7月9日
- カテゴリ:ペット/動物
- 2021/07/09 11:14:26
8日の午後4時10分ごろ、りんごちゃんがトイレでおしっこをした時、ペットシーツのおしっこの染みに赤い点が残っていた。
よく見ると、針の先ほどの大きさの3血の塊が3粒と、2ミリほどの赤い粘膜状のものだった。
血塊は、数か月前に一度見ているが、それ以降大きな異常はなく、おしっこも正常に出ている。血の粘膜はこれが初めてだった。
そのあと、すぐ2回おしっこをし、また同じように血塊が1つずつ出てきた。さらにおしっこをしようとし、ポーズはするが、出なくて「ワン」と一声吠えた。
私は仕事に行かねばならず、気がかりであったが出勤した。仕事中、出勤前にかかりつけ医に電話して、診せるべきか聞いておけばよかったと、そればかり考えていた。
休憩時間に母にりんごちゃんの様子を尋ねると、量は少ないがおしっこをして寝ているという。
尿道狭窄でまったく出せない状態なら則病院だが、もう大学病院へは行きたくない。治療の見込みはないとして突き放してきた、あの医師に会いたくない。
でもいざ行くとなったら、まず大学病院に診てもらえるか電話して聞かないといけないだろうな…。かかりつけ医と大学病院の格差があるか知らないが、先に大学病院へ行けと言われそうだ。
もし外科的な処置が必要となったら、血が止まりにくく手術できないと言われた体で、できるものなのだろうか。
9日。りんごちゃんに大きな変化はなし。ペットシーツに直径10センチほどのおしっこを出す。血塊はないし、色もきれいに見えるが、量が一定なのが気になる。
うんちが出ないのか、不快そうに腰を浮かせてうなる。落ち着かない。
わき腹がふくらんでいるので、ガスも溜まっているのかも。
マッサージできないので、自然に出るのを見守るしかできない。こたつの下に設置してある座布団の上で、今も苦しそうに息をしている。
病院に連れて行っても、「おなかが痛い」だけでは何もしてくれない。薬が効果的でないなら、内科的には打つ手なしだからだ。
血尿のことも、もう少し様子を見て、ひどくなってきたその時に連れて行くことにした。
決定打がないと何もしない、ということを学んでから、医師を全面的に信用しなくなった。
りんごちゃんはつらさにイライラして、なんとか眠ろうとして何度も体勢を変えている。
怒りたいのはこちらも同じだ。病気が憎い。りんごちゃんが何か悪いことをしたわけではないのに、なぜこんな苦しみを味わわなければならないのか。
ペットという、産業動物として生まれてきたりんごちゃん。去勢されて恋も知らず、人間の愛玩動物として生きてきて、最期にこんな目に遭わなければならないのが、見ていてつらすぎる。
医療は進んでいるはずなのに、いまだに苦しみを和らげる処置もないのか。医者にかかることもできず、寄る辺なきりんごちゃんを抱いて途方に暮れる。医療が発達していない過去の時代に迷い込んだかのようだ。
ペットは家族というけれど、その家族を助けられない今の日本の医療や制度が腹立たしい。人間だったら、もっとましなケアを受けられるのに。
りんごちゃんは液体食でまた痩せてきたが、なまじ元気も意識もあるので、苦しむ様がかわいそうでならない。あとどのくらい苦しめば楽になれるのだろう。朝起きて、今日も具合が悪いという日々。こんなむごいことってあるか。
私も無力感にさいなまれている。