Nicotto Town


せんちゃん


テレビを観て認知機能改善?


ちょっと気になるニュースをネットで見つけたので紹介。

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米マサチューセッツ工科大学(MIT)のリーフエ・ツァイ博士らが、音や光の刺激によって脳内にガンマ波を出すことで、マウス実験レベルで脳内のアミロイドβが有意に減り、認知機能が改善したとのエビデンスが得られたことを科学誌に発表しました。その後さらに研究を重ね、40Hzのパルス音が最も効果があることがわかりました。

実際に米国の研究機関では、40Hzのパルス音を使った認知症予防の研究が進められています。このパルス音はブザーのように聞こえる音で、ヘッドホンで1日1時間聞くという使い方です。しかし、試しにこれを聞いてみたところ毎日聞き続けるのは難しく、日常生活の中に取り込みづらい可能性があるのではとの課題感を覚えました。

ガンマ波変調技術とは、入力される音声に含まれる部分信号に40Hzの振幅変調を施して音声を加工する技術です。これによりパルス音ではなく、日常の音を変調することで生活に調和するガンマ波サウンドを提供することができます。塩野義製薬様と我々は、“ガンマ波を惹起する音の刺激を、日常にありふれた音の中に混ぜられる”ことを共同研究によって世界で初めて発見しました。この技術を搭載してプロダクト化したのがkikippaになります。

――テレビスピーカーのコンセプトは早くからあったのでしょうか。

はい。ガンマ波変調技術によって、脳内でガンマ波を惹起できることはわかっています。しかし、いくら良い技術を生み出しても使い続けてもらわないと価値を感じてもらえません。その点は塩野義製薬も重視していました。無論シーズが起点でもいいのですが、我々も過去の経験からニーズドリブンで展開しないと社会には浸透しないことを痛感していました。ですから塩野義製薬では研究部門に加えて新規事業部門の方々も相当コミットしていただきました。

日常生活の中に無理なく融合できる手段を考えたとき、早い段階から「テレビ音声の中に混ぜ込んでガンマ波を惹起するのはどうか」と思いつきました。シニアの人たちにヒアリングすると、ドラスティックに生活習慣を変えるのは難しいことが見えてきたからです。

ヘルスケアサービス、あるいは予防サービスはすぐには効果が見えないこともあって継続することが最もハードルが高い。テレビを観る習慣がQoL(生活の質)向上につながり、幸せな老後に寄与するのであればそれがベストです。そこからテレビスピーカーをコンセプトにして開発を進めました。「今までと変わらず、普通に暮らしていてくれればいい」というのがポイントです。

共同研究に着手してから1年半ほどは、「テレビの音の中にガンマ波の刺激が混ぜられるのではないか」との仮説をひたすら検証していました。当時は実現できるかどうかがわかりませんでしたが、実際にテレビの音に混ぜて出すことができたときにはかなりの手応えを感じましたね。

――なるほど。実際の聞こえ方はどうなるんですか?

ビブラート(揺れ)がかかった音や声になるので多少違和感はありますが、パルス音のような不快さはありません。背景の音、声をそれぞれ分離して変調をかけられるのが特徴で、ダイレクトに響く声の変調はあえて弱くしています。変調が気になるとニュース音声などが楽しめなくなりますから。

変調は標準、弱、なしの3段階から選べるようにしています。そのため、通常のテレビスピーカーとしての利用も可能です。またLTEのモバイル回線による通信機能を搭載しており、わずらわしいWi-Fiの設定は不要としながらも、スマホのように機能をアップデートできます。

kikippaは高齢者に直接設定してもらうことを想定し、購入したらコンセントに挿して、ケーブルをテレビにつなげば聞こえるようにしました。本体には電源のオン/オフボタンも搭載していません。テレビをはじめ、接続した機器のスイッチに連動して入ったり切れたりする仕組みです。取扱説明書も大きな文字で印刷し、ほぼ1枚で伝わる工夫を凝らしています。とにかく徹底してユーザーフレンドリーを意識しました。

 

人類が抱える社会課題をガンマ波サウンドで解決したい

 

――2023年4月の発売後、順調に販売数を伸ばしているそうですね。リリース後の反響は。

最初に反応があったのはMCI(軽度認知障害)と診断された人たちでした。kikippaはシオノギヘルスケアのオンライン販売に限定していたのですが、検索してたどり着くことが多かったようです。それだけ適切な予防策を探している人たちがたくさんいたということでしょう。

中でも多いのは、子どもから親へのプレゼント需要です。スピーカー単体としてもかなり明瞭に聞こえるので一石二鳥と言えます。また、LINEと連携して利用状況を共有できる簡易なみまもり機能も設けています。

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2024/05/12 20:56
テリーさん、本当にそう思います。近い将来自分もそうならないとも限らないし。
購入するとなると約5万円+月1980円。または一括10万円弱だそうです。
(シオノギのサイトから)
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2024/05/12 20:34
ふうん、認知症患者が減ると良いですねぇ。
kikippaがいったいどのくらいの価格で売っているのか知らないけど、うちの両親にも将来買ってあげたいかも。
うちの両親はTV好きなので、ちょうど良いですね。
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2024/05/12 13:52
みぐ15さん、日常的にそういった音楽をよく聴く人なら似たような効果はあるのかもね。
でも、わたしは何かをしながら音楽を聴くという習慣がないので。効果があると思われる40ヘルツに限って聞くことが記事にあるようにアルツハイマーの原因物質を減じると確定されたなら素晴らしいことだと思う。
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2024/05/12 13:49
もふもふさん、翻訳ソフト使ってる可能性もあり得るかあ。なるほど。
うん、長期的使用による何らかの弊害がないのかが一番気になるところだね。
まだ発売されて間もないから、どんどんデータ取ってほしい。なのに、ユーザー登録とか不要らしいけどそれでいいのかな?という疑問もある。
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2024/05/12 13:47
亀さん、そうね~。
でも、こういう動物実験では好ましい結果が出ているという先入観があるからそう感じるかもしれないなあ。
記事の日本語、もう少し推敲して削ってもいいのにと感じたよ。ある作家は最初に書き上げた小説をひたすら削って3割以上タイトにするって読んだことある。
でも、いろんな角度から認知症の治療研究が進むのは大歓迎。腸内細菌からのアプローチとかも興味深かったし。
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2024/05/12 12:25
ガンマ波とか知らないけど、40ヘルツなら毎日たぶんステレオの音楽で、耳に入ってるよ。
「エンヤ」のウォターマークの曲なら
シンセサイザーでえらい重低音が入ってますよ。
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2024/05/12 11:33
翻訳ソフト様による、こなれない日本文にはありがちなのでは?
塩野義製薬の人じゃなく、MITの人が書いた文が元だからじゃないかな。
亀さん細かいとこまで読んでるねえ。

これ読んで、サブリミナル効果をおもいだしたんだけど、悪用されるってことはないよね?
いい効果がもたらされるだけで、副作用的なものもないなら、大賛成だけどさ。
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2024/05/12 09:34
ふ~む、面白いね! 今デモ音源聞いてるけど、確かに、低音が脳みそビリビリ刺激する感じ?
毎日一時間はけっこう大変な気もするけど、音楽として流せば意外といけるかも。

ところでこの記事の、
「~との課題感を覚えました。」って日本語……(・ω・;)
なんかまた新しい日本語形態が爆誕!?
それともこれ、もう前からあって私が気付いてなかっただけ?
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2024/05/12 08:21
https://www.shop.shionogi-hc.co.jp/lp/kikippa01/product.html

上記サイトで試聴できます。購入するとなると約5万円+月1980円。または一括10万円弱。



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