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わたしたちは夢見る子どもじゃいられない その5

橘玲「無理ゲー社会」で、年齢によって交際経験や結婚経験の割合が変わる理由を、時代とともに交際・結婚の環境が変わっており、個人の状況は歳をとってもあまり変化しない。古い世代が退場し、新しい世代が登場することで、社会の姿は大きく変わっていく。と考えている。

1970年代から日本の未婚率は大きく上がっていて、2030年には男の3割、女の2割が50歳までに一度も結婚したことがない「生涯独身」になると推定されていることから、20代男性の年収による恋愛・結婚格差が歳をとっても維持されて、年収の低い男はモテない状態が続くと推定できるからだ。

女性の立場で考えると、日本はジェンダーギャップ指数が156カ国中120(2021)と極端に低く、結婚や出産によってキャリアの中断など「自分らしく生きること」を諦めざるをえないことがある。その代償として「生活の安定」を求める。女性自身や子どもの将来に夢を持つためにはある程度の経済力が必要で、女性が「選択する」側にいることから、結婚相手の経済力で足きりが行われる。女性は相手を選ばなければ結婚できるとしても、将来に夢を持てないのであれば、愛を捨てて独身であることを選択する。

現在の価値が「評価」であって、女性のコミュニティでの高い評価が「つきあう相手」なら、非モテ系のさえない貧乏な男が選ばれる可能性は低くなる。女性が金の亡者だというわけではまったくなく、現在の価値観のほとんどが金銭で置き換えられるものになったからだろうと橘玲氏は言及している。

恋愛市場が、年収によるモテと非モテの格差であるなら、どうにかして収入の格差を埋めることで少子化を食い止められないかと考えられる。非正規の仕事で収入が少なく、貯蓄もできず、恋愛ではスタートラインにも立てず、年金がもらえる年齢になってもわずかな金額だけ。両親の介護もしなければならず、孤独のまま老後を過ごす。これではこの世は地獄でしかない。

生活保護は憲法25条の「生存権」に基づいて、国民が健康で文化的な最低限度の生活を営むために支給されるものだが、生活保護受給者に職業訓練などを受けてもらって就業させて納税者になってもらう政策は、男性に関してはうまくいっていない。

学歴、資格、才能、経験など労働市場で評価される要素をもっている男性はなんらかの仕事に就くことはさほど困難ではないと考えられる。若い頃から年収が低く、仕事で役立つ高いスキルをつけることがないままに、単純労働ばかり続けてきた男性は、年齢を重ねるごとに労働市場から除外されていく。リベラルの考え方は、全員が頑張れば同じ能力を獲得できるなので、評価水準に達していないと頑張っていないとみられてしまう。

