Nicotto Town



戦え!!ぽん家 対決!ぽん家対ぽん家

ぽみ平とぽん吉の攻撃がぶつかり、凄まじい爆炎が立ち上った。

「「お、親父~‼」」
ぽん子Ⅱとポンシロウは絶叫した。

爆炎が収まった跡には2人の姿はなかった。

「そ、そんな…親父…」
ポンシロウは力なく肩を落とした。


親父…まさか死んじまったのか?まだ目的は達してないのに…

落ち着いて、ぽん蔵。アレはそう簡単には壊れない。
後で回収すれば何とかなるわ。

ええ。今は目的を達成するのが最優先ですわ。


「チッ。ぽん吉の奴、ぽみ平如きに引き分けるのが精一杯とは。
こうなったらぽん蔵がお前達を倒して禁断の間を破壊するまでよ。」

「貴様らの髪の毛一本この世には残さん!」
ぽん蔵の心無い言葉にポンシロウは激怒した。

「とはいえ、正直お前達がここまでできるとは思わんかったぞ。」

「同じ先斗の拳士である以上、お前らの動きなどお見通しだ!」

「ならば巨大兵器でケリをつけるまでよ。ジャガーバルポン発進!」

空から靴のような形で前部が動物の顔のような形の巨大母艦が
舞い降りた。3人は素早く乗り込み、
「コズモバルポン発進!」
前部の口が開き、ぽん蔵が乗り込んだ戦闘機が発艦した。

「「ブルバルポン発進!」」
後部が左右に割れ、ぽん奈とぽみ代が乗り込んだ長靴のような形の
戦車が発進した。2台の戦車は左右に発進した後、真ん中に寄って
くっついた。

