Nicotto Town



KANとビリージョエル

KANさんが 亡くなった。


 11月になってから気温が乱高下して 持病のある人にはきつい季節の訪れ前哨戦だなぁと思っていたけれど こうして 訃報に接すると・・

KANさん「愛は勝つ」誕生秘話 ビリー・ジョエルの音楽性に心酔 日本歌謡史に残る財産(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/83a0633a713aac668c118246bb0a04f74e9d0f0d

は、良い追悼記事だと思う。

「愛は勝つ」(1990年)がヒットしたのは、私がバタバタしているときだったので、あまり 曲をじっくり聞いたことはなかったのだけど
この曲を聴くと なぜか 中学時代のクラスメートの事を思い出した。

彼女は家庭的に恵まれずいつも暗い顔をしてい子だったけど
一緒にいるときに 時々彼女が小さな声で歌っているのをきくことがあった。
その姿を なぜか この曲を聴くと思い出すのだ。


この追悼記事を読んで、言われてみれば 愛は勝つの冒頭部分ってビリージョエルのアレンタウンの冒頭の カンカンという鉄を打つ音のイメージのピアノの打鍵イメージに似ているなと思って ユーチューブを検索した

その結果 KANさんの公式ページ
KAN - YouTube
https://www.youtube.com/c/kan

の冒頭の「弾き語りばったり ♯31」のビデオを聞いて
ナイロンカーテン1982年(アレンタウンやプレッシャーが収録されたアルバム)に納められた曲の転調やコード進行 装飾音の使い方を思い出した。

ナイロンカーテンは、中1のころ 積極的に私に絡んできたクラスメート男子Aがプレッシャーとしょっちゅう叫んでいた思い出とあいまって、曲の面白さに加え、曲名「プレッシャー」を一発で覚えたことから印象に残っている
(私は 曲に集中するあまり 曲名を覚え忘れることがよくあるが、プレッシャーに関しては男子Aの思い出のおかげで一発で題名を覚えましたw)

曲を聴いて弾きたい!と思って本屋に行ってピアノ譜を買いました。レコードではなく(爆)
 クラッシック畑で育った私が それ以外の世界のリズムを身に着けようと努力を始めたきっかけは、西部劇の駅馬車の音楽とナイロンカーテンでありました(笑) 

ナイロンカーテン収録曲を弾きこなすこなすために ギターの曲本を立ち読みしてコード進行を学びましたw (まっ それはどうでもいいんだけど)

KANさんの曲を聴くときは、ほかの楽器とのアンサンブル伴奏で聞くことばかりだったけど、もっと彼のピアノ弾き語りを聞いておきたかったなと 今更ながらに思った。

ビリー・ジョエルさんは いまだご健在のようだけど、
KANさん あの世で一足先に 音楽三昧して、
やがて訪れるであろう ビリーさんを待っていてあげてくださいね。

肉体の束縛を離れて 思う存分歌い・演奏してくださいませ。


・ビリージョエルや 愛は勝つ の時代は、 レコード録音そのものが大変だったから、曲もフルバージョン、その後は 機器の発達に合わせて 歌唱のミキシングばかりがはやったみたいだけど

 ネットで楽曲配信が手軽に行われる時代になったのだから
ピアノ弾き語りバージョンが 歌い手自身の作品として もっと流布したらいいのに とふと思いました。

同じ曲 同じ歌い手でも 楽団バックの編曲と ピアノの弾き語りバージョンで
曲そのものが ずいぶん違った印象になるのだから。

ていうか それぐらい KANさんの公式ユーチューブの弾き語りにインパクトがありました。

(昔 ビリージョエルのピアノ弾き語りをライブで見た・聴いた時も レコードバージョンとは違うインパクトに震えたもの。万難排して 会場に駆け付けた甲斐がありました)




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