表面張力
- カテゴリ:日記
- 2023/01/03 10:00:38
2022年は愛犬の死別の悲しみと共に生きてきました。
表向き平静でも、どうかすると感情が爆発しそうで、それを押さえつけながらの日々でした。
特に「うちの子自慢」の話がきつい。相手はこちらの事情を知らないとはいえ、幸せそうな話を目の前でされると、頼むからやめてくれと切に思っています。
でも友達だから言えなくて、かといって嫉妬で掛ける言葉もなく、無言で時が過ぎるのを待つばかりです。
子や孫がいない人の気持ちがこれでよくわかりました。つらいですね。なんでうちの子は死んじゃったんだろう!とか、私にはいないのに、あなたは幸せで良いですね、とか、負の感情を吐き出したいのに、社会生活があるから言えない。相手が友人だと切るわけにもいかず、離席もできずに自分の醜さと闘うしかないのです。
この状態の時、いろんなことが否定的に見えてしまいがちです。そりゃそうです、自分の全てを肯定してくれていた愛する家族がいなくなっているんですから。
だから、これからは自分自身で全てを肯定しなくてはいけません。人は所詮、ひとりなんです。
そして、自分を否定する憎しみや悲しみといった感情を抱かなくなった時、死別の苦しみをひとつ乗り越えたと言えるのかもしれません。
愛犬の死は、さまざまなことを教えてくれます。「自分が体験していろんな人の立場を知る」ことが、私の人生の目的なのかもな、と思っています。
このブログをもって、新年のあいさつと代えさせていただきます。皆様いつもありがとうございます。