半日、ペットロス
- カテゴリ:ペット/動物
- 2021/07/20 03:08:50
19日。
りんごちゃんの死亡届を出しに、市庁舎へ行った。だが、市庁内に支部としてあった衛生課は、別の場所に新設された保健センターに移転しており、市庁では手続きできないとのことだった。
言われた通り、ちょっと遠い所にある保健センターへ行って手続きをした。
犬は死亡したら、狂犬病注射証と鑑札を返却しなければならないとされる。
けれど、担当した男性が、記念に取っておいてもよい、と言った。
一瞬ためらったが、返すことにした。りんごちゃんの思い出の品は、最低限にしておかないと、悲しみに溺れると思ったからだ。
帰るためにエレベーターに乗り、扉が閉まった途端、涙が出てきた。りんごちゃんは、もういないんだという感情があふれて止まらなかった。
家に戻ってから仕事に行くまでの間、ずっと嗚咽していた。悲しくてやりきれなくて、ネットでペットと死別した体験記を探しては、読みふけっていた。
昨日も気を緩めると場を問わず泣きそうになり、大変だった。一人になった途端、泣けて仕方なくなる。泣きながら、これがペットロスか…と冷静に分析する自分もいた。
体験記では収まらず、スピリチュアルな分野の記事も探して読んだ。どっかからコピペしてきたような内容が多い。多かったのが以下の内容。
いわく、魂の成長のために犬や猫は人間のために尽くし、死んだら動物だけの世界へ行く。飼い主との絆や愛情が残っていれば死後に再会できるが、人間と動物では魂の波長が違うため、永遠に一緒にいることはできない。人間が魂の修行を終えて高い霊界へ移動すると、ペットの魂は消滅してしまう、とか。
この手の内容を読んで、嫌な気持ちになった。消滅って…。実際死んでみないとあの世の原理はわからないけれど、ネットの内容は夢も希望もないなと思う。虹の橋の詩の方が、よほど飼い主の救いになる。
ただ、偶然見つけたこの人のブログは、自分の言いたいことをほとんど語ってくれている感じで、納得できた。(一応貼っておきます)
https://ameblo.jp/tara-iku/entry-10553910325.html
リンクを載せた人のブログ内容は、りんごちゃんか、神様みたいな存在が、私に見せたかった内容だったのかもしれない。
霊的な何かというのは、誰それと限定せず、偶然目にした何かからメッセージを託して伝えて来るものだからだ。
私の気持ちが納得したからか、今はまったく悲しい気持ちが消えている。
泣いて全部吐き出したと言う感じではない。無理して押さえつけているわけでもない。
3日前まで動いて、生きていたりんごちゃんがいないことが、もうずっと遠くに感じられる。
りんごちゃんが死ぬまでの1週間は、とても長く、濃かった。それなのに、思い出すと遠い。
りんごちゃんにもう一度触れたい、抱っこしたいという執着は残っている。
寂しい。でも、泣きたい気持ちが素早く収まったのは、たぶん良いことだ。私が泣いてばかりでは、りんごちゃんも困ってしまうだろうし。
姿は見えないけれど、りんごちゃんが何か私にしてくれたのなら、ありがとうと伝えたい。
りんごちゃんの闘病も終わった。私もそろそろ、この体験記を閉じなければと思うが、もうしばらくは心の整理のため、思ったことを書いていこうと思う。
コメント欄は随時解放しますが、読むのも書くのもご無理なさいませんよう、読み手の方々にはお願い申し上げます。
トゥさんも同じことしていたんですね。そう、ほかの人も同じ思いをして、同じことをして乗り越えているんだって共有することが、たぶん気持ちの癒しになるんだと思います。
グリーフケアとして、同じ痛みを抱えた人の集いとかありますが、「自分もそうだったよ」と言い合える場は、確かに必要だし、効果はあると思います。
よそ様のブログを探していると、犬にかこつけて自分のことしか書いてない人もいて、そういう人は、全然犬の恩恵を受けてないというか、成長しない人なんだなあ…と、則ブラウザバックしてました。
ちゃんと書けている人の方が少ないです。なので、共感できるブログの方がわずかだったかな。上位ランカーでさえそうだから、本当にいいブログって埋もれていることが多いかもしれません。
そういう中で共感できた記事は、ご縁だと思ってます。
動物を撮る時は、間近で見上げるようにして撮れと、昔の「世界一受けたい授業」でやってて、それを実践した写真はうまく取れました。犬の目線で、とにかく狙わずにシャッター切るのがこつです。
かわいく撮れたものも結構あるんですよ。ただ、それを現像したデータがどっかいっちゃって、壁に張った色あせた写真しかなく、これをコピーしてもだめだし。ほんと、どこいっちゃったのかな。自己管理の甘さに泣けてきます。
うさぎさんもよく動くときは動きますから、カメラに警戒してうまく映らないことも多かったでしょうね。
その時々で、飾る写真を変えるのも良いですよね。
私がお世話になった担当のUさんも、宗教的なことをしっかり話してくれる人でした。骨は3年たったら、なるべく土に返した方がいい(執着を断ち切るために)、骨壺は、割ってから塩を振って燃えないゴミに出す、とか。お水のことは話さなかったです。
そちらの葬儀屋さんがおっしゃったように、草木にまくのは良い方法ですね。何か自分の行動が、ほかのものへの役に立つ気がしますね。そうやって、死別の悲しみが自己否定へ向かうのを防ぐことができます。
長いコメント、むしろありがたいです。たくさん読むところがあって、勉強になりました。
ありがとうございます。
そうなんですか、それはすごいことです。私も、文章から情景が浮かぶことは多いです。それとはちょっと違うんでしょうかね。
