Nicotto Town



長野と静岡、石川と新潟

「日本怪異 妖怪事典 中部」という
分厚い本を読んでます(笑)

新潟・富山・石川・福井
山梨・長野・岐阜・静岡・愛知
というのが、この本の中の「中部地区」。

関東甲信越、という場合に
関東の仲間みたいになることもある
新潟と山梨と長野ってホントに立ち位置ビミョー(笑)

似たような怪異が名前を変えて
登場することも多いですね。

河童系の話もあちこちにある。

割と面白いと思ったのがお盆あたりに
水に入るのは止めるように言われてる
ことですかねー。

そのために「カッパが出るから」
という理由付けみたいな形になってる。

あとは「キュウリを食べてから水に入るな」
っていうのも、ちらほら。

これ、キュウリを食べると体が冷えるからかな。
それで水の中で足がつったりするのかも。

ということで、やっぱり河童のせいになってますー。

それから読んでて離れたところなのに
ほぼ同じ話があること。

それも長野の我が家のあたりでは有名な
「早太郎」という妖怪退治した犬の話。

毎年、人身御供を山の魔物に出していたのを
たまたま魔物が「早太郎には知られるな」
といったのを聞いた人が静岡まで
早太郎を探しに行って、連れて帰って退治する話です。

これとほぼ同じ話が石川県にもあって、
こちらは「越後のしゅけんに知られるな」
ということで、やはり越後まで「しゅけん」を
探しに行って・・・。

違うのは長野の話には静岡とちゃんとリンクしていまして、
静岡の方では「しっぺいたろう」という名前に
なっているだけで、ほぼ同じ概要なんですが
石川と越後の方は越後(新潟)に該当の
話が無いようなんですよねー。

他にも読んでいて色々と面白かったのは
出典の古い文献にも「何かを見間違ったのであろう」とか
「お札を売って儲けるための作りばなし」みたいな書かれ方を
してるものがあるのですよねー(笑)

昔の人も、「ちゃんと考える人はいたな」と
いうことが分かって面白かった。

大入道系なんかは、たいてい下を見下げると消える
というのも、一種のスタンダール症候群に対する
対処方法だなという感じですねー。

スタンダール症候群というのは
海外の教会などで上ばっかりみてると
気分悪くなったり気を失ったりっていうやつ。

首の血管が圧迫され続けて起きる症状なんで
下を見ましょうねー、上ばっかりみてないでねーって
いう注意が観光案内なんかにも載ってたりするらしい。

大入道系は見てるうちにデカくなるのを
目で追っているうちに気を失う
みたいなやつだから、間違いないと思う(笑)

妖怪にも理屈で分かる部分があって
ふむふむ、ああなるほどーって
思いながら読みましたヽ(^o^)丿

他にも1升はいるように見えない
小さいヒョウタンに酒を入れていく話なんかは
ヒョウタンにひびでも入ってたんじゃないかと(笑)

ええ、素直じゃないもんですから
ついついそんなことを♪

暑くなって水の事故も増えますので
みなさん、河童に気をつけてくださいねーヽ(^o^)丿

<昨夜のわたし>
がんばって日付をまたいでの鬼滅。
「よかったねぇ。」(T_T)
あー、はやく柱稽古みたいぞーーヽ(^o^)丿

さあ今日の一冊
「そらとぶ クレヨン」金の星社
クレヨンの絵本です。
まずお絵描きをする最初の道具って
クレヨンですよねー。どんな絵がかけるかな?




