Nicotto Town



南の魔女クレア155


クレアが持ってきた82冊の本の解明は更に人数を増やして進められた。

クレアは自分が不用意に試した土の魔法ではるか遠くにあった村を破壊して人身事故を含んだ大きな破壊事故が起きる可能性を目の当たりにして魔力のコントロールの必要性を感じたので自分の魔力のコントロールの練習を真剣に始めたので厳しいアルガーの叱咤激励の言葉も気にならなかった。

其れと同時にクレアがたまたま見学に来た若い魔法戦士たちにせがまれて軽く見せた花を使って踊りながら見せる魔法の踊りに其の場に居た魔法戦士や神官達も驚かされた。

何よりもクレアが魔法の本を訳した数十ページを自分で更に研究して攻撃魔法を取り除いて自分の踊りに合わせて自在に花を操る方法を編み出した事に驚いたのだ。

其れまで受け継いだ魔法をいかに習得させて強くして行くかを練習していたのだが新たに魔法をあみ出すとは考えても無かった。

クレアも其れが出来たのは自分が訳した本に呪文が複数載っていたからであって呪文を唱えると正確な魔法が出来る事に驚いて呪文の勉強を始めて其の色々な呪文に似た所と違う所が在る事が解ってより興味を持って研究した事を伝えると魔法学校の教師候補達や神官達が本を約するだけでなく、より深く本を頼りに魔法を研究する必要があるという事に気が付いたのだ。

其の為にはクレアがどうして其れにたどり着いたのかを聞きたいと大勢の魔法戦士や神官たちがやって来た。

クレアは自分が其処までに至った過程を丁寧に説明した。

最初は単純に其処に書かれていた呪文を唱えて何が起きるのかを何度も確かめた事。其の内に幾つかの呪文の内の重ならない部分の呪文を書き留めて其れを一つ一つ言葉を抜かして何が違うのかを色々試して其れによって違った現象をメモしてけんきゅうした。

更に今度は呪文を入れ替えてやってみて何が起きるのかを試して其れをメモして書き留めた。

更に其の呪文の説明の箇所を書き留めて原文の古古語を探してどんな意味かとかどんな言葉なのかを探して呪文の言葉の並びを研究した事。

其れによって花を集めて自在に動かせる事が出来る様になり、更にもともとの呪文は相手を攻撃する為にできていたので其の部分を探し出して呪文の中の其の部分を外してとなえると花から幻惑の魔法が出るのを止める事ができたりと自在に其れが出来る様に成った事。

其れから踊り子に踊りを習いに行って其の踊りに合わせて花を動かす練習をした事を詳しく説明をした。

更に元の古古語と古語と現代語を研究して紐やリボンをみつけたので花の代わりに其の言葉を入れて呪文を唱えると其れも自在に動かす事が出来る様に成ったと説明してやって見せました。

魔法教師候補者達や神官たちはクレアの解りやすく丁寧な教え方に関心しました。


クレアの説明を受けて彼らは魔法を教えるだけでなく魔法の本を更に研究して新たな魔法を作り出す方法を含めて呪文を研究する研究所の役割を果たす所を魔法学校の中に作る事になりました。

クレアも花の魔法以外に色々な魔法の呪文に興味を持ったので本の解読に加わる事になりました。

何せクレアが魔法のコントロールが出来る様になると呪文の言葉を実際に試してみるのに殆どの魔法戦士が唱えても何も起こらない事が在ったのにクレアは瞬時に広い魔法学校の校庭で試して見せてくれた。

クレアは非常に気を使って極々小さいイメージで呪文を唱えても雷で校庭に大きな穴をあけて塀の一部に罅が入ったりそこいらじゅうを水浸しにしたりしながらも必死に魔法力のコントロールを学びました。

其れと同時に魔法の呪文の言葉の研究にも一生懸命取り組んで勉強と研究に取り組む事にしました。

こうなるとほとんどの上級魔戦士と呼ばれる人たちと神官たちは総出で魔法学校にあつまってはクレアが持ってきた本の翻訳と魔法のじっせんと研究をする様になりました。

クレアにとっても其れは非常に大きな魔法を彼らと一緒に基礎からきちんとなっとくして理解して行く場だという事が日々実感できました。

アルガー達はクレアの様な強力な魔法をもっていてコントロールが出来ない生徒への教え方ときちんとした魔法の使い方を教える良い教訓になると同時にクレアに花を魔法を教えて貰った事によりどうやって何も解らない生徒に一から黒板を使って呪文の説明から古語字と古古語字との呪文の関係を説明する基礎から教えるやり方と簡単な実践を教えながらもどうやったらうまく出来るかを一人一人の特性を見ながら的確にアドバイズをしたり花との普段からのかかわり方の重要性を妖精が見える様に成る方法を教えながら見える様に成った人を励ましたりと決して上から目線で厳しく叱咤しない教え方を学びました。

クレアはクレアで魔法のコントロールが出来て来るにつれて魔法を自在に操る面白さを学ぶと同時に魔法戦士たちが毎朝基本練習として武術の練習を1時間ほどする事に興味を持って何と魔法戦士1年生の後ろの列に朝食前に行って早朝武術訓練にくわわって所謂鍛錬と言うのをし始めました。

元々クレアは士官学校で兄たちを含めて生徒たちがどんな訓練を受けているのかに興味を持っていたのです。

クレアは朝食前の早朝にズボンと上着に着替えると龍に乗って魔法戦士を含めた戦士の生徒たちの基礎訓練に後ろの方でこっそりと見よう見まねで練習を始めました。

何度も同じ動作を繰り返す訓練に最初の内は最後までついて行けずに途中でへばりましたがそれでも次第に何とか一番出来ない生徒ですがついて行けっている様に見える様になりました。

生徒たちも後ろでクレアが自分達の真似をしている事に気が付くとクレアがへばっているのを見ると尚更張り切って自分達がやりこなすのを見せつける様に張り切りしだしました。

クレアはもう其の挑発に乗る様な年齢では無かったので其れを無視しながらも自分のペースを乱さずに其の基礎鍛錬を見に付ける訓練を黙々と続けて朝食に間に合うように途中の時間に止めて帰って行くと言うのを続けました。

クレアが帰って行くのを知ると次第に生徒たちがだらけだすので其れを見た教師たちが更に厳しく叱咤激励をするので生徒たちの腕はどんどん上がっていき良い方向にむかっているので教師たちもクレアが来る事を黙認しました。

アルガーもクレアに足りなかった部分がどんどん埋まって行くような感じて更に自分達もクレアに教えられることが多くクレアが持ってきた本の数が予想以上に多かっただけでなくクレアが来てくれたことによって漠然としてどう教えて行けば良いのかイメージが付かなかった魔法学校で何をどう教えて行くのかが次第に見えて来る様になりました。

アルガーを始め魔法教師候補達のノートは何冊もびっしりと書き込まれて更に会議も何度も行われました。

魔法戦士達も其々が自主訓練や練習を始めて神官達に魔力を必要以上に使いすぎて精力を使いすぎて倒れて死にかける戦士が出てきて此れまでにも厳しく魔法の自主鍛錬と訓練をやり過ぎて精力を使い果たして死にかける生徒が年に一人か二人位出ていたのに急激に出てきて神官たちが慌てて魔法役を使ってギリギリの所を行き返させなければならない魔法戦士の看病に流石に其れに付いて厳しく注意喚起が特別に全員を集めてされました。
クレアはそんな事が起きるのかと初めて其の現象見て驚きました。















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