Nicotto Town



南の魔女クレア108


クレアは屋根裏部屋の直ぐ下の部屋に魔石をしまう場所として決めした。
綺麗に元の石造りの城に其処をした後に丁寧に寸法を測りました。

そしてモゾリアナ国に何度も通って石でできた館を作っている工務店の仕事を何度も見て一つの工務店に設計を頼みました。
床を一張りにして東側の壁に木の作り付けの本棚と其の反対側に同じ木の其々の魔石が布にくるまれて十分にしまえる幾つもの引き出し付きの棚を南側の窓は木枠を作って中開の窓と外側にも外開きの木の窓を付けて二重窓にして壁は板張りで其の部屋は木を中心とした作りで統一して其れに合わせた家具も購入したと言いました。

細かい所まで計ったクレアの設計図を基に中を作って貰って其れは細かく分解して其れを今度は城に運んでから組み立てる事が出来る様にと頼んだと言いました。

そんな依頼は初めてでしたがクレアが熱心に説明をして其れが出来るまで毎日通って連れて来た無口な大工とドラゴンにも手伝わせるし報酬も良かったので引き受けてくれたと言いました。

窓だけはクレアの注文は難しいので中だけになって
どうしても風雨は其処から入って来るので外窓は其れを防ぐ外窓は必要だったので自分で後から付ける事にして更に螺旋階段も鉄の芯を付けた丈夫な螺旋階段を新しく取り付ける事にしたと言いました。

こうやって工務店で屋根裏部屋から直ぐ下の階の中身を作って貰って其れを分解してドラゴンが運べる物はドラゴンに丘の上のレストランまで工務店に材料を運んで貰ってドラゴンが其処から城まで運んでいる所だと言い其れ以外は船を雇って此の港から小さなあの港まで運んで貰って馬車を雇って修道院まで一旦運んでゆっくりとそれから運び入れる事にしましたと言いました。

丁度其の下の階は窓がやたらに大きくて何もない駄々拾い部屋でクレアには何に使った部屋か皆目見当もつかず其の利用方法も見つからなかったので其の部屋は後回しにする事にしたので其処を資材置き場にする事にしたと言いました。

クレアが丘の上のレストランまで今日のドラゴンが其処から運ぶ分を運ばせてドラゴンの帰りを待っているとアルガーがやって来ました。
懐かしい顔にクレアも会えた事を喜びました。

アルガーは聞いていた粗末な服装のぼさぼさ頭をスカーフで巻いた目つきの鋭い女がドラゴンを連れてと言うのとまったく違う服装の其れなりにちゃんとした服のクレアが居たので最初に其の噂と其の話をして何があったのかと思ったと言いました。

クレアは笑いながら其れは職人の仕事場に入るんだから着飾って行く訳に行かないでしょう。こちらも仕事着で目立たない様に紛れ込んだのよといいましたがアルガーが言うには目立っていたし紛れ込んで無いと其の聞いた噂の話をして大笑いをしました。

そして今度は客として工務店を訪れる時は其れなりの服装をして行ったと言いました。

クレアは詳しく其の階の説明をして其処に魔石をしまうつもりだと言いました。
其の城はクレアしか入る事が出来ないから一番安全な場所だからと言い、其の代わり今後はクレア一人で例の大工専門の人形を作って作り上げて行くのだと説明をしました。

更にそれと同時にクレアは魔法の修業もしていて浄化と癒しを一度に出来る魔玉を作った事と悪を斬る剣も作った事を話しました。

そして此れから水の魔法を習得する修業が始まるのでまた当分来れなくなると言いました。

アルガーは其の後に魔法学校の話が進んで場所も元軍の広い演習場後になって寄付金も集まって更に家宝していた色々な家に伝わっていた魔法関係の本も寄付してくれる人が居て本も集まってきていて其の中でクレアの多額の寄付が来て一期に魔法学校の創設が進んで既に工事が着工されていると言いました。

アルガーはドラゴンが帰ってきたら其の場所に行ってみないかとクレアを誘いましたのでクレアもドラゴンと相談してみると言いました。

所でとクレアはアルガーに首を少しかしげながら言いました。此れはクレアが理解が良くできない謎が出来た時の癖でアルガーは変わらないクレアのしぐさに懐かしさを感じて顔がほころびました。

何度も魔女の城から此の港町に来る直行ルートはどうしてもキリアマリ国の港を通るのだけど龍は雲の上を物凄い勢いで飛ぶので其れまで気が付かなかったのだけどドラゴンは其の下の方を飛ぶので見つかりやすいので日の出と同時に城を出るんだけどキリアマリ国の港に此処の港で見たどんな船よりも3倍は大きな船が1艘ともう1艘がドックに作られていて更に多分其れを乗せる大砲も作られていて其れも此の港の大砲を積んだ船の大砲の3倍はあると思う。

クレアは更にアルガーに言いました。毎日其の上の飛んで考えたのだけどもし其の船で此の国を襲ったとしたらこの国の港についている大砲を撃っても船はもっと遠くから撃ってきて此の港町は粉々になると思うの。
其れでね、其れに対抗するにはほら港から見える灯台があるでしょう。あそこに大きな大砲を作って其の船の港町への射程距離の前に船を破壊しないと行けないと思うのよ。
クレアなら相すると考えたんだけどどう思う?とアルガーに聞きました。

アルガーは目を見開いて驚きました。其の話は本当か!と何度も聞きました。
そして急いで馬車を見つけると行ってしまいました。

クレアが其のレストランでお昼を食べているとアルガーが数人の男の人を連れて帰って来ました。

彼らはモゾリアナ国の軍部のかなり上の人達だという事は服装で解りました。

そして矢継ぎ早にクレアに質問をしてきました。
船の長さの説明をされてノットがどうのこうのと言われてもクレアには何の事だか解りません。

何度もクレアは此の国の港の一番大きな軍船と思われる船の3倍はあったと思うとしか言いません。

そうとなったら何を言っても無駄だとアルガーは思いました。

アルガーがおずおずと君のドラゴンは例えば君で無くても君が命令すれば乗せて貰えるかい?とクレアに聞きました。

クレアはまず「私のドラゴンではない!」と言いました。龍はクレアの使途だけどドラゴンは勝手にやっているの。

そしてドラゴンは魔石を持ってない魔女を一人前の魔女になる様に指導するような事を勝手にやっていて勝手にクレアを彼の意思で指導しているだけと言いました。

だからクレアも一応「乗せて」と頼んでいるのであって命令をしている訳じゃないのよ。其の辺ははっきりさせておかないと彼はクレアより「タイギ」がだいじなのよ。と皮肉っぽく言いました。

だけど魔女になる位の魔力を持ってないと乗せてはくれないと思うとクレアはあの「浄化の杖」の様に魔力をもっていれば誰でも使えると言うのではないみたいと言いました。

アルガーは「浄化の杖」も誰でも使えるんじゃないんだと言いました。此の国では神官長とアルガーが使えただけでクレアがあっさりと使ったので驚いたと言いました。

そうしている内にドラゴンが返ってきました。
クレアが大勢の軍人に囲まれているのに驚きながらもしばらく少し離れた所で宙に浮いて様子を見ている様でした。

どうやらクレアに危害を加えようとしてない事は確かなようです。ドラゴンはそうなったらクレアはどう出るのか見ようと思っていた様でした。

其れもクレアにはカチンと来ました。クレアを助ける為にクレアを囲っていた軍人達とクレアの前に割って入る気が無いのが見え見えだからです。






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