「鬼滅の刃」考察 その3
- カテゴリ:勉強
- 2021/12/02 16:04:36
鱗滝左近次との修行は1年で、大岩を刀で斬れたら鬼殺隊の最終選別へ行くことを許可するという。この大岩は炭治郎の背丈と同じくらいの球形で刀どころか大槌であったとしても壊れるとは思えない。注連縄を巻かれているこの大きな岩はいったい何の象徴なのだかろうか。
常陸国一之宮鹿島神宮には要石と呼ばれる凹型の石があり、地震を起こす鯰の頭を押さえていると言われています。水戸光圀がどこまで深く埋まっているかを確かめるために7日7晩掘り続けさせたものの辿り着くことができず、怪我人が続出したという。
また武甕槌大神が建葉槌命に命じて、天津甕星を討伐したときの要石だともいう。
下総国一之宮香取神宮にも要石と呼ばれる凸型の石があり、経津主大神の荒魂を祀っているという。
退治された怨霊が石になる伝説は各地に残っており、要石は天津甕星や経津主大神が殺されて石で封じられたと考えるのが妥当で、封じた石には注連縄が巻かれている。
炭治郎が1年がかりで斬ることになる大岩は特に言及されているわけではないいが、炭治郎にさまざまなことを教えてくれる錆兎と真菰が封じられていたとも考えられる。まっぷたつに斬ったことで錆兎と真菰は解放されたのだろうか。
最終選別は藤襲山で行なわれた。通年で咲いている藤の結界の中に入り、7日間生き残ることができれば合格だという。結界の中には鬼が放されていて襲ってくる。
藤といえば藤原で鬼たちだけではなく、天皇本人や連なる人たち、政権闘争に敗れた貴族たち、民衆にいたるまで恨んでいたといって過言ではないくらい、全権力を握っていた。藤原氏に祭り上げられた天皇は、何もできず、彼らの都合で出家させられたり退位させられたりした。古今和歌集や新古今和歌集では藤原を恨む歌がたくさんある。在原業平や小野小町などの言霊スーパースターは藤原氏に呪詛をかけ続けて悲惨な末期となっている。
在原業平の辞世と言われる
つひにゆく道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを
伊勢物語によると、「昔、ある男が病気になって、気分がすぐれず今にも死にそうな気分になったので詠んだ歌」とあるのですが重い病気になって死のことを考えないだろうかって疑問があります。呪詛の罪として毒を飲むように言われて読んだというほうが昨日今日とはの言葉通りにとれます。
小野小町は能で『七小町』(『草紙洗小町』『通小町』『鸚鵡小町』『関寺小町』『卒都婆小町』『雨乞小町』『清水小町』)があり、歌舞伎で『積恋雪関扉』『去程恋重荷』『六歌仙容彩』『和歌徳雨乞小町』がありで、怨霊封じが厳重になされている。
藤に絡まれて権力の甘い蜜を吸い取られるのが天皇家だとするなら、藤襲山で封じられている鬼は天皇の一族とも考えられる。あるいは、権力争いに敗れた藤原氏あるいはほかの貴族だろうか。
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
これからもいいことがたくさんあるといいですね^^
今月もよろしくお願いしますm(__)m
2月に成ったねぇ~早いね。早いって事は
良い事が一杯有ったからでは無いかな?
心引き締めて今月も宜しくお願いします
取り合えず、今週も宜しくね
楽しみましょう
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
コロナ禍でなにもできないまま2年目ですね。
今週もよろしくお願いしますm(__)m
へー化のお女医るんですねぇ^^羨ましいなぁ
今朝も良い天気かなぁ?
あっという間に1月が過ぎようとしてるね
さぁ頑張って2月を迎えよう
今週も宜しくね
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
藤原氏の藤は「権力に絡みついて養分を吸い上げている」と理解されることが多いです。
「鬼滅の刃」についてはまだ考察中なので、現時点では「藤襲山にいる鬼や退治にきた鬼殺隊を目指すメンバーを養分として」ということは成り立つと思っています。
この作品では藤は鬼を防ぐものになっていますが、藤原氏と関係ありますか?
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
藤原氏はあの手この手で政敵を失脚させて追い落としていますから。
恨まれかたも半端ないです。
悪いことをやっているから菅原道真の死後の雷を祟りだと慌てたわけですね。
おはようございます^^コメントありがとうございますm(__)m
他の鬼は一瞬で斬られていたのに「手鬼」は強すぎるくらいでしたね。
前回までは出会わない運のよさがあればってことだったのでしょうか。
年号の場面でずいぶん時間が経っているから、最終選別は毎年ではないかも?
「手鬼」が天皇家由来で、残りは貴族かもですね。
「手鬼」が年号にこだわるところも意味深♪