1826番:軍事弔慰金のよくわけのわからん継承
- カテゴリ:日記
- 2024/04/05 07:37:47
軍事弔慰金のよくわけのわからん継承
 
 
 
 軍事弔慰金制度ができたとき、お金が支給されたのですが、
 それは戦死した人の子ではなく、孫、あるいは兄弟姉妹が
 受け取るという制度になっていました.そこが私にはよく
 わからない.
 
 
 
 どう考えても、子に行くべきだろう.だけど、そのお金は
 この変てこな法制度により、戦死したふたりの伯父の弔慰
 金はそれぞれの息子や娘ではなく、戦争に出なかった長兄
 が受け取った.同じく、長兄が亡くなったときは、その息
 子や娘ではなく、四番目の兄弟となる父が受け取った.
 
 
 
 残された兄弟のうち、戦争に行ったのは唯一、元少年飛行
 兵の父だったので、ここまではまあ法制度に従った権利継
 承だったように思う.
 
 
 
 さて、父の死後、その弔慰金の受け取り人は誰になるか?
 これまでの経緯から推すと、当然長女(この人が父の妹に
 なる)だろう.そう思ったので、「こちらで手続きします
 ので戸籍謄本送って下さいな」と電話し、早速手続きをと
 るため、福祉事務所、市役所、郵便局と東奔西走.しかし
 最終的にこう言われた.
 
  「あのう、この弔慰金ですけど、ゴタさん、あなたが
 受け取れますよ」
 
  「え?なんで? それはうれしいけど、なんで?」
 
  「財産権利は子が受け継ぐものですから.」
 
  「え?ええ?ほんとうにいいの?」
 
 そこで、めっちゃ恥ずかしいながら、めっちゃ申し訳ない
 気持ちで叔母さんに連絡した.
 
  「ごめんなさい.間違いでした.」
 
 なんとあと味の悪いこと!
 
 
 最終決裁は日銀で下されます.只今審査待ちです.
 
               


 
		




























