Nicotto Town



お店が元旦休みへ回帰

昔々、ショッピングモールもない時代は、

個人商店最盛期で三賀日はおろか、
5日~7日くらいまで休みの店がほとんど
初売り福袋で2日か3日に百貨店だけ回転するもんだから
超激混みで、今思えばそこが百貨店のピークだった。
百貨店の屋上は、子供用に簡易遊園地だったりと
田舎育ちの私は、そんな時代のさわりに生まれた。

レストランもどんどんチェーン店が増え
当初は深夜料金や夜間料金の設定もあったが、
サービス競争からいつ何時食べようが一律の料金へ
コンビニも7-11とちょっと早くからちょっと遅くまで、
それでも十分便利なはずが、これもサービス競争から24時間営業へ

確かに不自由のない便利な社会になったが、
そこで働く人の犠牲の上の便利な社会だった
今の世の中、ラーメン屋でもなければ個人で店なんか始められない
コンビニなんて愚の骨頂で、オーナー自ら金と自分の時間を差し出し
滅私奉公しないと多くは経営すらままならないが、
農家同様感謝もされない低所得で、
実質人以下のロボットだろう

SNS等でよく炎上だとか、心無い書き込みを無責任にできるのは、
そういった環境下で生まれ育ったからに他ならない。
かつて、アジアの若者から羨望のまなざしで見られた憧れの日本は、
現代では、その欠片や残骸が多少あるだけ
私の子供もずいぶんとその嫌な日本に染まっている。

元旦は、お休みのお店も多く、
昨今のコロナ禍に関係のない
ファミレスの時短やコンビニの営業時間短縮を街中ドライブで感じた。
サービス競争の名のもと不毛な滅私奉公から
心豊な人への回帰の具現化再現化の潮流の変化を感じた。
店が閉まっていて文句を言う人は、以前より少ないだろう。
自分中心で便利不便を感じること自体が心の寂しい証左である。

地球の温暖化は問題だが
人の心の温暖化は、自殺も減る楽しい毎日が増えるはずで問題じゃない。
この回帰は、人の温暖化につながると僅かな期待を正月に感じた。





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