第二次ぽん家大戦Ⅳ 逆襲のぽん太
- カテゴリ:日記
- 2023/03/19 20:04:18
「やった!」
と、思ったが爆風が去った後には何もなかったかのように佇む
グポンナスカの姿があった。
「バ、バカな・・・直撃のはずだぞ?くそう!墜ちろ!墜ちろ~!」
ぽん美はやけくそ気味に撃ちまくり、数発は直撃したが
それでも効いていないようだ。
「ええぃ!ぽん太の巨大兵器は化け物か!
って、いかん。いかん。熱くなりすぎた。
認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを。」
ぽん美は冷静さを取り戻した。
その後はもはや怪獣大戦争のような様相を呈した。
中長距離こそ射撃系の武器が豊富なグポンドバースに軍配が上がるものの
近距離はグポンドバースよりましな足がある分俊敏性に勝る
グポンナスカの方が優位のようだ。
「後ろを取ったぞ。σ( ̄∇ ̄;)の勝ちだ。」
光線の弾幕をかいくぐり、遂にグポンナスカが
グポンドバースの背後に回り込んだ。
グポンドバースに膝カックンを仕掛けた。
氷上で足を滑らせたかのように宙に浮いて背中から地面に叩きつけられた。
「さらばだ。我が愛しき妹ぽん美よ。」
振り下ろした拳が当たる寸前、
「やめて!お兄ちゃん!」
「うッ・・・」
ぽん太は思わず拳を止めてしまった。
ぽん美はすぐさま黒い笑みを浮かべ、
「バカめ!やめてと言ってやめる奴があるか!タヒねーー!!」
ぽん美はありったけの力を振り絞って攻撃した。
騙し撃ちを喰らったグポンナスカはボディは耐えたものの
攻撃の要である頭と拳が砕け散り、仰向けに倒れた。
「やめてと言っておきながら撃つとは卑怯な・・・」
「卑怯ではない!これは戦略だ!騙されるほうが悪いのだよ!
それにぽん太が攻撃を止めることは分かっていたからな。」
「な、何故に?」
「坊やだからさ。実践はドラマのように恰好の良いものではない。
戦いは非情さ。チャンスは最大限に生かす。それがぽん美の主義だ。」
「冗談ではない!そんな手を使って得た勝利など何の意味もない!」
「何とでも言え。攻撃の要である頭と拳を失った以上、
もう勝ち目はなかろう。」
「やむを得ん・・・これだけは使いたくなかったが・・・」
グポンナスカは片足を上げ、足裏から強烈なエネルギー波を発射した。
「うわらば!」
不意打ちを喰らったグポンドバースは後ろに吹っ飛ばされた。
「今だ!カポンフォーメーション!」
ぽん美は自分の身に何が起こったのか理解できず、動揺していた。
「く・・・一体何が・・・ってなにいぃーー?」
ぽん美は大きく目を見開き、思わず絶句した。
そこには両肩が背中側に折れ曲がって両腕がくっつき、
両腕がグリップ、両足が砲身の巨大な銃のような形態に変形した
グポンナスカの姿があったのだ。
「い、今になって三つ目の変形だとぅ?
ぽ、ぽん太!!謀ったな・・・!!ぽん太ーーー!!」
ぽん美の慟哭もお構いなしに
「ビッグバンカポン!」
ぽん太は爆発し、飛散した粒子が一か所に集まり、
巨大なぽん太のホログラフィを形成した。
そのホログラフィは巨大な銃と化したグポンナスカのグリップを
握りしめている。
ホログラフィが引き金を引こうとしたその時
「おやめください。お兄様!!」
何とか止めようとしたが、さすがに2回目であるため
ぽん太は動じない。
「君はいい妹であったが騙し討ちしたのがいけないのだよ。」
ぽん太は遠慮なく引き金を引いた。
銃口から凄まじいエネルギー波が放たれ、グポンドバースは大爆発した。
ぽん美は爆風で身を投げ飛ばされ、
「くぁwせdrftgyふじこlp くぁwせdrftgyふじこlp
くぁwせdrftgyふじこふじこおぉーー!!」
言葉にならない悲鳴を上げながら墜落してゆき
「ひでぶ!」
もろに地面に激突して転がった。
「もう勝負はついた。諦めろ。ぽん美。」
「ま、まだだ。まだこれがある!」
ぽん美は光の闘気を引っ込め、椪黒闘気を放出した。
「ぽん太を椪黒空間に引きずり込んでやる!
前にも言ったが椪黒空間の中ではぽん美の力は4倍になるのだ!」
途端、ぽん美の姿が消えた。
「む?何処へ行った?」
チュプシュー!!
