10話　「消える厄災」
こういう形でニヒロが脱落するとは。

ソウジロウがつけてた傷と、ヒグアレの毒付き武器と、ダカイの盗賊スキルがなかったら無理だったよね。あの兵器の中にいる限り、燃やしても、冷やしても、物理でもノーダメージみたいだし、こじ開けて中のニヒロを殺さないことには、対処のしようがないもんなぁ。
キアちゃんとエレア先生のシャルクとの邂逅。言葉にしさえすれば無敵のキアちゃんを何とかするには口を開く前に殺す、ですよねぇ、やっぱ、世界詞を使える以外は、普通の女の子だもんなぁ。
キアちゃんのお願いで、ラナを探しにいく二人。
悲惨な戦場に動揺したラナは、兵器（ニヒロの動きさえ一時的にとはいえ止めた冷たい星）を街に向けて放つ。
キアの世界詞は、兵器から放たれた光線を物理的にありえない現象で止め、砕けさせ、リチアの街に広がる火事の炎をも雨を降らせるとかではなく、ただ言葉でもって消してしまう。
キアの力に怯えるラナ。必死に命乞いするラナにエレアが笑いかける。
……そこで、エレア先生にラナを殺さない選択肢あるんだ？　絶対殺すって思ってた！ てか、殺しますよね？　笑顔が怖すぎるんよ。

11話　「落日の時」
いやあ、ユノちゃんの執念の逆恨みが成就するとは思いませんでしたよ。

警めのタレンの策は失敗し、もはやリチア新公国は滅亡の一途。
アルスに敗れ虫の息のレグネジィは自分の宝であるカーテだけは逃がそうとするが、敵わず、そこに現れたハルゲントとアルスによって二人とも死亡。カーテちゃん、レグネジィのこと気づいてたんだなぁ……。カーテちゃんがクゼに告げた最後の願いは何だったんだろう。
シャルクはタレンから報酬として魔王と勇者の情報をもらって去る。
ユノとの約束通り、ユノを解放しに来たダカイは、自分を殺そうとするを殺さずにあしらうだけで済ませ、あまつさえ一度だけでもという攻撃を受けてやって、立ち去ろうとする。
そこに現れたのはソウジロウ。ユノは自分の矢をソウジロウにだけ分かる目印として街の建物に打ち込んでいた。
ソウジロウとダカイ。まろうど同士の戦いは、盗賊として先を読み切ったはずのダカイの先を行ったソウジロウの勝利。……ソウジロウさん、あなた、ちゃんと強かったんですねｗ

いやぁ、事が始まるまでが長すぎたけど、いざ始まってからの怒涛の展開がすごい。
よくある、トーナメントもののバトル漫画みたいに、戦闘の途中でキャラの回想とか掘り下げが入るのも悪くないけど、こういう始まったらジェットコースターっていうのも面白いです！

12話　「修羅」　3/20　最終回（1クール目終了）
アバンは、クゼとタレンの対話から。
クゼの推測による天下一武道会（）の種明かしっていうか、真相に触れる話だったんだけど、これが真実だったら、辛いなぁ。
カーテちゃんがクゼに告げた最後の願いが「お母さんを助けてあげて」で、それを受けたクゼがタレンに与える救いが死で、魔王を自称したタレンが最後に残す言葉が「勇者が欲しいな」なのも、もう、辛さしかない。ここは地獄か？
そんなこんなで始まった最終回（ですよね？）
キアちゃんとエレア先生から逃げ出したラナは、絶望しながら遅効性の毒で死に（エレア先生が仕込んでた。ですよね、見逃すはずないと思ってた）、キアちゃんたちは馬車で黄都へ。どんなことをしても世界詞の力を守ると新たに決意するエレア先生に、黄都での勉強が終わったら帰りにリチアに寄ってラナと仲直りしてほしいと頼むキア。キアの手を取りうなずくエレア先生。いやぁ、エレア先生めちゃくちゃ怖いけどいいキャラしてるわ。好きです。
ソウジロウはユノと共に黄都へ。ソウジロウにこれだけはっきりものが言えるユノさん、命知らずですよねｗ
アルスは鎹のヒドウに、自分を上覧試合の参加者にするように交渉し、ヒドウはそれを了承する。

そして、黄都での過去の一幕。
女王セフィトの何気ない一言で、魔王を倒した勇者を決める試合を行うと見せかけて、過ぎた力を持つ強者たちを戦わせて同士討ちさせればいいと思いつく、速き墨ジェルキ。蟲毒みたいな感じよねぇ。
かくて、六合上覧試合の開催は決まり、
「柳の剣のソウジロウ」
「星馳せアルス」
「世界詞のキア」
「静かに歌うナスティーク」
の出場が決定……したところで、続きは2期で。
終了即2期の情報解禁だったし、実質分割2クールってことですよね。
いやぁ、導入が長すぎてどうなるかと思ったけど見てよかった！　終盤の怒涛の展開楽しかったです。上覧試合の出場者が4人ってことはないだろうから、後半戦はまた出場（するかもしれない）者の掘り下げから始まるのかな？
2期目楽しみにお待ちしてます。