動物は人間と暮らして学んだ分だけ、しっかり賢くなってますよね。脳の成長だけじゃなく、魂もと言えばいいのか。
りんごちゃんの体調が悪い日、2回ぐらいかな、仕事に行く前、りんごちゃんに直接言ったんですよ。
「帰ってくるまで死んだらだめだよ」って。
りんごちゃん、ちゃんと約束覚えてて、果たしてくれました。ありがたかったです。
パミタンさんのパパわんちゃんも、ご報告聞く限り、食欲もあったりして今夏は大丈夫そうですね。
とはいえ、犬が平均寿命と言われている年齢を超えたら、何があるかわからないので、毎日気が抜けないと思います。一日一日が宝物ですね。長生きしますように。
わたしも雪彦さんが月に還ったとき、ペットを亡くした方々のブログをたくさん読みました。
検索して、リンクから飛んで、また検索して読みふけって泣いて。
うまく言葉にできない気持ちを誰かが言葉にしてくれると、ほんのすこし救われるような気がします。
そのほんの少しが必要だったのかもしれません。
同時にわたしの場合は、耽溺も希釈もしたかったのかな、と思っています。
大事な感情だからまだしがみついていたいような、一人で抱えるには重すぎるような。
蒼雪さんも、どんな気持ちでもどっちを向いていてもいいのです。
その感情も心も絶対、りんごちゃんとつながっているものですから。そう思います。
写真を探して、いいショットが少なかったのもおんなじです。
動物を撮るのって、難しいですよね……微妙にぶれてたり、ぴんぼけしてたり、もっと可愛いはずなのにこの顔で写っちゃったかぁ、みたいな写真がいっぱいありました。
でも家族写真として飾って、初夏には草の上のうさんぽの写真、というふうに気分で換えています。
わたしたちがお世話になった葬儀屋さんは、必要な説明をして、あとはそっと見守る雰囲気のところでした。でも、一ヵ月間毎朝お水をあげて、古いお水はお庭や縁のある場所の樹木の根本に撒くといいですよ、って言ってくれました。みんな、しばらくはそばにいたり、行ったり戻ったりしているんだろうな。
信仰や状況はそれぞれなので、強く勧める口調ではなかったですが、わたしはやってよかったと思っていることです。
長くなってごめんなさい。蒼雪さんもお返事無理しないでね、ふーん、とかでも大丈夫です。
実はりんごちゃんが病院から帰宅した頃からりんごちゃんの姿が見えるようでした
リアのりんごちゃん知らないのにねぇ
(まぁ一般的なダックスちゃんで見えちゃうんですけど)
それだけ蒼雪さんがりんごちゃんのことよく見てらしゃったってことなんでしょうね
だからこそりんごちゃんもわかてて最後まで蒼雪さんを待ってたんでしょうね
今私もパパわん夏負けしないで乗り越えてねって思ってる最中だから
毎日の様子に一喜一憂してました
本当に強い子いい子でしたね
りんごちゃんは、亡くなる直前まで畳み掛けるように、私にたくさんいろんなことを伝えてくれました。
ペットは意味がなく家に来るのではない。縁というものを実感させられますよね。
母が大反対しているので、新しい犬が家に来るかわかりませんが、もし来るようなことがあれば、りんごちゃんが教えてくれたことを生かしたいと思ってます。りんごちゃんが最初で最後の犬にもなりそうですけどね。
苦しみと 辛さ そして奇跡を信じる祈りの日記ですね。
ほんとに りんごちゃんが 蒼雪さまに残したメッセージたっくさんあったんですね~。
わたしも 今まで うちに来てくれたわんこたちを
しみじみ 偲んでます。
その説、私も何かで知りました。泣かない方が、かえってよくないそうですね。
私の場合、ペットロスで泣く回数が、りんごちゃんの病気発覚からなので、多いんですね。だから死後、泣いた回数が少なかったというだけだと思います。
でも、まったく泣いてないわけではないんですよ。あれからも、思い出しては涙することがあります。
もちろん悪いことだとは思ってないです。
仕事中はそうならないように、早く気持ちが落ち着くといいなとは思います。
ママわんとのこと全く重なります
泣くことは良い事らしいですよ(TVの受け売りですが(ノ∀`)でもサイエンス番組ですよ)
泣くのは心のストレスからの切替スイッチなんだそうです
え~と簡単に言えば辛くて泣いてたのに泣いたら あ。お腹すいた何か食べよなんて思えるとか
あら今泣いてたのにって・・こんな例え話してました
だから泣けったて聞いて気持ちが楽になれるかなぁって思ってました
だからどんどん泣いてください
そしてりんごちゃんにもう痛くないねって語りかけてね
なんというか、うまく書けなかったんですが。それまで、「りんごちゃあああん…!」という、やりきれない胸にこみ上げてくる思いや涙が、午後からぴたっと止まったんですよ。急に…。
今現在も、むやみに泣くことはなくなっています。それが不思議だなって。もっと長引くと思ったんですけどね…。
引きずることが愛情の深さのように思う人もいるかもしれないですが、そういうのは関係ないんだなって、記載したブロガーの方の文章を読んで納得しました。
昨日は、仕事に行く前に口から自然と「りんごちゃん、行ってくるね」って出そうになったんですよ。姿は見えないけれど、確かにそこにいたんでしょうね。
ペットロス状態でいいんじゃないかと思いますよ。
わたしも りんごちゃんとの時間が なにかしらのメッセージで
お互いが なにかを伝え合ってたんじゃないかと思います。
だとしたら 急いで忘れ去るなんてことしなくていいと思います。
りんごちゃんも やっと おだやか~に 蒼雪さまを
見守っていられるようになったんですから。