ペットシーツロード
- カテゴリ:ペット/動物
- 2021/05/28 08:13:25
りんごちゃんが26日に検査入院から退院した日、歩行困難になっており、トイレを失敗した。
いつでも排せつできるように、母がトイレまでの道のりや犬用ベッドの周りにペットシーツを敷き詰めた。さながらレッドカーペットである。
家に帰ってきて感覚を取り戻したのか、27日からは自力で歩いて、トイレでできるようになった。
やはり、ケージに閉じ込められていた時間が長かったのと、全身麻酔で体力を奪われていたことが大きかった。
もし、肝臓の腫瘍を切り取る手術をしたら、耐えられずに逝ってしまう可能性が高い。
腹の中の巨大な塊を取ってやりたい。奇跡的に体力が回復したら手術を…と考え続けているが、やっぱり無理だろうと断念する。
調子は、ほんの少しずつ悪くなっている気がする。
携帯(いまだにガラケー)のカメラで撮ったりんごちゃんの写真を見比べると、今月初めに撮ったものと、現在では明らかに生気が違う。
仕事の休憩時間、人目につかない所で携帯を開き、弱々しい姿を見たら泣けてきた。仕事中もずっと悲しい気持ちが去らなかった。
りんごちゃんの息の仕方が、ふーっぷ、ふーっぷ、と絞り出すような時がある。ハムみたいな巨大な肝臓の腫瘍が内臓を圧迫して苦しいのだろうな…。
しょっちゅう口をくちゃくちゃし、うーううとうなり、少しでも楽な体勢を探して横になる。
うなり声をあげず、横になってぐっすり眠っている間は、私も気が休まる。
ずっとそばにいたいけど、不快そうにうなって寝返りをうつりんごちゃんを診るのがつらくなり、母が居間にいる時は自室に逃げてゲームに逃避する日々。
遊んでいても気が晴れないから、短時間でやめることが多いのだけど。
離れている時間をつくらないと、結構追い詰められてしまう。無力感ほど人をさいなむものはない。
元気なころを思い出して、あの時はああだったのに、あんなこともできたのにと思い返すのはしないようにしている。取り返しのつかない日々を悔やんで自分を傷つけても、現状は変わらないからだ。
今日は生きていてくれた。でも明日は?
もしその時が来たら、どうか2人シフトの日はやめてくださいと、神様に自分勝手な願い事をする。人手不足の職場はつらい。
明日もりんごちゃんに会えますように。