「あいっ・・・いでてえ!!」
ぽん太は突然真後ろから切り付けられた。
「く、そこか!」
すぐさまバックブローを放ったが当たる寸前でぽん美の姿が消えた。
「今度はそこか!」
ぽん美の姿を捉えたぽん太はすぐさま追撃を仕掛けたが
やはり攻撃が当たる寸前でぽん美の姿が消えた。
ピカッ!
「はが!」
突然緑色のサーチライトのような光がぽん太に降り注いだ。
たまらず横っ飛びで避けたが
「なにぃ?」
小高い丘の向こうから巨大なぽん美の顔が覗き込んでいた。
ブオォーーッ!!
ぽん美は炎を吐き、そこかしこで爆発が起こった。
「くッ!サーチアナポンザー!」
ぽん太は透視・解析スコープを起動し、ぽん美を探した。
辺りを見渡すとそこには何故かCh〇o Cho〇 TRAI〇の
クルクル回転するダンスを踊るぽん美の姿が・・・
どうやら見えていないのをいいことに挑発していたようだ。
「・・・そこだ。」
ぽん太は半ば脱力気味に腰の銃を引き抜いて撃った。
「あわびゅ!」
まさか見破られているとは気づかなかったぽん美は攻撃をもろに喰らい、
たまらず姿を現した。
「ま、まさか見破られるとは・・・ならばこれならどうだ!」
ぽん美は剣を抜き、切りかかってきた。
ぽん太もすかさず剣を抜き、ぽん美の剣を防いだ。
数合の後、ぽん美の剣がぽん太の胸を切り裂いた。
チュプシュー!!
切られた部分から火花が飛び散る!
「うぐっ!」
ぽん太は思わず後ろにのけぞって尻もちをついた。
ぽん美はジャンピングパンチでぽん太に追撃しようとしたが
ぽん太は寸前で横に転がって躱す。
攻撃を外したパンチが勢い余って地面に当たった途端、
凄まじい爆発が起こり、二人とも吹っ飛ばされた。
ぽん太は態勢を整えることが出来ず地面に転がった。
一方ぽん美はうまいこと崖を蹴ってぽん太に向かってジャンプ。
すかさず追撃しようとしたが、ぽん太は素早く銃を引き抜き迎撃した。
さすがのぽん美も空中で避けることはできず、撃墜されてしまった。
「須秘瑠椪の力がここまでとは・・・
だがこれはどうにもなるまい!椪琉天破!」
ぽん太は圧倒的な椪黒闘気の流れの生む一瞬の無重力空間により
位置を見失ってしまった。
ぽん美は手を外し、手首から砲身のようなものを引き出した。
「近づくと何をされるか分らんからな。遠くからとどめを刺させてもらおう。
スーパーポポン波!!」
パパウパウパウ!フヒィーン!
ぽん美の手首から放たれた4本の光の矢がぽん太に襲いかかる!
「動けないから何もできないと思ったら大間違いだ!
椪アル・フェニックス!!」
ズボアァー!!
ぽん太は突如灼熱の業火に包まれた。そしてその炎の中から
ウギャアァーー!!
不死鳥をかたどった炎が雄叫びを上げて舞い上がった。
ピーピーピーピー・・・
ぽん太の目には不規則に動く照準サイトが映っている。
ピピピピピピピピ・・・
照準サイトがぽん美をロックオンするとぽん太は
科〇忍法〇の鳥の如くぽん美に突っ込んでいき、
スーパーポポン波ごとぽん美を吹き飛ばした。
「あべし!」
ぽん美は逃げようとしたが追尾されたため逃げきれず
あえなく椪アル・フェニックスを喰らってしまった。
決着がついたかに見えたがそれでもぽん美は立ち上がろうとしていた。
「まだやる気か?・・・って、うげッ!」
グダグダした展開ですみません
まだ続きます
この先、ぽん太さんとぽん美さんが和解して平和にくらせる話になるのかぁ(・・?
続きも楽しみにしています。
2体の人形を操りながら、話を捻りだしているのかしらね~^^ 次回も楽しみに^^
そして卑怯だなぽん美…
フェニックスがでたらもう佳境感あるなー
さあ盛り上がってまいりました!Σ(゚Д゚)」
読んでいる途中で一人の男の子が形がいろいろ変えられるぽん太人形と
同じく変形自在のぽん美人形で一人二役をしながら遊んでいるシーンが目に浮かびました(*^-^*)
とても楽しそうで見ている私も関心してしまいました
次の展開も楽しみにしていますね♬