Nicotto Town



ホホバ

半砂漠地帯等にも自生する常緑の潅木(かんぼく:低い木)で、
ほとんどの植物が生き延びる事のできない過酷な環境で
50~100年も生き続けるという驚くべき生命力を持っています。
抜群の耐久力を持って根を張り、背丈は2~3m。幹は太くありません。
葉は、乾燥地帯特有の灰色がかった淡い緑色で、
表面は、多めの毛と厚いロウ状の物質で覆われています。
これが、灼熱の太陽光を遮り、水分の蒸発を防ぎ、
害虫や細菌の侵入をくい止める役割を果たしています。
ホホバが植物の王様たるゆえんは根の構造にもあります。
根は背丈の約10倍まで伸びます。
つまり地中を20~30mも深い所まで潜っているという事。
この様な根の深さは通常の植物ではありえません。
成熟したホホバの潅木は、花が咲き小指の先程の実をつけます。
この実も、寒暖の差や乾燥などにも枯死する事なく時節を待って発芽し成木となります。

現代の人間の寿命はせいぜい100年ですが他の動物は倍以上生きるものもいます。
そして植物界では3000年以上生き続けるものもいます(300年じゃないよ)。
枯れたように見えても養分を与えると復活することもあり、
彼らの生命力には驚かされるばかり。他にもとんでもない植物もいます。
たまには足元の植物を見て、その生命力を感じてみよう。




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