「「「合体!グポンドクロス‼」」」

コズモバルポンが上半身、上腕に変形し、ブルバルポンは背面から
前腕を射出して脚部となり、人型のロボットに合体した。

「「「チェンジ!ヨンバルポンロボ‼」」」

「ヨ、ヨンバルポンロボだと?ぽん家が所有する巨大兵器の中でも
最強と言われたロボットじゃないか!だ、だがあれは失われたと
されてたはず!奴らが持ってたのか!」

「落ち着け、ポンシロウ。」

「くッ!ここまでか…!」

「だから落ち着け。確かにあれは最強と言われた機体だが致命的な
弱点があったとも聞く。そこを突けば…」

「だけど戦闘中に弱点を見つけるなんて…」

「でもやるしかない!いくぞ、ポンシロウ!幻星神ポンゼロス召喚‼」

「わ、分かった。超星神ガポンダ!」

2人の呼びかけに応えるかのようにメカゴ〇ラのようなロボットと
鳥形のロボットが現れ、ぽん子Ⅱはポンゼロスに乗り込んだ。

ポンシロウも鳥形態のガポンダに乗り込み、ガポンダを人型に
変形させた。

「それがお前達の巨大兵器か。どれほどの力か見せてもらおう。」
ヨンバルポンロボは短剣と盾を携えた。

「「いくぞ!」」
ぽん子Ⅱとポンシロウは飛びかかった。

「こいッ!」
ぽん蔵は短剣と盾を携えてこれを迎え撃ち、ぽん子Ⅱの爪攻撃を
剣で、ポンシロウの二刀の斬撃を盾で防ぎ、なんなく弾き返した。

「くッ!何というパワーだ!」
ぽん子Ⅱは思わず舌打ちした。

「ぽん子姉。そのロボットはコアであって換装パーツがあったんじゃ
なかったか?」

「説明書見てないから分からん!」

「えぇ?じゃあ、それを操縦するのは何回目?」

「今日が初めてだ!そう言うポンシロウは?」

「…ポンシロウも今日が初めてだよぅ…」

「「訓練場(おなじみの石切り場)で訓練しとけばよかった‼」」
2人揃ってボヤいたが後の祭りである。

その後、二人がかりで攻撃するもことごとく防がれ、目にも止まらぬ
素早さに翻弄され、一方的に攻撃を受けていた。

「パワーもスピードも比べ物にならん。さ、さすがに最強と言われる
ことはある…もはや勝機はないのか…」

「諦めるな。ポンシロウ。きっと活路はある!とにかく攻撃を
続けるんだ!」

「わ、分かった。」

2人はエネルギー波で攻撃したが剣と盾に吸収され、跳ね返された
攻撃をもろに食らった。

その後も攻撃を仕掛けるものの防がれるか避けられるかで一向に
攻撃が当たる気配がない。その後も2人は一方的に攻撃を受け続け、
満身創痍になった。

「こ、こうなったら…」

ぽん子Ⅱは何度も攻撃しては吸収されて跳ね返されていた
エネルギー波をあえて放った。

当然その攻撃は剣に吸収されたが、

「それを待っていた!」

ぽん子Ⅱは攻撃を吸収する際に僅かに硬直する隙をみて突っ込み、
ヨンバルポンロボを羽交い絞めにした。

「今だ、ポンシロウ!ぽん子Ⅱごとその剣で刺し貫け!それしか
勝つ術はない!」

「そ、そんな!そんなことできない!」

「は、早くしろ!そう長くはもちそうにない!」

「で、でも…」

「ええい!鬱陶しい!」

ぽん子Ⅱは振り払われた挙句切り付けられ、ポンシロウも吸収した
エネルギー波の跳ね返しをくらって倒れた。

「散々手こずらせてくれたがそれもこれでお終いだ!
そろそろ引導を渡してくれるわ!椪陽剣!」
ぽん子Ⅱ達ににじり寄ったヨンバルカンロボは太陽のように眩く
輝く大剣を携えた。

「も、もはやこれまでか…」

「む、無念…」

ぽん子Ⅱとポンシロウは圧倒的な力の差を目の当たりにして観念した。

そんな2人をよそにぽん蔵は腕をブンブン振り回しながら
「タヒね!椪陽剣!オーロラポンズマ返し!」

続いてぽん奈も腕をブンブン振り回しながら
「椪陽剣!オーロラポンズマ返し!」

その様子を冷めた目で見つめる2人。
「ぽん子姉、これって攻撃していいパターンだと思う?」

「うん。いいと思う。」

2人はお互いを見て頷きあう。

ぽみ代も腕をブンブン振り回しながら
「椪陽剣!オーロラポンズマ…」

「「フン‼」」
ぽん子Ⅱ達はぽん蔵達が腕をブンブン振り回している隙に渾身の力を
込めた斬撃を放った。

「「「ふべしッ!」」」
ヨンバルポンロボは全く防御することができず、もろにぽん子Ⅱ達の
攻撃をくらって倒れた。

「「ヨ、ヨンバルポンロボの致命的な弱点って…‼」
ヨンバルポンロボの致命的な弱点を知ってしまったぽん子Ⅱ達は
唖然とした。

ヨンバルポンロボの致命的な弱点。
それはオーロラポンズマ返しを放つ際、3人がそれぞれ腕を
ブンブン振り回しながら技名を呼称しなければならないために
発動に途轍もなく時間がかかる上、全てのパワーを椪陽剣に
集中させるために全ての能力が著しく低下することであった。

そのため盾がなくても直撃に耐えられるだけの防御力があるのに
その防御力も著しく低下していたためぽん子Ⅱ達の攻撃があっさり
通ってしまったのだ。

図らずも会心の一撃となったぽん子Ⅱ達の攻撃は右腕と左足を
切り落とし、ヨンバルポンロボは倒れたまま立てなくなってしまった。

「お、お前ら~!必殺技を出す瞬間に攻撃するなんて卑怯だぞ‼」
ぽん蔵は捲し立てたが、

「「必殺技を出すのにモタモタしてるのが悪い!」」
2人は悪びれた様子もなくしれっと答えた。

椪陽剣を失ったヨンバルポンロボは行き場を失ったエネルギーが
暴走して内部崩壊を起こし、そこかしこで小規模の爆発を起こした。

「この機会を逃す手はない!いくぞ、ポンシロウ。ゼロスキャポン!」

「分かった。飛椪斬!」

ぽん子Ⅱは拡散徹甲弾と高熱プラズマ弾を、ポンシロウは二本の剣を
合体させた剣から巨大な斬撃を放った。

2人の止めの一撃をもろにくらったヨンバルポンロボは大爆発し、
ぽん蔵達は爆風に吹っ飛ばされて投げ出されるも、何とか着地した。

ポンシロウはガポンダから降りてぽん蔵達の元に向かった。
「お前らももう終わりだな。約束通り髪の毛一本残さず消し去って
くれるわ!」
そう言ってポンシロウはとどめを刺そうとしたが、ポンシロウは
蹲りながらもポンシロウを睨みつけるぽん蔵達の顔を見て驚愕した。
なっ…?こ、これは…?

つづく

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2024/05/16 23:39
こんばんは~
みせイベが終わったらゆっくり読ませていただきます(^-^;
ごめんなさい
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2024/05/16 19:15
ご先祖様?と今のぼん家の戦い?だから
登場人物がいろいろ登場し名前が似ている
つづき 楽しみにしています。
アバター
2024/05/15 19:22
こんばんは~♬ 名前がいろいと出てくるのがなかなか覚えられない>< 一応メモってはいますが・・・。
これはぽん子Ⅱとポンシロウのペアの戦いですね。相手はぽん蔵とぽん奈の合体ロボ?
きわどく、ポンシロウとぽん奈ペアが勝ったかなというところで・・・。
名前を考えるのも凄いですね~!いろいろポンがでてきますね~^^ 又次回を楽しみに^^



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