5月23日
- カテゴリ:ペット/動物
- 2021/05/23 08:36:36
今日もりんごちゃんに会えた。
今までずっと勘違いしていたのだが、りんごちゃんの腹部の腫瘍は、単なる肝腫瘍ではなく、肝臓と脾臓の血管肉腫らしいということだ。
21日の検査から、医師の説明をずっと頭の中で反すうし、整理していたら、診察室でかかりつけ医の見立てが書かれたファックスにもそう書いてあったのを思い出した。
かかりつけ医でエコーを撮った時、院長は腫瘍としか告げなかった。病理検査したわけではないから、適当な推測を言うわけにはいかなかったのだろう。
インターネットで血管肉腫について調べた。
その名の通り血管が腫瘍になる病気で、悪性であること。血管を通して全身に転移し、体のあらゆる所に発生する。
肝臓や脾臓の血管肉腫は、りんごちゃんくらい大きいと、長くて3か月から半年までしか生きられない。
愛犬を同じ病気で亡くしたブログをいくつか読んだ。手術してもしなくても、生存率はあまり変わらないようだ。
ネットの情報でも、外科手術で腫瘍を取り除いても予後は悪く、切除後の抗がん剤治療で延命できることもあるが、手術して数日後に死んでしまった例もある。
手術しなかった場合、腫瘍がどんどん大きくなって腹部を圧迫し、満足に食事が摂れず、排せつもしづらくなって、やがて腫瘍破裂からショック死するようだ。
りんごちゃんにどういう最期を迎えてほしいか、7日に宣告を受けた時からずっと考えていた。
腹部を触ってみると、7日からあったじりじりした嫌な痛みは今のところ小康状態で、あまり感じなくなっている。
メスを入れずに最期をと思っていたが、手術しなかった場合の記事を読んで迷いが出た。
もし自分が同じ病気だったらどうしたいか、考えた。
ずっと腹が痛いまま過ごすなんて苦しいし嫌だ。余命短く完治できなくても、悪さをしている部分を取れるなら取ってくださいと頼むだろう。
大学病院での医師の説明は、ネットで調べた血管肉腫の治療法通りのものだった。そういうマニュアルでもあるかのようだ。
CTの結果で手術可能とあれば、手術を勧めてくるだろう。その時どう選択すべきか、仕事中も考えていた。りんごちゃんの命が、私の選択で決まってしまう。その重さと恐怖に体が重くなった。
だが、そんな心理状態でも腹は減る。愛犬の病気ブログを読んでいると、ときたま、おいしそうな外食の様子を載せている記事に出合う。
今までは「愛犬がそんな状態なのによく食えるな」とさげすむ気持ちもあった。今となっては、むしろ飼い主の気持ちがよくわかる。こういう、どうにもやってられない時ほどおいしいものを食べたい気持ちが湧いてくるのだ。そうやって苦しいストレスを発散させようというのである。
実際、21日に検査を終えた帰り、寿司が食べたくなった。妹に言ったら、スーパーで安いやつだが握りを母の分も合わせて3人分買ってくれた。
寿司はうまかった。滅多に飲まないが、この日だけは缶のレモンサワーを飲んだ。酒に弱いのに、全然酔わなかった。代わりに、すごく眠くなって、ネットの友人たちと遊ぶ時間までうとうとしていた。
うさぎが好きなニコタのお友達は、順調にFF14を進めている。楽しんでいるようで何よりだ。
このお友達にはとても助けられている。
私がFF14で味わったつらいことや、嫌な思いをしてほしくないから、あれこれ口出ししてしまうが、嫌がらずに聞いてくれる優しいところにも。
エンディングを見て、チョコボが空を飛べるようになって、もっといろいろな所へ行けるようになったら、たくさん装備も作れるようになる。そうしたら、大好きなおしゃれの幅も広がるから、もっと楽しくなると思う。
そのために私も、できることをしたいと思っている。
そして、このブログを読んでコメントをくれるニコタのお友達にも、たくさん感謝している。とても参考になるし、支えられている。この場を借りて改めてお礼を。本当にありがとうございます。
遊んでいても、憂鬱は晴れない。完全に忘れていられるのは、眠っている時だけだ。
悔いがないわけではない。もっと早く気づいていられたらと思っている。医者の方も、数値が長く安定しなかったら、早く精密検査を勧めるべきだ、とも。
でもこれが現実だから受け入れて進むしかないのだ。
とにかく今はりんごちゃんのためにできることをして、楽しく暮らしてもらうために、手術可能ならそれを選択するつもりだ。
そういったことが、ずっと頭の中でぐるぐるループしている。一日が長い。長いのは良いことかもしれないけれど。
明日もりんごちゃんに会えますように。