Nicotto Town



警察官通報

「保健所への通報意味ない」 警察官が通報をする「警察官通報」、その現場と課題は(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1270cbd8267e3e284a48fc466abc30a0190674e?page=1

この記事への疑問二つ

①「警察官通報は、指定医2人による措置診察や、本人や家族の同意がなくても強制的に当事者を精神科病院に入院させることができる措置入院へとつながる究極の手続き」
とあるが、後半では 警官が保健所に通報しないのは、保健所が取り合わないからという文言がある。

 ならば 警察官通報とは、単に「警察が保健所に対して 精神保健法に基づく措置入院を要請すること」に過ぎないのではないか?

 そもそも 精神科の医師であっても、患者を措置入院させるためには、保健所の管轄下にある精神保健指定医2人による診断と指示?が必要なのだから。

 このあたり 患者家族にとっても 当人にとっても、非常に重要な問題であるから 厳密に調査の上 記事にすべきである

②この記事に該当するおばあさんは ただの認知症系統であって、精神疾患ではないと思われる

 診断の下っていない認知症患者も多い(家族が診断のできる医師のもとに患者を連れて行かないから)現状で
 突然激昂するご老人を見れば 認知症を想定した対応するのが公務員として、当然とるべき態度であろう

 それを7人の警官が取り囲んでせめたてるなんて
 人権蹂躙そのもの

 健康な一般人でも 警官7人に取り囲まれて「制し」=「肉体言語で相手の行動を阻む・威圧・威嚇」されたら
おびえて取り乱すだろう
 まして 女性なら 自分よりも体格の良い男7人に取り囲まれたら錯乱しても不思議はない

 そもそも 老婆は 落とし物を拾って 持ち主に届けようとした善意の行動なのだから。

 それを 近くにいた人が その落とし物をとりあげようとしたら ご老人は「善意を疑われた 盗人よばわりされた」or「こいつ強盗」と思ったとしても不思議はない

というか それを代わりに届けると赤の他人が言う方がおかしい
 仮に ばあさんの日ごろの言動から「認知症っぽい」とおもっての提案であったのなら、なおのこと 警官の行動も
警官の行動を制止ししなかった夫の行動も大問題である

というわけで この記事そのものがおかしいのである

これは れっきとした老婆いじめ・虐待を ご近所さん・夫・警官7人係で行った事例といえる

③ちなみに 精神保健福祉法における措置入院の手続きを担当する 指定医たち自身も その手続きをとることを「売り染めたい・嫌だ」と言って 極力 家族による説得・主治医による説得による「本人同意」にもちこみたがるし
一般の精神科病棟も 措置入院の受け入れを逃げ回っているのが現実である

なぜなら 本当に自傷他害の患者をうけいれることのできる
良心的精神科病棟の経営が どこも成立していないからである。

 その生々しい現実から目を背けて、建前だけで 公務員を誹謗する この手の記者たちの行為は 患者への迫害と一般人に対して 「真の弱者への迫害煽り」という 犯罪的行為であると考える

・認知症の人への対応は あくまでも 冷静に 穏やかに
たとえ初対面であっても 1対1の信頼関係を築いたうえでの説得または誘導しかないのである。

 頭ごなしに認知症の人に無理強いしようとすれば
 その時の不安や怒り・憤りがその方の中に蓄積して
 その場で激昂、その後の対人関係もさらに悪化するだけなのだ

(ちなみに 現役時代 日常生活の私的な時間に
 路上で取り乱す5・6歳児と
 迷子の認知症のおばあさん
 いずれも見知らぬ人や子ばかりですが
 そういった人達を 通りすがりに保護することは
 年に1度くらいはありました。

 そういうのにかかわると 小1時間は自分の私的な時間が奪われるので 最近は それらに遭遇しやすい場所に近づかないようにしてますが。

 子供ならファーストコンタクトに10分 そこから情報を引き出すのに10分 適切な対応を取ってくれそうな公的機関に預けるまでに30分ですが

 ご老人の場合は ファーストコンタクトに最低でも15分
(いきなり 声をかけるのではなくて そろっと相手の視界の中に入って行って 相手の方からこちらに関心を向けてくるのを待つのが大事)そこから 相手との対話により状況をつかむのに15分(相手のペースにあわせて ソロ~と質問しないと警戒心を抱かれるとアウト!ですから)
そのころには 通りすがりの人の中には こちらに関心を向けてくる人も出てくるので 余計な口出しをされてご老人をいらただせたりさせぬように さりげーなく周りの人をけん制しながら、効果的な対応で協力してもらえそうな人を見定めて、ご近所さんへの連絡やら警察やらへの連絡を頼んで、ご老人を引き取りに来てくれる人を待つのに約30分ですね

最近の認知症の人の中には 教養や学歴のある方も多く
30分もゆっくりとお話していれば「あんた 看護婦さん?」とか「ヘルパーさんか?」とか問いかけてくる人も案外いるので、その場合 その方関連の人が到着した時の引継ぎは
割と楽ですわ。

つまり 今では きちんと認知症の人対応のできる人の間で共有されたスキルはあるということです
 でも それが なかなか一般の方々には 知ってる人は知ってるけど まだまだ知らない人の方が多い現状で
 警官や役所の事務員や記者は まったく知らん! 知ろうともしない! 人ばっかりというのが大問題

ちなみに 警官のスキルとは 認知症対応のスキルは対立するので 認知症っぽい人がいた場合 直接対応する警官1人
もう一人は離れたところから観察の2人対応が好ましいのではないかと 思いますが(警官が訴えられるリスク軽減のために)
 そういう意味では 警官をサポートする 福祉・医療系の専門家が 認知症っぽい人対応現場につきそえる体制づくりが 今の課題だと思います

なお 精神科系に対しては 今の 刑法と精神保健福祉法の改正と医療体制の抜本的変革なしには どーにもなりません!
  
 




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.