6月8日
- カテゴリ:ペット/動物
- 2021/06/08 09:13:49
7日、大学病院から連絡が来た。りんごちゃんの手術を10日に行うとのこと。10日の朝9時までに連れていくことになった。
予想より少し早くて驚く。心配する気持ちは、不思議と湧かない。でも、万が一のことがあって、10日か11日が命日になるのではと、最悪の事態も予想した。
11日は父の月命日だし、十分あり得る。
術中に大出血で死亡、術中に血栓が詰まって死亡、終わっても麻酔が覚めなくて死亡、覚醒しても血圧が下がるなどして死亡。あとなんだろう。あらゆるパターンを想像しておく。
日中の状態も良く、薬とご飯もちゃんと食べてくれた。普通に元気だ。手術、頑張れるよな?と聞いてみる。返事はなかった。うん、わかるわけないよなぁ。もしくはわかってて黙ってるのかな。
時々まっすぐに見つめてくる表情は、まるで私を試しているかのようである。
お前はこの試練を乗り越えられるかね?と、りんごちゃんの目を通して神様が問いかけている気がした。
りんごちゃんは犬で、私のペットだが、それは仮の姿で、何か別の存在が私を成長させるために遣わしたのでは、と考えるときがある。
うまく言えないのだが、学ばせていただいている、という感じだ。前に頭の中で言葉にできたのだけど、ちょっと今は書けないでいる。
その日の夜、りんごちゃんはうならなかった。呼吸も異常なし。久しぶりに静かに眠れた。
大丈夫、きっと大丈夫。そう思いたい。
父が亡くなる前、母と妹に「(父が)元気になったらみんなであの店に行こう」と言ったが、死亡フラグになってしまったトラウマがある。
同じく、りんごちゃんの手術ができると決まった先週、「りんごちゃんが元気になったらどこかに行こう」と言ってしまい、死亡フラグを立ててしまったかと後悔している。
道路を横切るキツネも見てしまったし、何かにつけて、父がうまく回復できなかった過去がフラッシュバックする。
引き寄せの法則やアファーメーションは信じない。あれは、自分の良いイメージを想像すれば現実になるというらしいが、実際は逆効果になるからだ。
良いイメージの仕方には少しこつがあって、絶対に現実化しないことはしないのだ。
たとえば、何の努力もなくいきなり有名人になってお金持ちになるとか、そういうもの。努力していたとしても、素質がなければ成功しない。
奇跡は、計算上実現可能なものでないと実現しない。奇跡というのは0からは生まれないのだ。
りんごちゃんの奇跡の数値は、どれくらいあるのだろう。
考えないようにしつつ、できれば助かってほしいな、ぐらいにとどめておく。
明日もりんごちゃんに会えますように。