浮世絵「名所江戸百景」
- カテゴリ:日記
- 2009/10/27 00:12:07
安藤広重の名所江戸百景の1つ「浅草田甫酉の町詣」。
アメリカ人はこの浮世絵に「富士山を眺める猫」とタイトルをつけたそうな。
大雑把やな~ 細かいとこ全然見てへん。日本にはフジヤマしかないんか~~
なんて笑ってる私も、拡大図と説明がなかったら、さっぱりわからんかったけど。
中央の黒い帯は酉の市詣の人たちの行列。浅草田甫(新吉原)は酉の日は全ての門が開放され自由に出入りできて、その賑わいを吉原遊郭の2階から猫が眺めるの図。
そして、左下の屏風の端から覗くものは、酉の市の縁起熊手をあしらった簪。よく見ると、おかめと松茸の取り合わせのデザインである。その奥では何が……(ぽっ)
一般外国人は「うたまろ」のようにわかりやすくデフォルメされたものが好みのようだが、江戸庶民はこういう想像力を掻き立てられるタイプにも楽しみを見出していたようで。
やっぱり日本人は古来より妄想族だったんだね!
(画像なくてごめんなさい)