6月6日
- カテゴリ:ペット/動物
- 2021/06/06 08:28:23
昨夜もりんごちゃんのうなりがひどかった。日中は、ぐい呑み3杯分もご飯を食べたから、おなかの張りがいつもよりきつかったのかもしれない。
私が寝に来るまでは、横になってリラックスしていたのだが、私が隣に横になると、うう、ううとうなり出した。毎回、私が来るとうなるのはなんでだろう。
おなかを触ってみるが、ひどい痛みは感じられず、うんこが出たいんだろうなと思った。
昨日は食欲があって元気だったから、食べたいだけ食べさせた。排便も、このところ毎日あるし、体力は付いてきているようだ。
1時間くらいおなかや背中をなでて排便を促したが、しばらくなでられると、辛抱溜まらんとばかりに起き上がってトイレへ行く。だが、出るのはおしっこばかり。
寝るに寝られず、りんごちゃんのうなり声を聞きながら横になっている私。向こう側の母も、眠れずにりんごちゃんの様子を見る。
そのうち妹が深夜勤務から帰ってきた。妹は台所で夜食の準備をしながら、りんごちゃんのうんちが台所の床に落ちていたと言った。りんごちゃん、いつのまにしたんだろう。
大きさは、大人の親指くらいとのこと。軟らかさもふつう。出たのならよかった。
そのあともりんごちゃんはうなっていたが、私は力尽きて眠ってしまった。
朝7時半ごろ、吠え声で目が覚める。母は趣味の庭いじりで外に出ており、りんごちゃんがおしっこをしないよう、寝室のドアは閉じられていた。誰もいないので、呼んでいたのだ。
眠いのをこらえて起き上がり、薬と食事の準備をする。あまりに眠いと、愛想よくしゃべる気力が出ない。死んだ目でもくもくと準備をした。
りんごちゃんは、しっかり食べてくれた。
血管肉腫の疑いありと余命3カ月を告げられてから、1か月がたとうとしている。
どうも良性らしいと言われた5月31日から1週間。一日一日が長い。
検査ミス、医師の誤診の可能性など、いまだ不安や疑念はあるが、調子良さそうな姿を見ると、こりゃ3カ月で死にそうにないな、と安心してしまう。
子持ちししゃもみたいなおなかの腫瘍を取ったら、もう少し長くいっしょにいられるのだろうか。
病院から出された抗生剤と止血剤は2週間分なので、手術予定日はまだ先のようだ。
手術できたとしても、りんごちゃんは16歳。80歳以上の年寄りが、大手術に耐えられるか。一日延ばしにすれば、その分年を取る。早く連絡が来ないか、鳴らない携帯電話を見る日々。
私のガラケーの着信音は、モンハン部でダウンロードした「英雄の証 ぽかぽかアイルー村 クリスマスバージョン」にしてある。
キンコンカンと鐘の音のイントロから、「にゃんにゃにゃにゃー♪」とアイルーの声でクリスマスっぽい英雄の証が流れる。
病魔に倒れた父の危篤情報やら何やら、2年前はやたらとこのメロディが鳴った。好きな曲だが、鳴るたびにその当時を思い出す。
明日もりんごちゃんに会えますように。