戦え!!ぽん家 ぽん家 スクランブルせよ
- カテゴリ:日記
- 2024/05/06 12:14:36
前回の夢オチでネタを使い果たしてしまったのでもう書く気は
なかったのですが、ふともしもぽん家が影で地球の平和を守って
いたらと思いついて構想を練ってみたら意外とまとまったので書いて
みました。
今回は前回以上にマニアックなネタもありますのでご容赦ください。
ネタの進行上、今回はお笑い少なめ、戦い多め、そして変わらず
パクリネタ満載のオリジナリティーが全くない日記ですが、どうぞ
お付き合いください。
前回の夢オチは賛否両論だったので今回は夢オチではありません。
□
前回の夢オチで絶望の淵に叩き落とされたぽん太はぽん美に逆らう
気力がすっかり失せ、雌伏の時を過ごしていた・・・
ビシィッ!ビシィッ!
ぽん美「店訪問が滞ってるぞ!はよ行ってこい!」
ぽん太「で、でも、も、もうお腹いっぱいで食べられません・・・」
ビシィッ!ビシィッ!
ぽん美「料理が売り切れてるぞ!早く次の料理を出せ!」
ぽん太「は、はい・・・ただいま・・・」
ビシィッ!ビシィッ!
ぽん美「ペンギン便が届いた!早く次の食材を発注しろ!」
ぽん太「は、はいぃ~・・・」
「くそう・・・む、鞭が足りん・・・も、もっ」
・・・
な、何かぽん太がヤバイ方向に向かっていそうな気がせんでもないが
一応ぽん家は相変わらず平和のようだ。
そんなある日の夜、ぽん家は父ぽみ平を除いた5人で夕食を
とっていた。
テレビでは緊急生放送のドキュメント番組を放送している。
「新たに発見された椪梯山の遺跡から緊急生放送をお送りして
おります。この扉の先に世紀の大スクープが発見されました!
な、なんと!今夜!ついに!ついに!世界の歴史を揺るがす世紀の
大発見が!なんと!今夜!ついに!ついに!なんと!ついに!」
そこで突然画面が切り替わり
「今夜のニュースの時間です。」
「…は?」
「公共放送でこれはないだろ。」
「視聴率目当てなのがミエミエだね。」
などとボヤいている時に
「ただいま~」
ぽみ平が帰ってきた。
「うん?どうしたんだ?何かボヤいていたみたいだけど。」
「いや、今テレビで緊急生放送をやっていてね。なんでも椪梯山で
新しい遺跡が発見されて世紀の大スクープだとか言ってたんだけど
散々意味不明な引っ張りをやった挙句突然ニュースに入ったんだ。」
「な、何ぢゃ…と?」
ポンシロウの返事にぽみ平は目を大きく見開き、持っていたカバンを
力なく落とした。
「ま、まずい!」
ぽみ平は自身の置かれている状況に対してまずいと言ったつもり
だったが、これに母ポネが食いついた。
「あなた!私のご飯がまずいってどういうこと?
せっかくみんなのために一生懸命作っているのに…」
ポネは両手で顔を覆い、泣き出した。
「母さん!ち、違うんぢゃ!誤解ぢゃ!」
「何が違うんですか!」
「母さんの料理は絶品ぢゃ!儂は母さん一筋ぢゃ!( *˘ ³˘*)んー」
唇を尖らせてキスを迫るぽみ平
「も~!キモい~‼」
全力で拒否するポネ
「お~い!惚気はいいからkwsk説明求む。」
「おっと!そうぢゃった。扉の先にある世紀の大発見。それは…」
「それは?」
「それはスフィンクスとパルテノン神殿とモアイ像と土偶ぢゃ。」
「どこが世紀の大発見なんだ?既に発見されてるものばかりじゃ
ないか。」
「それが一か所の遺跡に一堂に会していたとしたら?
