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月下の幻視者―その8


ニコガチャやら新アイテムに気を取られてすっかり
忘れていたこのシリーズを久々に書きます(笑)

何の事だかわからない人のために…

このシリーズは10月3日の中秋の名月から10月30日の
後の月まで、月に憑かれたルナティック・朱雀が
とことん月に拘った話を書き倒すという呆れた企画です。(笑)


ただひたすら月に恋焦がれている朱雀ですが、さて何時の
頃からこんなに月が好きだったんだろうと考えてみました。

すると一つの歌が浮んできます。
それは童謡の『月の沙漠』。

多分4、5才位だったと思います。歌と一緒に満月の下の
砂漠にラクダに乗った白い服の王子様とお姫様がいる絵を
見てもの凄く心引かれたのを覚えています。

アラビア風の民族衣装や駱駝に砂漠と初めて見る物ばかりで
強烈なインパクトがあったんですよね~。
そして空には丸くて大きい月。

月は勿論、知っていましたが、砂漠の上で輝く月はいつも
自分が見ている月とはとても同じとは思えず、砂漠の上には
また別の月があるのだと、子供の頃の朱雀は随分長い間
信じていました。(笑)

そしていつかその砂漠の月を見たいなぁと思ったのが、多分
月に惹かれた一番最初だったと思います。

その『月の沙漠』ですが、歌に出てくる沙漠は外国ではなく
実は千葉県の御宿の砂丘のことなんですよね。
後で知って結構ショックでした。(笑)

でも、大正時代に書かれたこの詩はどこか切なく、本当の
砂漠の暑苦しさや猛々しさは感じられず、あくまでも
幻想的に冴えた空気の中で、凛と輝く月やサラサラの砂が
静かに広がっているような気配がしてやっぱり好きです。

それから今は「砂漠」と書かれていますが、この歌が発表
された時は「沙漠」の字が充てられていました。

この詩の中には金の鞍と銀の鞍、銀の甕と金の甕、王子様と
お姫様など対になるものが多く出てきます。
それに合わせて漢字も駱駝、沙漠、と共に偏を揃えてある
のだそうです。


ということで「月の沙漠」の足元にも及びませんが、
朱雀が書いた沙漠をイメージさせる詩をひとつ。(笑)

これは詩画にもなっていて、実は朱雀のHN「朱雀」はその昔
描いていた漫画の主人公の名前なんですが、この詩画には
その「朱雀」を描いていますので、もし良かったらそちらも
見てやって下さいね。

http://homepage3.nifty.com/complass/poem/hanrou.jpg


「樊籠」


寂寞の枢(とぼそ)で 

縮こまった躯(むくろ)を抱(いだ)く

哀れなるかな その姿は

卑しき傍生(ぼうしょう)なり


痩せた輪郭を坤輿(こんよ)にさらし

転げた鞄の口から渺然(びょうぜん)と宙が洩れ

惜陰の間もなく

やがて辺りを埋め尽くすのは

茫漠たる無窮

広漠たる静寂(しじま)

渺茫たる孤独


喪明の羊飼いは無明の闇をさ迷い

生死長夜の夢に溺るる

疇昔(ちゅうせき)に紛れた風袋から

無常の風は吹き止まず

雲霓(うんげい)の望みは泡影(ほうよう)と成れど

合浦(ごうほ)の玉には成れはせぬ

#日記広場:日記

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2009/10/17 16:39
ふゆかさん

ねぇ~、まさか日本の砂丘だとは思わないですよね。(笑)
でも、現在の日本じゃなくて、大正時代のモボモガで
想像してみたら、これもなかなか風情があってよさそうですけどね・・・
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2009/10/17 15:56
わたしも好きでした。「月の沙漠」。
…でも,千葉だったなんて。。ちょっとショックです(~_~メ)
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2009/10/17 09:35
光源氏蛍さん

う~ん光源氏蛍さんもエジプトを連想されたのですね?
朱雀の描いていた漫画は「なんちゃってファンタジー」で
どちらかと言うともう少し東洋的な感じだったんですね。

なのでこの詩やイラストでエジプトを連想して下るのは
ちょっと新鮮な驚きでした。(笑)
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2009/10/17 01:39
中学を卒業したところの4月(高校へ行くまでの、所謂中学生でも高校生でもない時期)に

京都国立美術館に「ツタンカーメン」の黄金のマスク、王の黄金のイス、サンダルなどを

自分の目で見る幸運に恵まれました、それはそれは、大感激で、非業の死を遂げた若き王と

その若き妻のかいがいしさが、感じられ棺の一番奥の黄金の人型棺の、その中に枯れた花が

置かれていたとのことで、最愛の夫を失った悲しみの王妃の姿が当時の私の目に浮かびました。

あの時会場で買った展覧会の説明小冊子(当時は、高かったけど、なけなしの小遣いはたいて買いました)

今でもこの小冊子を見ると、エジプトのロマンに心が飛んでいきます。


王家の谷にひっそりと

  古の悲しむうら若き王妃の

       悲しみの、枯れた花

   悠久のナイルの流れに

       娘の涙がホロホロと

         愛は永久に消えず

   黄金のイスの背もたれに
   
     麗しき二人の姿とどめて

   3000年の闇を越え

     生ける我らの涙誘い

   永遠の愛を感ずは我のみか!

      永久の愛、我が心に

              響きけり!   
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2009/10/16 20:03
けいちゃん

朱雀は「言葉フェチのへぼ絵描き」、才能なんて
これっぽちもないのよ~。
そしてもう一つ、さすらいのシャチホコハンターって
肩書きもあったわねぃ♪(笑)
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2009/10/16 20:00
chiーコッコさん

エジプト展いいですね~。
背中がざわざわって・・・
なにか連れて帰って来たんじゃないですか~?(笑)
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2009/10/16 16:26
朱雀さんて、凄い才能の持ち主ですね!!!

驚いてます!!!!
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2009/10/16 10:56
9月に エジプト展  に  行ってきたばかりで
その時  観た 展示物が  頭の中を  よぎりました
ミイラ も あったし   感動して 帰宅しましたよっ・・・
今  背中の後ろが ざわざわ  してるんですけど (~c~);




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