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限定相続・相続放棄

展望・ペット:キラキラ

もらったステキコーデ♪:27

前回投稿した「今の日本における身近な人の死」の補足です。


最初は コメ欄に書いたのですが、思いのほか長くなったので、新たに「日記」として投稿します


◇ ◇
・「限定相続」というのは、現金や不動産・貯金・保険など、「プラス」の財産をまず相続して
 あとから 故人の借金などと「負」の財産の存在を知ったとしても、
 すでに 自分が受け取った「プラス」の遺産以上の返済はしなくてよい

 という手続きです。

悪質な借金とり(個人・法人を問わず)というのは、相続手続きの終わった3か月後によってきて

「おまえ 遺産相続したんだから 故人の借金も払えや!」と取り立てに来ます


それゆえ 夫婦別会計などで 故人の負債・交友関係のすべてがわかっているわけではないときには
 とりあえず「限定相続」の手続きをしておくと、悪質借金鳥が来ても、裁判所から受け取った書類を示すことにより、借金取りを撃退できます


・「相続放棄
昭和の頃は、兄弟姉妹がいたときに、土地などを細分化して相続しても 資産として運用できないので
姉妹に「相続放棄」をせまって 故人の息子たちで相続することがよくありました。

しかし 「相続放棄」の本来の目的は
故人が 借金だけ残して死んでしまった場合、「相続放棄」の手続きをすることにより
遺族が 故人の借金を相続しない=返済義務を負わない 
ためのものです。

 よくある 親の借金のせいで こどもがその後の人生に苦しむ なんてことを防ぐための措置です

これも 故人の死後3か月以内に「相続放棄」の手続きをすることにより
遺族の生活を守ることができます。

この「相続放棄」のポイントは、公共料金も含めて、個人名義の支払いを一切してはいけないということです。(普通 人は 月の半ばで死ぬから、その月の分の使用料の支払い=翌月分の請求がのこります)

公共料金だけでも支払おうなんて公徳心を発揮すると
悪徳弁護士が「未払いの公共料金と言う負債をすでにお前は支払ったのだから、他の負債も支払う義務がある」と強弁し 実際 法律でも 債権者の扱いは平等にしなければならないとなっているので
「相続放棄」無効になってしまうのです><・・実例あり

・さらに ネット契約(動画視聴など)など 遺族が個人の契約解除方法がわからなくて
 支払い請求だけが延々と来る とか言った問題と絡めて

今の時代 相続問題が 悪徳業者に非常に有利になっている

・しかも 法定相続人なら、「限定相続」とか「相続放棄」の手続きにより 借金とりから身を守ることができる
なにしろ 裁判所から公式に 借金返済の義務の免除を認められているから。

 ところが 同居人等の場合は・・悪質借金取りにすごまれ 脅されても
 身を守る手立てがない

  それこそ「一緒に住んでたんだから お前も使ってただろう」とかってごり押しされたり
  あれやこれや

 そもそも 戦後の昭和や平成になっても まだ 「親の借金で子が身売り」的な話が 発生するのは、

「限定相続」「相続放棄」の手続きを3か月以内に
 正しい方法で行って 身を守っていない所につけこまれ
 ゆすり・たかりの脱法・違法な取り立てに会うわけです。

  それこそ 「公共料金を支払ったんだから ン千万円の借金も支払え」的な話を平気でやるのが
  橋下(元大阪府知事・元大阪市長)のような暴力団関連お抱え弁護士のお仕事です。

 (地の人は橋下がどこに雇われた弁護士だったか知っていたから維新に反対し続けたけど
   他所から大阪に来た人たちが 有権者として橋下礼賛・維新に投票したせいで
   今の大阪はもうぐちゃぐちゃ:脱線ごめん)

・金があってもなくても遺産相続は大変
  そして 故人の借金なんて 死なれてしまったらもう確認できない、そういうあいまいさがある

・ 正式に婚姻していても 遺産相続って 人生におけるハイリスクその3(その1は就職・その2は結婚w)なので、事実婚や「新しい家族生活」を追求している人達っていうのは
 大切な人を失ったその時から 悲しみに暮れるいとまもなく、「法によって守られることを拒否した人生を選んだ代償」の取り立てにあう。

 そのリスクを よくよく考えて 若い人には パートナーとの生活形態を選んでほしいと思う
 or人生を賭けた挑戦をするときには、何重にもリスクヘッジ(現行法に基づく法的防衛措置)をしておくように!