「ナ、ナンダッテー?た、確かに世紀の大発見だけど何が
まずいんだ?」
「お前たちも知ってるだろう。あれは封印だ!」
「「な!ま、まさか!」」
ポンシロウとぽん子Ⅱが驚愕した。
「そう。あれは歴代のぽん家の戦士達が倒しきれなかった魔物達を
次元の狭間に封印する為の装置ぢゃ!ちなみにあの遺跡そのものは
ピラミッドになっとる。」
そこでニュースが終わったが
「機材の不調で調査隊と連絡が取れなくなりましたので放送内容を
変更します。」
「くッ!遅かったか!」
その時
ドーーン‼
凄まじい音とともに地響きが起こった。
「な、なんだ?」
ぽん太はビビッて腰を抜かした。
「くッ!奴らめ。もうここを嗅ぎ付けおったか!」
ぽみ平は急いで家の外に出た。
「親父!どこへ行くんだ?」
ぽみ平の後を追うポンシロウ達。
「こ、これは?」
玄関を出るとそこには巨大なクレーターのような穴が開いており、
穴の傍にフードで顔を隠したローブを纏った4人がいた。
「久しぶりだな。ぽみ平。」
先頭に立っていた人物が徐に話しかけてきた。
「そ、その声…まさか…よもやお前が次元の狭間の軍団の先兵として
来るとは…」
「親父。彼奴を知ってるのか?」
ぽん子Ⅱが問いかけた。
「彼奴は裏切り者ぢゃ。」
「裏切り者?」
「そう。50年前封印が解けた時、儂はぽん家の戦士として戦って
いたが寝返った奴がいたんぢゃ。そいつのせいで家族は儂を残して
全員死んでしもぅた。残された儂は1人で封印を貼り直して何とか
戦いを終わらせたんぢゃ。」
「その裏切り者が彼奴ってわけか?」
「そうぢゃ。さあ、いい加減顔を見せたらどうぢゃ?ぽん吉よ。
彼奴の名前は椪田ぽん吉。儂の父。つまりお前達の祖父ぢゃ。」
「「「「(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!」」」」
ぽん太達は驚愕した。
バサッ!
ぽん吉はローブを脱ぎ捨てた。
そこにあったのは銀色の強化装甲を纏った若者の姿だった。
「むうぅ~…生きていれば100歳のはずなのにその顔は…それに
お前の強化装甲は月椪仮面だったはずぢゃが、それは強大な力を
得る代わりに心が悪に染まる禁断の強化装甲、シャドーポーンでは
ないか!そこまで落ちぶれたか、ぽん吉!」
「フッ驚いたか。私は次元の狭間の王たるポンデス様に忠誠を誓い、
新しい肉体を頂いた!その忠誠の証としてまずはお前の首をもらうと
しよう!ポーンライトブラスター!」
「くっ!ヨンダーブレイク!」
お互いのパワーが中間でくすぶる!
「フッ…ぽん吉よ。勝負あったな。」
「ど…どういうことぢゃ?」
「50年前の私達の力は互角だったが50年の時の流れが優劣を
分けたようだ。そうら!」
ぽみ平の力が少しずつ押され始めた。
「ぽみ平…50年の歳月でお前は老いぼれた。もはやお前には
昔の力はない!フン!」
「ぐわあ!」
ぽみ平は押し返されたパワーをくらって吹っ飛んだ。
「とどめだ!タヒね!」
ぽん吉が止めの攻撃を放った時、
「な、なにい!?」
どこからともなく現れたサイドカー付きバイクが割り込んで
ぽん吉の攻撃を受け止めた。
「自分のアイテムに救われたか。だが悲しいかな…老いさらばえた
身ではもはや強化装甲を纏うことはできぬ!今度こそ止めだ!
タヒね!」
その時、ぽみ平から凄まじい闘気が立ち上った。
な…なんだ!今にもタヒにそうなはずのぽみ平から立ち上るこの
闘気は…⁉し…しかもこれは今までのような老いはてたものでは
ない!これは前回の大戦の頃…そう。まさに雷神と呼ばれていた
絶頂の頃の闘気だ…
そうだ。私は何を忘れていた…私は月椪仮面としてバイクに乗って
いたがぽみ平はバイクを持っていなかったはず…ではあのバイクは
一体?
「ぽん吉よ。儂が何も考えずにお前に戦いを挑むと思ったか?」
「なに?」
「何故バイクが飛んできたのか…その答えを今見せてやろう!」
「な…なにぃ?なんだこれは!ぽみ平の皮膚がひび割れて…
まるで蛹が脱皮でもするかのように剥がれ落ちてゆく!
あああ~~っ!バ…バカな!老いた皮膚が剥がれ落ちて現れたこの
肉体は…‼まぎれもなく50年前の若々しい頃のぽみ平だあ‼」
つづく
今回の展開も楽しみたいと思います。
期待していますよ!
戦いが凄くて、ボン家の地球平和でほっこりを待っています。
今回はぽみ平・ぽん吉の戦いなのかな。次回をお待ちしています^^