Nicotto Town


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夢鳥とうわごと


ぶるっ・・・


寒いねー!!(((Ξ゚ω゚Ξ;)))



おはー★にゅ

風邪ひかないようにね♪



『秋風』



 10月終盤
秋の肌寒さが体に染み込んでいくのを感じとり、
ようやく彼らは眠りから解き放たれ、覚醒する。

鳥も虫たちも、各々の巣から顔を覗かせた―。

「今日は特別肌寒いですね―。」
小さな体を抱え込み兄弟に相槌を求める。
「今日のお天とう様は気分悪そうだ・・・かわいそうに」
それとは対照的に天を見上げるなり、顔をしかめた。

ずり・・・ずり・・・。ずり・・・ずり・・・。
後ろから、戦国時代の武将を思わせる硬い鎧を身にまとった者が現れた。
久しぶりに秋の空気を吸いにきたのであろう。
「あぁ―。だが、また元気になってくれるさ。いつものこといつものこと。」
自分の長い髭を揺らしては、手で撫でた。
「これはこれは。お久しぶりですね―。」
「おはようございます!」
二人は、その者に軽くお辞儀をした。

「ふむ―。ワシらも、お天とう様も周りの長老様たちのお陰で
己の生涯を知りえど、こうして活き活きできるのじゃ―。ありがたや。」
鎧を纏った体を重たそうにしていたが少ずつ起こし合掌をした。
二人も彼の隣に並列し、同じように拝がみ始めた。

秋の涼しい風が彼らの体を覆い包んだ。
とても優しく、大切に―。




うぇい★にゅ









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