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2023/06/22 07:01
我が家の近くにも「カッパ」にちなんだ祭りが
あるらしいんです。行ったことはないけど(笑)
ほんとだ!三重県は関西になってるんだろうなー(^▽^;)
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2023/06/22 03:25
中部地区に三重県が入っていない!!(苦笑)
河童は遠野まで行ってゆかりの地を回ってきました
岐阜には座敷わらしがいることで有名なうなぎ屋さんがあります
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2023/06/21 07:12
いわゆる「まつろわぬ民」ってやつですよねー。
山の民とか、士農工商以外のところとか。
ひだる神は「低血糖」ですからね(笑)
なんか分からないけど力が出ないやー・・・
という現象だけど、何か食べると復活ーーヽ(^o^)丿
ということを視覚化したんじゃないかな♪
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2023/06/20 23:45
あー、それもありますね!
能の「土蜘蛛」という作品に出てくる酒呑童子とその一味は
角生えてますけど、朝廷ではない側の人間、という話はよく耳にします!
研究していた作品ではないので
あまり詳しくはないのですけどね^^
見えないものを可視化、という側面もあると思います!
信仰や習わし、自然現象などを表していたり^^
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2023/06/20 07:14
いつえさん>「鬼」と「人」というのは「人」という定義が
      古い時代ほど「貴族」「公家」のようなかなり限定的だった
      可能性が高いので、つまりもぉあれですよ「平氏にあらずんば人にあらず」
      みたいなのが普通だったから、今とはかなり違うと思った方がよさそう。
      妖怪は「目に見えないものを視覚化」したものが多い気がしますね。

西湘国府津さん>おお、いがいと全国で知られた名前なんですね
        「早太郎」「しっぺい」って(笑)
        地元ローカルなんだとばかり。
        次は「しゅけん」?  
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2023/06/19 23:21
こんばんは(*´ω`*)♪
日本に限りませんが、妖怪や民話は興味深いですね!
社会人学生をやっていた時に、卒業研究で、心理学と民族学を結びつけた感じの研究をしていたのですが、かっぱは「間引かれたこども」説が頭から離れません(^.^;
妖怪と聞くと、里を追い出された人間(変わり者)、という認識になっています(笑)
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2023/06/19 22:54
早太郎とかしっぺいとか
アニメ「ゆるキャン△」で出てきたことを思い出しました
磐田市のマンホールカードも、しっぺい
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2023/06/19 21:39
楽しみだねー、アーニャちゃんヽ(^o^)丿
映画もあるんじゃなかったっけ?
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2023/06/19 21:35
ねずこーーー、太陽克服よかったねぇ(´;ω;`)ウゥゥ
よかった けど…、来週から何を楽しみに日曜過ごせばよいのだろう・・・( ノД`)シクシク…
そうだ!
秋からSPY×FAMILYが有るじゃないかぁ♬
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2023/06/19 18:08
意外と「ちゃんとした理由」のある妖怪の話って
あるもんだなーって感じでしたね。「獲猿(かくえん」
というのが、魔物の名前ですが女だけさらっていくという
ところから、血が濃くなるのを嫌った山の民のにおいが
するような気もなんとなくしますね♪
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2023/06/19 18:01
こんばんは^^

信濃の早太郞、信濃の悉平太郞はどちらも静岡から長野の光前寺へ化け物退治のために早太郞(悉平太郞)を探しに来る話ですね。越後のしゅけんのリンクは猿神3体だけで最後の1匹ですもんね。七尾では青柏祭となってでか山を引くようになるお祭りで、かなり有名な民話ですね。


お盆くらいには土用波などで波が荒くなってくるので海へは行くなとか、そういう理由もあるのでしょうけど、此岸と彼岸の境目が水辺だからかもしれません。一青窈「ハナミズキ」はまさにそういう歌ですし。
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2023/06/19 17:05
らんなーさん>コミックでおおよその記憶があるので
       堪能できましたが、初見だと辛いかもですねー(^▽^;)
       
じりじりさん>たしか「疾風」と書いて「しっぺい」と読んだと思います。
       早太郎という名前もですが「素早い」という意味なんでしょうねー。
       石川の「しゅけん」は「俊敏な犬」なのかなー(笑)
       ご当地キャラに「しっぺい」がいるんですね( ..)φメモメモ
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2023/06/19 16:45
話が作られた経緯を探っていくのは面白いですね。
子供達の目がらんらんと輝いてくるのが判ります。
小学生の頃、色んなお話をしてくれる先生が居て、授業そっちのけで
子供達が興味を惹かれてましたねぇ…(=゜ω゜)ボー…そういうの大切だなって
思ったもんです。アーニャちゃんがわくわくするような感じ?w

鬼滅は最後まですっ飛ばし運転でしたね。もうちょっと説明が欲しかったというか、
(´ω`) ンー…なんだろうな…演出不足?
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2023/06/19 16:43
それで磐田のご当地キャラが「しっぺい」なのかぁー
初めて知りました。

ずーっと疾病だと思ってた^ ^



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