることはなかったのに、このときは洩らさなかったのが不思議なくらいにかたまっていた。
もちろん、同級生のいたずらだったのだが、あまりにもどんぴしゃりのタイミングでひどいことになってしまった。その日は授業打ち切りで家族に迎えに来てもらって全員が下校。のちのち、いたずらした同級生は親も呼びだされて説教されたらしい。
同級生は新設高校へ進学し、大学へ行ったと聞いたのだが、頭がいいのか、悪いのかよくわからない。ただ、意識の外からやってくるものは対応できないってことなんだよね。
こんにちは^^コメントありがとうございます。
うちの犬も雷が鳴ったり花火が鳴ったりすると固まって黙って動かなくなります。声を出したほうが助けてもらえると思うのですが、ホントに声もたてずに固まっています。死んだふりさくせんなのかなあ。
大阪周辺だとタバコを売っているとか回数券を売っているおばあさんがいると聞いたことはあるのですが遭遇したことはないです。
不幸の手紙の最初は、当時の郵政省か!?とも思いましたがwww
集団心理を研究している学者の論文を過去に読んだ事があるのですが、戦争や災害の時など情報が限られた状態では恐怖が増し、その恐怖から逃れようと聞いた内容を頭が正確に理解できず、違った内容を伝える(伝言ゲーム?)的に、デマが流れると 大学生を使って実験した結果が記載されていました(^_^)b まあ、全てがそうではないかもしれませんが
動物は限られた情報(過去の経験なども含む)の状態でパニックに陥ると動けなくなるのかもしれませんね。 ちなみに昔飼ってたハムスターの飼育カゴの中に、1匹の蛾が進入した事がありました。
ハム介(仮名)は、それを見て驚き気配を消すべく かたまっていました。 いつまで固まっているのかと観察していましたが、蛾が再び飛び去るまで 45分間 かたまっていましたwww
防衛本能なのでしょうか? =^_^=
下手に動いて見つかって食われるより、じっとしてやり過ごすか逃げて助かった者の遺伝子の方が残りやすい事は事実かもしれませんので、かたまる方が生存率高そうですよね。
自分もその状態ならたぶんかたまったと思います。 しかも救急車のサイレンと同時に火曜サスペンス劇場の効果音が流れたら最高に!! デーデーデーーーーーン!!!! デーデーデーーーーン!!?
(爆)
こんばんは^^コメントありがとうございます。
明日から本放送開始ですね。
楽しみですね^^
待ち遠しいです(*ノωノ)
おはようございます^^コメントありがとうございます。
当時の状況は現在の状況によく似ています。
現在のコロナウイルスに対する恐怖が当時の口裂け女への恐怖で、恐怖が染みついてしまうとデマだとしても体が動かなくなるんです。
マスクもなくトイレットペーパーもないときに、ホームセンターで行列を作っているときに、マスクが入荷しましたって叫ぶと同じようにパニックになると思います。
あとから考証するとデマだよねって言えますが、不意打ちはほんとに恐ろしいです。
デマは恐ろしいと思いました。
おはようございます^^コメントありがとうございます。
口裂け女の都市伝説は当時全国に広がっていて、小学生にとって会ったことはないけれど絶対にいるものだったんです。よくよく考えれば田舎の小学校に出る確率は低いし、都会の学校でも襲われたってニュースはなかったのですが、それでもテレビのニュースで流れる(口裂け女の噂について。嘘ともホントとも言わない報道)というのは今のSNSよりも破壊力があったと思います。
同級生は突然叫んでみたくなったのかもしれませんね。こっぴどく叱られるよりおもしろいこと思いついたのほうが強かったのかも。
よく考えるとありえないことなのにみんな本気で信じたのですね。それが怖いことです。
こんばんは^^コメントありがとうございます。
こっくりさんはクラスで流行っていて放課後に集まってやっていたのを見ていた記憶があります。
