月下の幻視者―その9
- カテゴリ:日記
- 2009/10/18 01:09:03
月に関係する話をあれこれ続けていますが、今日は月を
表す名前を持つ作家の話など…
その作家とは詩人の萩原朔太郎です。
朔太郎の朔の字は「朔日」と書いてツイタチと読みます。
これはツキタチ=月立ちの意味で「月の始め」を示して
います。
松岡正剛さん曰く、朔太郎が月狂いになったのは
この辺に理由があるんじゃないかと…(笑)
で、萩原朔太郎と言えば、直接的に月を題名にした
『月に吠える』が有名ですが、それとは別に朔太郎の
生命感覚の凄さ、月リズム感覚の凄さが表現されている
散文詩があります。
ルナティックに嵌った人は、必ず一度は読むであろう
その作品を紹介します。
『死なない蛸』と言う小品なのですが、内容はこうです。
ある水族館の水槽で長い間、蛸が飼われていましたが、
人々はその薄暗い水槽を忘れ、蛸も死んだと思われて
いました。
けれども蛸は死んでおらず、忘れられた水槽の中で
おそろしい飢餓を忍ばねばなりませんでした。
しまいに蛸は自分の身体を食べはじめます。
まず足を一本、そのうち体を裏返して内臓まで食べて
しまいます。
かくして蛸は、身体の全部を食べ尽くしてしまいます。
ある朝、番人がその水槽の前に来た時、水槽は空に
なっていました。
蛸はすっかり消滅してしまったのです。
けれども蛸は死ななかったのです。
身体が消えた後ですら、永遠にそこに生きているのです。
幾世紀の間を通じて、もの凄い欠乏と不満を持った、
人の目に見えない動物が水族館の水槽の中に生きて
いるのです。
という内容です。
この散文詩には朔太郎の自註があり
『生とはなんぞ。死とは何ぞ。
肉体を離れて、死後にもなお存在する意識があるだろうか。
私はかかる哲学を知らない。ただ私が知っていることは、
人間の執念深いアイデアが、死後にもなお死にたくなく
永久に生きていたい願望から多くの精霊を創造したという
ことである・・・』とあります。
朔から望へ、そしてまた朔へ、形は変わっても綿々と生き
続ける。
まさにルナ(狂気)ですね。
で、今日は水中の生き物繋がりという訳ではありませんが
朱雀が書いた金魚の詩を…(笑)
「金魚鉢」
赤いおととが ひらひらと
右に左に 身をくねり
赤いおべべは 誰のため
水に弾けて 凛と舞う
するりと冷たい玻璃(はり)のなか
くるりと廻って裏返し
泡(あぶく)が ひとぉつ 空の海
丸く歪な現当(げんとう)が
さても道理をわきまえて
丸く歪な目に映える
赤いおととが ひらひらと
恰も伎賊(きぞ)より舞い戻る
この詩も詩画になっていますので、もしよかったら
こちらもどうぞ。
http://homepage3.nifty.com/complass/poem/kingyobachi.jpg

























昨日はどうも~。
えっと、朱雀は明日は仕事なんですよ~。
なのでその時間はちょっと無理ですね。ゴメンナサイ!
で、朱雀は大抵、釣りをしていない時はカフェの「30代以上の
部屋」にいますので、よかったらそこを覗いてみて下さいね。
光源氏蛍さんをカフェで見かけたことはないので、あまり
利用されてないんでしょうか?
カフェでお話しするのも楽しいですよ~。
是非、一度覗いてみて下さいね。
絵を描き、ブログにしてUPするのですか?それにニコットでも、長いブログ何処にそのエネルギーが
潜んでいるのかと何時もながら驚きます。
ところで昨夜(正確には今日の1時過ぎ)貴女の部屋を訪問したら、お友達と二人で朱雀さんが
おられ、初めてお逢いできて嬉しかったです。私の二人の姉と同じで、外見(ニコットのブログや、詩
と、アバタ-等を外見と言うことにしておきます)と、実際に合って話したら「口が悪い、と言う
のではなく、もの凄くザックバランな人これまたびっくり!でも、話す内容が面白くて思わず
何度も笑っちゃいました!また、今度は二人でお話が出来たらいいなと思っています。今晩1時頃
おじゃましてもいいですか?
室生犀星の「蜜のあわれ」かぁ。
朝からちょいと艶っぱい風色ですね~。(笑)
朱雀の書いた「金魚鉢」は遊女と言うか色街にいる
まだ若い女の子のイメージで書きました。
お客の引けた遅い朝に、部屋の窓から青い空を
見上げながら、金平糖をひとつ口に入れた感じですね。(笑)
「世界の中心で愛をさけぶ」は名前ぐらいは聞いたことが
ありますが全く知らないです。(笑)
その中に朔太郎が出てくるんですか?
あとでちょっとググってみよう。ww
へ~金魚ってそんなに長生きするんですね。
ウチはメダカを飼っていますが、庭においてあるので鳥に
食べられるのか気づいたら物凄く減っています。(笑)
ずっと放置しっぱなしなので朔太郎の蛸みたいに
自分で自分の体を食べちゃったのかもしれないですね~。ヲイ
原作も映画も観ましたがストーリー的には鎮撫に思われ、世間で騒がれたほど感動はしなかった私は
へそ曲がりのオバさんだからでしょうか?www
うちにも息子がお祭りの金魚すくいでGet してきた金魚がいますが、朱雀さんのイラストのような
和金ではなくたぶんコメットという成長すると尾ひれが長くなる品種だと思います。
ついついいつもの癖でググって品種などを調べてしまいましたが、だいたい寿命は8~15年
環境良く飼育すればもっと長くて30年も生きる魚と知り驚いています。猫より長生きするんですね!
縁があって家に来た命を大切にしようと改めて思いました。