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芭蕉が愛した木曽義仲 その12

寿永3(1184)120日、六条河原の戦いで敗れた義仲はわずか3百騎ほどで北陸を目指す。近江国粟津(滋賀県大津市晴嵐)で範頼軍の甲斐源氏一条次郎忠頼率いる6千騎と激突する。義仲軍は鬼神の如く奮戦するが衆寡敵せず徐々に討ち取られて散り散りになった。兼平が木曽の旗を掲げて終結した百騎余で一条次郎の軍を突破したときには、わずか5騎となっていた。義仲、兼平、巴御前、手塚太郎光盛、手塚別当で、ここで有名な巴御前との別れがある。

「平家物語巻九 木曽最期」で「己は女なれば、いづちへも行け。我は討死せんと思ふなり。もし人手にかからば自害をせんずれば、木曾殿の最期の軍に、女を具せられたりけりなんどいはれる事もしかるべからず」と強く落ち延びろと命じた。巴御前は最後の戦として御田八郎師重の30騎の中に飛び込み大将御田八郎の首をねじ切って落ちていった。別当を逃がそうとする間に手塚太郎が打たれ、別当は行方不明となる。

「源平盛衰記」によると義仲は巴御前に「我去年の春信濃国を出しとき妻子を捨て置き、また再び見ずして、永き別れの道に入ん事こそ悲しけれ。されば無らん跡までも、このことを知らせて後の世を弔はばやと思へば、最後の伴よりもしかるべきと存ずるなり。疾く疾く忍び落ちて信濃へ下り、この有様を人々に語れ」と愛刀微塵丸を託し、木曽の妻にこの戦いを伝えよと言っている。

巴御前は軍師覚明とともに木曽へ戻るが、信濃源氏は頼朝に帰順しており、巴御前も覚明も捕らえられた。

巴御前は鎌倉へ連行され、頼朝の家臣和田義盛の妻となった。和田義盛との間に朝比奈三郎義秀を産んだとされるが、朝比奈三郎の生年は安元2(1176)で義仲が敗死する寿永3(1184)8年前であるから和田義盛と巴御前との子どもでないことは確実だが、義仲と巴御前の間の子どもを頼朝の許可を得て和田義盛が養子にした可能性は残る。朝比奈三郎は和田一族が滅亡する和田合戦において無双の活躍を見せるが、由比ヶ浜で和田一族が討ち取られると、5百騎余を引き連れて安房へ落ちていったという。

覚明は義仲の愛刀を箱根神社に奉納する。建久4(1193)515日に起きた曾我兄弟の仇討ちでは、箱根別当は兄十郎に義仲奉納の微塵丸を与え、弟五郎には義経奉納の兵庫鎖の太刀あるいは薄緑を与えたという。義仲も義経も頼朝に恨みを持っているとされていることから、曾我兄弟の狙いは頼朝であったのではないかと言われている。

続く。

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2021/08/28 16:54
>Lilyさん
こんにちは^^コメントありがとうございますm(__)m
前段部分がそっくり抜けていると、Lilyさんがワクチン摂取したかどうかを聞いて打ってないならセールスにくるなんてひどくない?って勘違いしてしまいますね。勘違いしてましたm(__)m

私はワクチンを打てないから、自分が感染していたとしても他の人に感染させないように気をつけて行動していますし、聞かれたら「アレルギーだから打ってない」って答えます。お互いに気をつけて相手のことを考えて行動すればよいと思うのですが、自分の主張ありきって困りますね。

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2021/08/26 13:52
コメントを拝見いたしました。
既に消しましたので、ご安心下さい。
コロナワクチンなどは、接種するかしないかは本人の自由です。
私も強制するのはどうかと思います。

私が疑問を感じたのは、そのセールスマンの性格的な部分です。
みんな接種したくないし、菌をうつされたくない。
なのにその気持ちを知っていて、わざわざ自分は打ちたくないから打たないと、言う必要はないのです。
私は打たない他人を非難したわけではありません。

こちらが打ったかどうか確認したわけでもないのに、打ったかどうかたずねてきて、この先身体にどんな悪い影響が出るか分からないワクチンを接種するなんてどうかと思う。私は打ちたくないから打たないと言われたのです。こんなやり取りを訪問した先々でやっているのかしらと、唖然としました。伝言板に書いたように、疾患があり打ちたくても打てない人も中にはいます。そこへ接種するのも、言論も自由だろみたいに、乗り込まれては、こちらの身になってくれ、無責任だと腹を立てる人もいるはずです。

セールスマンとしてと言うより、人として性格的にどうかと思いましたが、知人の紹介でお付き合いが始まったので、聞き流しました。
ただ、こちらがその方の行動を否定も肯定もしなかったのが、気に入らなかったのか、やっきになって認めさせようとしてきたのです。
その方が、神様のように崇めていると言っても過言でないくらいの東京の何とかという医師のサイトを読めばわかるとか、一般人は知識がないから間違うことをするとか、自分の正しさを強調したのです。

私は否定はしていないのだから、こちらが仕方なく打ったワクチンに対して、一方的に責められるのはおかしいのです。
泣きたくなりましたよ。狂信者ほど相手を脅して優位に立とうとするのですから。

kiriさんには、つい弱音を吐きたくなって書いてしまったのですが、説明不足でした。不快な思いをさせたならごめんなさい。
私のTwitter仲間にも肝臓を悪くしたり、アレルギーがあったり、ワクチンに疑問を持っていて、打てない、または打たない人がいます。
私が話を聞くことで、その方たちが安心するなら、答えはそのかたたちが見いだしたものでいいと思っています。
彼女たちも、私の選んだことに対して異議を唱えないし、お互いを尊重しています。
接種しない方を否定したわけでないことをご理解下さい






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