竹取の翁とかぐやの大事なおはなし その7
- カテゴリ:勉強
- 2021/09/30 16:44:50
高田崇史「QED 竹取伝説」によると。
織機の部品のひとつで、多数の竹片を櫛の歯のように連ねて長方形の枠で固定したものを竹筬(たけおさ)といい、40数㎝幅の木枠に竹ひごが多いもので1400本ほどはめられている。この目に経糸(たていと)を通して糸の間隔を整え、そこに緯糸(よこいと)を通しながら圧して、織り目を緊密にするための道具がある。柳田国男の『巫女考』によると、江戸時代には竹筬売りは差別されていて、被差別民が竹細工に関わっていた。
また「管を巻く」という言葉があり、辞書によると「良く分からないことをあれこれと言ったり、しようもないことを何度も繰り返ししゃべること」を言う。この場合の「管」は糸を巻くときに用いる小さな軸のことで、これを糸繰車の紡錘に差して糸を巻くと、管が音を立てる。この様子を差して「管を巻く」という。耳についてうるさい音だって意味で。
織物を巻き取るための木製の丸い棒を「千巻(ちまき)」といい、端午の節句のときに食べる粽(ちまき)に通じる。粽は日本では茅巻(ちまき)となった。神にかかる枕詞のちはやぶるは「茅葉や葺る」と書いて、茅の葉を葺いた場所に神様がいらっしゃるという意味とも言われている。『六月祓』は夏越の祓と呼ばれて、疫病除けの行事だが、この風習は『備後国風土記逸文』からきていて、追放された素戔嗚尊は当時誰も一夜の宿を貸そうとしなかったが、蘇民将来だけは宿を貸した。素戔嗚尊が立ち去るときに蘇民将来の家の者に茅の輪を巻いておくようにと言い残し、疫病が流行ったときに蘇民将来の家の者以外は全員死んでしまったことから、茅の輪くぐりとなった。「粽笹」はクマザサの別名で、クマは熊であり蜘蛛でもあった。
蜘蛛はササガニ姫で繋がり、川辺をちょこちょこ走り回っている蟹どもという蔑称だが、当時は砂鉄の採取で川をさらっていた。砂鉄は和製精錬の「タタラ」に繋がる。
青丹よし奈良の都は咲く花は薫ふがごとく今盛りなり 小野老
と詠われた青丹よしは、青が特別に上等な砂鉄であり、丹は辰砂とも言われていた赤色硫化水銀であった。古代日本で鉄と水銀は二大資源で、すべてを手に入れていた奈良の都は輝いていたという意味だ。そして、水銀は朱であり、素戔嗚尊は朱砂王だった。蜘蛛という字は朱のある場所を知る虫と書く。水銀の鉱脈を知る人たちが蜘蛛と呼ばれていたのだ。
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引っ越してきた当初は、フィールドワークで会津のお年寄りにインタビューするとゆっくり話してくれるのだけど、言っている言葉の意味がわからない><ってことがよくありました。
プレゼントをするときも「くれてやる」だったり乱暴な印象です。
沖縄方言もなんちゃって理解だとトンデモなく誤解がひろがりそうですね。
沖縄語よりは分かるような気もするけど・・・(笑)
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私は現在東北在住ですが、こちらは稲荷神社も少ないし、蘇民将来はなあに?それ?状態ですね。
おしら様の話だとみんなが知っている率が高いですが、転勤で引っ越してきた人たちも多いから、フィールドワークでインタビューしても、出身は大阪ですって言われたりします。。
蘇民将来を摂社にお祀りされてますね。
どちらかと言うと西に多いのかなと分からないなりに思ってます;^^
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丹生明神が空海に自分の山(高野山)を十年だけ貸す約束をし、空海は十の上に点を書いて千年にしてしまって、未だに高野山は空海のものって話もありますね。
蘇民将来の御守りは伊勢地方でよく見られますね。稲荷の鳥居が赤いのも水銀に関係するからとか、鬼が赤鬼青鬼なのは、丹と鉄だからとかいろいろありますね^^
去年からのコロナ禍で、蘇民将来のしめ縄を
玄関に飾っています。
空海さんが行くところ、水銀のあるところを
選んで行ってるのではないかと読んだ記憶があります。
奈良春日さんの神社の建物の朱は赤く、オレンジ系でないのは
ちゃんと、水銀が使われているからだそうです。
その分値段が高い。
蜘蛛の漢字の意味、びっくりでした。