Nicotto Town



わたしはどうやったら幸福になれるのか? その8

Happiness is like a butterfly, the more you chase it, the more it will evade you, but if you notice the other things around you, it will gently come and sit on your shoulder. Henry David Thoreau

幸福はまるで蝶のようだ。 追えば追うほど遠くに去るが、他のことに注意を向けると、いつの間にか優しく肩の上にとまっている。 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人間はずっと幸福を求めて生きているけれども、ソローの言葉のように追えば追うほど逃げていくのはどういうことなのだろう。

橘玲は「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」の中で、

”ぼくたちは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。”と書いている。

「父が娘に語る経済の話」ヤニス・バルファキス著の中で。

著者の友人であり天才科学者のコスタスがとんでもないコンピューターHALPEVAM(Heuristic Algorithmic Pleasure & Experiential VAlue Maximiser)
を作りあげたという仮定の話として

”HALPEVAMは君の脳波を読み取り、君が何を好きか、嫌いか、何に悲しむかを100%正確に理解する。そして、君の基準で最高だと思う人生を仮想現実にしてくれる。その中に生きる君には、それが仮想現実であることはわからない。君は欲望も野心も感情も行いも変える必要はない。仮想現実が君の欲望に合わせてくれる。”

世界を作り出し、特別なペンで壁に丸か四角を書くと仮想現実の世界へ行くことができる。ただし、一度行ってしまうとこちら側へ戻ることはできない。君は行くことを選ぶだろうかと続く。

仮想現実はタイムリミットがなく、自分が理想のままでいられる引きこもりだ。欲しいものは手に入り、好きなことばかりして、ストレスもない。ホントに理想かもしれないけれども、成長は1ミリもない。仮想現実の中の世界で起ることは夢物語でしかない。夢のなかで生きるのが幸せでいられるのは、無知であるからだと著者は言う。

現実の経済政策は、HALPEVAMの理想世界と同じで、人間の欲しがるものを用意して、ゴールの設定をもう少しで手が届くところに設定しているだけだと。

「支配者だけが国を支配する権利を持っていると、庶民に固く信じさせればいい」という理論で、為政者たちは民に対して権力を保持してきた。昔も今も、ホントに今現在もいろんな方法で脅したりすかしたりしながらやっている。

その壁を乗り越えないと、私たちは無知のままだ。無知だと与えられたものだけで幸福を感じるけれども、知識を求めたとたんにエデンを追放されて荒野に立たなければならない。

与えられるままの引きこもりがいいか、荒野で成長する自分がいいかは、その人がデザインする幸福のかたちなんだよね。

アバター
2020/10/19 16:20
>和愛(ともあ)さん
こんにちは^^コメントありがとうございますm(__)m
ずいぶん、お返事遅れましたm(__)m
出版社でかなり長く働いていて、雑誌を作ったり、本を作ったりしていました。
出版社で好きな本を作るためには売れる本をたくさん作らないとできないから、今はフリーで地方の民俗学の研究をしてますよー
アバター
2020/10/13 15:19
本を出版されているのですか?(*^▽^*)
私も、本を出版したくて公募で頑張ってます(*^^)v
また、機会があったら色々、教えてくださいね♪
アバター
2020/10/13 10:30
>れんげさん
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
幸福って本当に難しい問題で、人類が地球上に現れたときくらいからずっと解決できていないものですね。
宗教も科学も、幸福になるために考え出された気がします。

うちの猫は外の世界は窓から見るくらいで出たことがないのですが、もし外へ出ていろんなことを知ってしまうと家の中だけの生活には戻れないと思います。病気になったり怪我をしたり迷子になったりする危険があっても、外へ出るのは魅力的なのでしょうけれど、今のところは知らないままです。

夢っていろいろ考えて、道を探ったり、勉強したり、人に話したり、ひとりで悩んで悶々としたりってことがあるから楽しいんだと思っています。
私もいくつか夢があるのですが、叶えるための道を探っていろいろやっています。トリノ移住はひとつの夢ですが、妻もイタリア語ができないとできないのでかなりハードルが高いかも。

いろんな意見があって当たり前なので、論点なんて気にすることはないですよ^^
ありがとうございますm(__)m
アバター
2020/10/12 18:45
何も気づかなければ、、引きこもりで一生を終えるのも有りだと思うし…
生まれた場所がすでに荒野だったら、何とかそこで生きる術を身に付けるしかない。。
幸せかどうかを考える余裕さえないかもしれない。
『幸せは成るものではなく、感じるものだ』とも言われてますね。
それでいくと、日々ささやかな幸せをいくつも積み重ねていくことが近道の気もします。

今、幸せかと尋ねられたら・・・即答はできません。
実現したい夢があるのですが、、年齢的にも、現状的にも道筋が見えないのです。
”夢を持った時が動き出すとき”とか、”夢を叶えるのに年齢は関係ない”とか、
指南書にありがちな言葉ですよね。
でも、現実は厳しい。。
どう自分を納得させて、どのあたりで良しとするのか・・・
幸せは、自分が置かれている場所で、見つけるものでもあるのかもしれませんね。

論点がずれていたらすみません(*- -)(*_ _)ペコリ




Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.