手紙 １
- カテゴリ：自作小説
- 2022/07/10 09:42:28
７月５日
二人の息子宛に手紙が来た
息子は光男・孝雄の兄弟
差出人は実父の妹 館山 信子だった
俺は子供たちの前で封筒を開け内容を確認した
手紙の内容は
令和４年５月１２日に工藤 利夫が亡くなり自筆の遺言書が発見されとの事
遺書の中に相続人が光男･孝雄ということだった、そして裁判所で内容確認をするために連絡をしろとのこと。
連絡先は、司法書士の方へ連絡を取れと言うことだった。
なんとも素っ気ない手紙。
その他、相続関係説明図を同封していた。
相続関係説明図の中に、後妻として英子がいたらしいが、令和３年８月１６日に協議離婚している。
英子との間には子供はない。
利夫の子供と言うことで、光男・孝雄、が相続人と言うことだ。
俺の知っている限りでも一人、利夫の子供は他にもいる。
それも同じ住宅に住む浮気相手に托卵した子供もいる。
まあ、そんなことはどうでも良い。
俺は子供たちに手紙の内容を読んで聞かせ、どうするか聞いてみた。
兄弟そろって相続はしないという返事だった。
俺は、孝雄に「おまえの親父は一億円持ってるかもしれないぞ、おまえの物になるかもしれないぞ」と冗談で言ったが
孝雄は、「俺は関係ないね、縁は切れてるし、そんなやつのお金などは要らないよ」と。
光男も、「何を今更、俺も要らないよ」と、きっぱり不定した。
利夫は死んだ今でも恨まれているようだ。
なら、相続しないということで先方に連絡を取ることにした。
兄弟が結婚していて、それぞれにツレがあり、住宅ローン等借金があるとか、介護施設に入れたい人が居るとかでもあれば、答えは違っていたかもなぁなどと下種な考えが浮かんでしまったワタシｗ
手紙５位まで続きますか？ １０？ それ以上？
それによって、どこまで話が膨らむのか？わかりますｗ
続き楽しみにしてますね 頑張ってください (^O^)/