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2023年４月期ドラマ総決算

カテゴリ：テレビ
2023/07/03 23:20:06

2023年４月期のドラマ総決算です。

ドロップアウト組

●だが、情熱はある　日テレ　日曜夜１０時半～

現役でバリバリテレビやラジオで活躍している芸人２人を主人公にした青春ドラマ。いろいろがんばってるとは思ったが、やはりご本人やその界隈に興味がないとまったく面白くないため２回目くらいで脱落。

佳作ショートドラマ

●帰ってきたぞよ！コタローは１人暮らし　テレビ朝日　土曜夜１１時～

前作では保育園に通っていたコタローが少し成長して小学生になった。土曜の夜に気軽に見れるハートフルなドラマで、誰も悪い人は出て来ない。コメディかというとさほど笑えるシーンもないが、それでも何故か見てしまう魅力があった。

※ショートドラマ賞

●俺の美女化が止まらない!?　テレ東　水曜深夜３時２０分～

なんとなく見てしまい短いので完走してしまった。主人公のウジウジぶりはともかく、そんな男子に強く出るヒロインが信じられずに見ていた。見た目がきれいなのはいいけど、もう内容におばさんはついていけないよ。

●６位

特捜９　テレビ朝日　水曜夜９時～

今期は何故か２カ月しかなくて、次の刑事７人が６月初週から始まるという異例のスケジュールとなった。ついに浅輪と倫子の間に赤ちゃんが！？と思わせるも別人の子供で、子供が欲しいならいい加減作らないと倫子さん上がっちゃうよ？と強く思った。あといくら嘱託とは言え伊東四朗を働かせるのは見た目的にも設定的にもどうなの？御年８６、もうじき９０。さすがに嘱託は７０代までにしてほしい。ちなみに以前上司役で出ていた里見浩太朗も同い年。特捜９のレギュラー陣が年食ってもう定年退職世代に近づいているからといって、ちょっとキャスティングがとち狂ってる。

●５位

正義の天秤 season2　ＮＨＫ　土曜夜１０時～

急に始まったもので、５回しかなかったのだがその３回目を見逃してしまった。他の回を見るに、前シーズンと違ってメインストーリーが大きく動くことはなく、基本１話完結だったので、見逃しても本筋にはあまり影響はなかったように思う。状況的には初回と最終回は何も変わってない。主人公の恋人が意識を取り戻したせいで、前シーズンの重苦しさは少し緩和された雰囲気があり、亀梨の持ち味なのか全体的に少し明るくなっていた気がする。しかしこのドラマ、メインキャストがいろいろ背負い過ぎ。多分また続編がありそう。

●４位

育休刑事　ＮＨＫ　火曜夜１０時～

鎌倉殿で二代将軍頼家を演じ好評を得た金子大地が主演の１話完結型の刑事ドラマ。金子自身の演技は少し固いように感じたが、彼を取り巻く女性たちの演技力で支えられており、特に前田敦子のいい意味でクドい演技がドラマの雰囲気を作っていたと思う。育児がテーマだからか殺人事件はあまりなく(なくはない)気軽に見られるミステリーで、新米ママやパパの参考にもなりそう。私は最近こんな感じなのか～と感心しながら見ていた。このドラマのように、男性が普通に育児休暇がとれる時代が、もうそこまで来ているのだろうか。

※助演女優賞(前田敦子)

●３位

ケイジとケンジ、時々ハンジ。　テレビ朝日　木曜夜９時～

そうか、スタッフは東出を切り捨てて新たなスタートを切る決断をしたのか、というのがまず主な感想。ちょうどあの騒動はこのドラマの前シーズンが放映されていた最中だったし。主人公は桐谷が演じる刑事なのだが、検事や判事が関わってくる分桐谷が脇に回ることも多く、誰に思い入れして見たらいいのか視聴者を惑わせた感があった。相変わらず大阪弁で横浜を俺の街と言い切る主人公に少し違和感がｗ同じ横浜を舞台にしたあぶない刑事とはまったく違う刑事ドラマ。時代は変わったと実感させる。

●２位

合理的にあり得ない～探偵・上水流涼子の解明～　フジテレビ　月曜夜１０時～

実に加齢臭豊かなドラマ。推奨年齢５０以上。懐かしき２サスの雰囲気も感じられた。アクションシーンも派手さはなく、逆にハラハラしながら見ていた。だけど恐らく私にはぴったりマッチしたのか、とにかく古臭さを感じるＢＧＭからしてもう忘れられない。そしてオバサンは多用されていたがババアという言葉があまり使われていなかったのは、同年代の視聴者に対する配慮かｗ最終回に玉山っぽい男が出ててなんでこんなチョイ役？と思ったけどＢＯＳＳへのオマージュだったらしい。ＢＯＳＳは古いわーもう今天海のイメージはキントリだわー！

※特別賞/主演女優賞/音楽賞

●１位

ラストマン－全盲の捜査官－　ＴＢＳ　日曜夜９時～

ＴＢＳの看板ドラマ枠だけあって、とにかくキャスティングが豪華。ミステリーが多かった今期のドラマの中では質的にも一番。メインキャストが福山と大泉なので、話はかなり重かったが、彼らのキャラクターで乗り切ったように思う。しかしあの２人が両親とも同じの兄妹とは到底思えない。政治絡みの大きな事件に発展するかと思いきや、結局骨肉の争いで終わったのは、いい落とし所だったのではないだろうか。福山の見えない演技に不自然を感じた人も多かったと思うが、見えない人本人には見えないので、多分問題はない。

※大賞/ミステリードラマ賞/特別賞

順位つけてますが、１位≒２位＞３位以下という感じで、２段階しかない感じでした。ラストマンはさすがＴＢＳの看板ドラマ枠、２人の大物主役級のダブル主演ということで力が入っていて、空回りはしてなかったと思います。一般的に見ても今期のドラマの中では視聴率トップ。

それに比べれば、合理的はかなり肩の力を抜いたドラマで、若い人は蚊帳の外のような作りでしたけど、これはこれでよかったです。恐らく私は対象となるドストライク世代だったので、何もかも古いな～ｗ加齢臭するな～と思いながらも楽しく見ておりました。どうせなら相手役ももっと年上でもよかったんじゃないかってくらい。

順位には入ってないですが、コタローもなかなかよくて、これから定期的にコタローの成長ぶりをドラマで見られるといいですね。

全体的に見ると、やはりラストマンの一人勝ち。キムタクドラマも健闘しましたが、視聴率的には特捜9に後れを取るという失態ぶり。個人視聴率やＴＶｅｒ登録数を見るといい結果を残したようですが、それを加味してもラストマンに軍配が挙がりそうです。シリーズ物だったのが逆に裏目に出たのか、ドラマの雰囲気が全体的に暗いのがウケなかったのか、私も家族が見てたけど、始終陰鬱なＢＧＭが流れていて、あまり見たいと思えませんでした。

あと日テレドラマがほぼ爆死してました。Ｄｒ．チョコレートはまだいいものの、他の２つ、特に水10の凋落っぷりがすごい。最近水10は裏にもドラマ枠ができてから特に不調でしたが、今回は裏に負けての爆死なので目も当てられません。高視聴率をたたき出していた安定期もあったのに、何故ここまで破壊されたのか…。次は男性を主人公にして再起を図るようですが、裏が私激推しのばらかもんという飛び道具が。２０代後半の若い俳優が主人公のガチの戦いが見ものです。

ところで見る予定だった大富豪同心3を完全に忘れていたのを、たった今思い出しました。もう始まっていて先週金曜に２回目が放映されたみたいです。今、どうやって１回から見るか検討中ですｗ