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PTA結成の日


●PTA結成の日
 1952年(昭和27年)10月14日、PTAの全国組織、「日本父母と先生の会全国協議会」(現在の日本PTA全国協議会)が結成されたことに由来しています。
 PTAは、アメリカで生まれた組織で、カナダ、イギリス、イギリス連邦諸国、日本にある組織です。
 PTAは、Parent―Teacher  Associationの略です。
 第二次世界大戦後、当時の文部省(現在の文部科学省)が、父母と先生の会」と訳しました。
 このほかに「親と教師の会」「保護者と教職員の会」などとも訳され、あるいは「育友会(いくゆうかい)」とも呼ばれています。
 PTAは、各学校単位に組織され自主的に運営される教育団体です。目的は、教師と両親が協力して子どもたちの健全な育成を図ることです。

 アメリカと日本のPTAの最も大きな違いは、アメリカのPTAが必要とされて自発的に作り上げられたものであるのに対し、日本のPTAは第二次世界大戦後に、連合国軍最高司令官総司令部の提案で半強制的に導入された点があげられます。
 そのため、日本ではPTA活動を自由意志ではなく、義務や強制で奉仕活動をさせられているという意識が強くあります。
 PTA役員が立候補で決まることは珍しく、専業主婦、姑と同居、一人っ子といった条件面だけを見て指名されてしまうこともあるのが現実です。
 また、本来、PTAは、任意で参加する団体であるはずなのですが、日本の場合は、入会申込書もなくいきなり会費を徴収するケース、会費を一律ではなく寄付金のように口単位で徴収するケースもあります。
 また、親の中にも、何としてでもPTAを避けてボランティア活動を全くやらない親と、あまりにも熱心すぎて周りまで巻き込んでしまう親との、熱意の温度差が非常に大きいのも日本の特徴です。
  近年の傾向としては、共働きやシングルマザーが増えPTA活動ができる母親が減っている一方、父親の参加が増えている傾向がありますが、絶対的な数が減少 していることもあり、活動できる者が減っている上に、学校と対等ではなく教職員の下請け的な活動に終始して決定権を持たないPTAの現状があります。
 そうかと思えば、逆に、学校管理への過剰な干渉や理不尽な要求をしたりと本来の役割から逸脱し、学校に対する圧力団体とでも形容できそうな組織のPTAもみられ、そのようなPTA担当を分掌する教員に非常に大きな負担がかかっているようです。




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