投薬
- カテゴリ:ペット/動物
- 2021/06/14 11:52:25
14日。りんごちゃんに、大きな変化はなし。食欲は見せたが、あまり食べず。昨晩久しぶりに空腹を訴えて、4度目のご飯を食べたせいだろう。
10日に輸血入院した費用の支払いと経過観察の診察のため、母と朝から大学病院へ行く。
運転中、ずっと吠えていたりんごちゃん。これだけ元気なら手術もできそうなのにと考えてしまう。
病院の待合室はわりと人がたくさんいた。
近くの基地在住か、2歳くらいの女の子と男の子の赤ちゃんを抱っこした若い欧米女性が、大型の雑種犬を連れてやってきた。
犬は年を取っており、左前脚の肘に大きな腫瘍があった。来て早々、犬は少量のおしっこをし、女性が受付に謝っていた。
犬と子供二人のお世話、大変だろうなと思ったが、ほかに頼める人がいないなら、自分がやらなきゃいけない。できないとか、言ってられない。私も同じだ。
30分待って、外科医に呼ばれた。内科医と相談して、りんごちゃんの肝臓内で起こっている血だまりの感染症を薬で押さえる方向でいく、と言った。
薬が効いてくれば、感染で膨らんだのう胞も少しは縮んでくるのでは、とのこと。溜まった血は、徐々に吸収されるとも言った。
それを聞いて、少しだが安心した。まだ、りんごちゃんが生きられる手段はあったのだ。先生方も手をこまぬいていたわけではない。
ただ、投薬の経過を見るために1週間に1回通うよう言われた。またお金がかかるなあ…と気落ちしたが、もうなるようになれ、と腹をくくる。
あと、輸血と入院費がまだ計算されてなかったのにもがっかりした。受付の方では、りんごちゃんが10日に手術したとばかり思われており、医師から話が通っていなかったのである。一応権威ある大学病院だが、先日の預かり品のチェック漏れといい、なんだか少し抜けている。
もらった薬は強烈に苦く、錠剤も大きいので飲ませるのに苦労するだろうと言われた。なんとか頑張って飲ませていこうと思う。
それで張り切ったおなかが少しでも縮まって、過ごしやすくなってくれれば、私の頑張りも報われるというものだ。
明日もりんごちゃんに会えますように。