わたしはどうやったら幸福になれるのか? その2
- カテゴリ:仕事
- 2020/08/05 16:46:39
1990年1月の株の暴落から始まったと言われる日本のバブル崩壊は、3月の大蔵省銀行局長通達「土地関連融資の抑制」(いわゆる総量規制)、日本銀行総裁による金融引き締め政策もあり、日本の経済は転がるように悪化していく。
北海道拓殖銀行、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行、山一証券、三洋証券など大手金融機関は経済の悪化のあおりを受けて倒産する。山一証券の証券マンたちは、投資のプロにもかかわらず山一証券株にほとんどの財産を注ぎこみ紙くずにしてしまうといった混乱も見られた。
大手金融機関の倒産を受けて、銀行は融資に慎重になって貸し剥がしや貸し渋りなどが多く起り、怨嗟の声があがったのもこの時代で、「半沢直樹」や「花咲舞」で理想とされた企業の経営を助ける銀行は完全に姿を消した。
失われた20年、失われた30年と言われて、歴代政権は景気浮揚を目指してきたがアベノミクスを謳って長期政権を築いたいまの安倍政権でも景気は戻っていない。
バブル全盛期に会社の経費を使って仕事をすることになれている年配のサラリーマンはバブル時代を懐かしむが、日米の比較調査で明らかになったようにバブル時代でもサラリーマンは幸せにはなれなかった。ただ、会社のお金が使えただけなのだが、楽しかったという思い出が一人歩きしている。仕事ではなく、みんなで飲み会をした記憶だ。
バブル崩壊後は会社の経費はどんどん使えなくなり、どんどん引き締めが厳しくなっていく。全員がメダルを目指すアスリートのような扱いで、結果を出したらそれ以上の結果が求められる世界で、落ちこぼれるとリカバリーの方法はなかったのだ。
今のサラリーマンにアンケートを採ったとして、会社がみんな好きだろうか、仕事が好きだろうか?
つづく。
こんにちは^^コメントありがとうございますm(__)m
「幸福」の定義はホントに難しいです。
明日の不安がない状態は不幸ではないでしょうけど、それだけで幸福かどうかは個人次第ですからね。
日記を勧めていく過程で見つかったらいいと思っています。
kiriさんは、どういう状態になったら「幸福」だと思うのですか?