続く。

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2021/08/30 10:59
>みくあさん
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
小学生の頃にジャンヌ・ダルクの話を読んだことがあって、衝撃でした。
イギリスとフランスの百年戦争時、オルレアン包囲戦でシャルル7世を助けてフランスを勝利に導き、シャルル7世の戴冠までつなげる功績を挙げながら、コンピエーニュ包囲戦でジャンヌがブルゴーニュ公国軍の捕虜になるとシャルル7世はジャンヌを見捨てて、イギリスに引き渡されて異端裁判の結果処刑されるのですが、能力があっても魔女だと言いがかりをつけられて見捨てられるのは怖い話でした。
失われた20年はイギリス人のコリン・ジョイス氏から見ると「日本人がいろいろ工夫して発展したものがたくさんある」という一方で、切り捨てられることが多い時代でしたね。
私も「出世したら作りたい本が作れるようになる」→「出世したら責任があるのだから売れる本作れ」になり「作りたい本があるなら会社を辞めてから」って言われてました。。。
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2021/08/30 10:47
>Mt.かめさん
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
ドローンが脳波に反応して濡れないように動いてくれるといいですね^^
福井洋傘よりも遙かに高価な傘になりそう;;
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2021/08/29 22:12
生まれた時代によっては、本人に能力があって努力をしてもまったく報われないことがあります。
でも、ごく一部の成功した人を例にとって報われないのは全て自己責任だと言われてしまうんですよね。
本人もそれを受け入れて、自分に失望して生きていくしかない・・
失われた20年ってそんな時代でした;;
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2021/08/29 17:47
ハンズフリーで濡れない傘・・・
そりゃードローンでしょうか(笑)
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2021/08/29 16:59
>りょうちんOさん
こんにちは^^コメントありがとうございますm(__)m
小学生のときに買ってもらった百科事典には未来都市予想が描かれていて、ほんとにSF映画みたいでしたね。
あの当時は人間関係も濃厚で、私は近所のおじさんによく遊んでもらってました。勉強もいろいろ教わっていた記憶が。なかなかそういうコミュニティは難しいでしょうね。
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2021/08/29 16:56
>Mt.かめさん
こんにちは^^コメントありがとうございますm(__)m
私はハンズフリーで濡れない傘を作ってほしい。どうやって浮かせるかは数式組まなきゃだめで、発明したら即軍事転用されそうな気が。
90年代に大手ゼネコンが全面広告でぶちあげたいろんな未来都市のなかで、清水建設が「シミズ・ドリーム」で深海未来都市、環境アイランド、宇宙開発とリアル化できるように頑張っているみたいです。
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2021/08/29 09:40
そうですね~確かに自分の子供の頃は、将来は車が空を走ってお料理ロボットが家事一切をやってくれ、モジモジ君みたいな全身タイツを着る素晴らしい未来が来ると思っていましたよねw
でもなりませんでした(^^;
2001年宇宙の旅なんてすでに20年前に希望も何もみごと打ち砕かれましたしww

まあ、一部の悪い奴が幅を利かせていたとはいえ今の監視社会より悠に自由はありました。
ただ、女性の立場からすると現代の方が自由は多く特に若い世代の人は古風で窮屈そうな過去には戻りたくないどころか、もっと自由にやらせて欲しいでしょうね#^^)

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2021/08/29 09:34
あそこは面白いですね、前田建設♪
人類の進化と進歩は「夢と希望を語れるか」だと思ってます。
日本人は意外とそういう才能があると思うんですよ。ほかの国が
国家をあげてやるプロジェクトを民間人の情熱がやってしまうという
ところがありますからね。つまり「ヲタは世界をすくう」ヽ(^o^)丿(笑)
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2021/08/29 05:54
>Mt.かめさん
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
今の状況は頭がいい人たちが通ってきた道を強化する方法ばかりなので、彼らにとっては都合がいい状態ですね。だから、よほどのことがない限り解決しない。
ハーバード大学のサンデル教授もメリトクラシーにある程度の批判はしていますが、改革には及び腰です。
90年代にゼネコン各社が出した未来プロジェクトでは、清水建設の宇宙ホテルはとっくにできているはずだったのですが、トーンダウンしてるし。かなり面白いものがたくさんあったのですけど、バブルが弾けて低空飛行ですね。前田建設ファンタジー営業部にみたいなことをやってくれると夢見る子どもも増えるかもですね。
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2021/08/28 19:50
こういう頭のいい方たちの頭の中の解決方法では
今の状況はあまり変化しないと思います(笑)
夢を語り夢を実現した先人たちを見習った方が
世の中、幸せな人が増えると思うけどなー♪
夢を語れないつまらない大人は嫌いなんでーヽ(^o^)丿
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2021/08/28 16:48
>Mt.かめさん
こんにちは^^コメントありがとうございますm(__)m
努力だけでは変えられないもので評価するのは差別にあたるとして、リベラルは人間の評価を能力だけって方向へ持って行った結果が、現在の潮流で、リベラルは全体の公平性を取り戻すといろんな問題が解決するはずと政策を打ち出しています。
橘玲氏は「言ってはいけない」などメディアで紹介できないレベルの本を書いていますが、トンデモな内容ではなくデータに基づいているので、予想の範囲内に着地します。

といっても、富の再分配ではうまく行かないため、リベラルの政策は上滑りしてという、どこに着地点があるか探りつつ進む感じですね。
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2021/08/27 17:32
えーと、この人は少子化は良くないことで
労働で稼ぐことしか念頭にないような気がしますが・・・。
ちょっと楽しくない一般論を聞いてる気分ですー(笑)




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