儀式そのものよりもやっているクラスメイトが真剣すぎて、そちらのほうが怖かったです。
SNSの時代になって、ちょっと本当ぽくしたことが真実として(ライオンが逃げ出したなど)伝わるのは怖いですね。
こんばんは^^コメントありがとうございます。
いたずらした本人はホントにこっぴどく叱られたらしいのですが、ふざける性格は中学まであんまり変わりませんでした。
SNSでデマを流して大騒ぎになるのを楽しむ愉快犯になってなければよいのですけど。子どもの頃って自分がふざけたことがどういう結果になると想像できないこともあるのでしょうね。
現在の都市伝説は情報バラエティーとか特番とかで流れるだけですが、口裂け女は新聞にも載ったし、NHKのニュースでも放送されたくらいだったので、ホンモノがうろうろしていると思ってましたよ。
こんばんは^^コメントありがとうございます。
集団下校だけじゃなくて、ホームルームでも先生から注意するように言われてました。
教室はホントにパニックになって、隣のクラスからも先生がやってきて大騒ぎになりました。
本人は中学まで一緒でしたが、あんまり変わらなかったですね。
大人になって思い出すのかなあ。
こんばんは^^コメントありがとうございます。
未知のものを怖がるのは、犬や猫もそうなので本能だと思います。
UFOはキャトルミューティレーションが話題になった頃に怖かったですね。実験材料になるのかってことをいろいろ考えてました。
私は予想外が起るってことが少なくて、口裂け女のときばかりはホントに予想外でした。
こんばんは^^コメントありがとうございます。
本家は古い家で、江戸時代以前から続くところなので、いろんなしきたりがあるんです。
山の中も内戦前夜も喧嘩に巻き込まれたときも怖かったのですが、思考停止でどうしたらいいかってことにはならなかったんです。情報が頭の中でうまく処理できればいいのですが、口裂け女のときは予想もしていないところから殴られたような感じで、動けなかったです。
今でも、そういった都市伝説あるのでしょうか。。
小学校の頃、こっくりさんが流行っていて…結構怖かったのを思い出しました^^;
何時も訪問して下さりありがとございます。
今も昔も、人が抱く見えない物、正体の分からない物に対する恐怖と、
それを吹聴して周りの反応を見てみてみたいという出来心のような
好奇心を実行してしまう行動心理は変わらず、なのでしょうね。
ただ、kiriさんのご体験ではそれをやったのが子供だったというのが
まだ救いのような気がします。
今はSNS等ででそういう事をして罰せられずに一人騒ぎをを見て
楽しんでいるのがいい年した大人、と言うことが結構ありますよね。。。
しかし…口裂き女がそこまでの社会現象だったことに今すごく驚いています!
そんな噂話があったんだなぁ~、と思って見ていました。
まさか集団下校するほどの社会現象になっていたとは知りませんでした><
山に放置されても震え上がることのなかったKiriさんでさえ怖かったのだから、同級生たちはみんなパニックになったでしょうね。
ネットのない時代でも、人のうわさ話はどこからともなく広がって大きくなっていったのを思い出しました。それにしても、いたずらをした同級生は今頃、口裂け女のことを苦い経験として思い出したりするのでしょうかね・・^^;
外に放り出されることがありましたが、やっぱり暗闇は恐かったな~。
一人留守番してる時も恐いことが多かったです。
こちらが何にもできない恐ろしい「何か」に怯える習性が人にはあるのかね(*´ω`)?
子どもの頃、学校のトイレにも怪談話があって、怖かった事を思い出しました。
kiriさんは、山に一人で取り残されても、内戦前夜でも、喧嘩に巻き込まれそうになっても怖くなかったんですか?
私なら全部ダメですねぇ。腰を抜かして動けないんじゃないかと思います。
お爺さんは何故孫を一人だけ山の中に置いて行ってしまったんでしょう?
そっちの方が気になります。