・世の中には なんでそうなるの?と言う話があるんですよ
  半同棲・時々泊まりに来る彼氏の借金を背負わされたとか・・

 言いがかりにおびえて、茫然と・途方に暮れてうなだれるだけでも(相手はそれを狙って圧迫しているわけだから)、同意したとみなされ、気がついたら、自分の名前で借金したことにされている(知らないまに新しくつくられた借用書=法的に有効な借金契約が成立している)
 そうなるともう逃げられない世界に。
 
 ガンガン追われ、付きまとわれていたら
「自己破産」の手続きすらできない精神状態においこまれる

 それでもリストカットで救急搬送された医師の配慮で相談室に紹介されたことから人生を立て直す人もいるので
「人生七転び八起」と開き直ることが肝要。

 でも今の医療機関・医師にそこまでの配慮ができる「健全さ」が乏しくなっているのも事実

女性の場合、親と疎遠になったまま 配偶者と生別・死別した人は
 法的措置・行政手続きによって 十分に身を守る手立てがとれず その結果として精神的余裕が持てずに 泥沼になる人が多い
 あるいは 法的・社会的手続きを一人でこなしても その精神的負担が あとからじわ~ときて、心の傷を深めてしまったり。


・逆に ハイリスクな生き方をしている娘さんでも 実家の親がべったり・しっかりとその暮らしを社会的にも物心ともにサポートしていたら、 案外 何があっても 幸せな人生を送っている。

・だから 少子化の時代においては、娘であれ息子であれ わが子が独立したあとも 結婚前にはしっかりと新生活準備に関するサポートをして 
 たとえ 諸般の事情で 結婚した子供達と疎遠になっていても
 配偶者を亡くしたと聞いたら 何をさておいても子供のもとに駆け付けて
 法的・行政的手続きをぬかりなくやって 子供の精神的な立ち直りの側面的援助を行う
くらいの
気構えが 必要だと思います

なんか 昨今は 「子供は独立=親が口出すな」みたいな論調ばっかりが目立って
平成以後の 若者夫婦(それがたとえ40代でも)ってのは、
 生別・死別をきっかけに その後の人生を ものすごく傷つけてしまっている人が多すぎると思う

 大切な人を失って悲嘆にくれる「服喪の期間」こそ
 親族(親・兄弟姉妹)は 社会的な手続き関係でしっかりサポートする
のが
 家族=家を守ることだったはずなんだけどな・・・
   愚痴を聞くよりも、その後の生活を守るための諸手続きをぬかりなくやることの方が大事よ

 生活に煩わされていたら、嘆く時間も十分にとれず、傷口が膿んだり体力気力が消耗し続けて
   悲しみから立ち直り切るのが より困難になってしまうのが
   人間なんだから。

それを 旧弊な「家制度」とか「しがらみ」なんてうわべの言葉に置き換えることが
 己に また己の家族に 不幸を招くことになる

 今は 個人一人一人が 「家長」としての責任をもって
 自分の暮らす家(社会的な意味で)を切り回す時代


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2023/07/15 13:16
(本文の続き)
 へんなイデオロギーや 宣伝にのって そこら辺を忘れてしまって
  心を患う(心の傷の自然治癒に至らなかった)人が増えたと思う今日この頃。

いつの世も 厄介事・悩み事にあふれているのが 人生ではありますが
  それに上手に対処する「先人の知恵」にも 敬意を払うことが
  己にとって「はじめての困難」をうまく乗り切るコツでもあると思うのだがなぁ

もちろん 新しい生き方を追求することを否定しているわけではありません。
 ただ 「新しさ」って ほんの一要素に過ぎない
 その「ちょっぴりの変化」が 意外と 大きな社会的負担となってのしかかってくる
 
 だからこそ 先人の知恵・足跡も学び、それらを今の自分の生活に活かし続けることが
 自分なりの挑戦を続けていく秘訣にもなると思う。
  それが 温故知新の精神

ただ、社会の変化・家庭生活に及ぶ経済活動・労働形態の変化が激しすぎ
「こういう生き方が正しい」とかって なにかと新しいやり方を宣伝する人が力をふるっている
今の 日本は ・・・  その中で生き続けるのは ほんと大変です

 特に 若い方が これから先が長いから・・・

年寄は 若者の無事を祈りつつ、なんとか 乗り切って 上手に休憩を取りつつ生き抜いてねと願ってしまう



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