Nicotto Town


ウイルス戦争 神は死んだ


ロブスタ種のコーヒー農園は貧乏

コーヒー農園を経営している現地の人は収入が少ないので貧困にあえいでいた。

昔、テレビ局が「先進国の喫茶店のコーヒーは一杯、いくらだと思いますか」と意地悪く質問した。

農園の経営者は思いっきり高い値段を言ったらしいが、日本では一杯300円ですよ、と教えていたように思う。

それは東南アジアの物価から言えば物凄く高いのだ。

ところが現在ではコーヒー 一杯550円。

生産者はろくに儲からないのに、中間業者が物凄く儲けているという一例。

ふと私は気になった。

このコーヒー農園ではロブスタ種とアラビカ種のどちらを栽培していたのだろう。

アラビカ種は「ブラジル」「コロンビア」「グアテマラ」「モカ」「キリマンジャロ」「ブルーマウンテン」などで高値で取引される。

そして多くのアジアで生産されているのは安いロブスタ種なのだ。

このロブスタ種は安いからインスタントコーヒーや缶コーヒーの材料にされる。

テレビ局は先進国の搾取をテーマに取材していたのだから、貧乏なコーヒー農園を探していただろうし、アラビカ種の農園は高地にあるので行くのが面倒だ。

そうなると低地で栽培できるロブスタ種のコーヒー農園を取材していたのだろうと推測できる。

ところが喫茶店では通常、アラビカ種のレギュラーコーヒーを煎れている。

つまりロブスタ種のコーヒー農園でアラビカ種のレギュラーコーヒーの値段を聞いたのだから、テレビ局は少々的はずれな質問をしたように思う。




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