Nicotto Town



ヒト脳細胞コンピュータの衝撃と所感

某番組でやっていたので、ちょっと感想を。


一握りの脳細胞に電気信号を送ることで、コンピュータ
のような働きをさせることができるという。

現在の技術では、PCのピンポンゲームができる程度
とのことだが、実際の画像を見ると、ごくごくシンプル
な形だった。

番組では凄い技術だとの言及。確かにそうなのだが。。

疑問は沢山はある。使用する脳細胞の遺伝子は固定化
されているのであろうが、増殖させることでテロメア
が傷ついたりしないのか。均一な細胞なのであろうが
調達経路はなど。。

番組なのでその辺の詳しいことは話されることはなか
ったが。。

でも、増殖された細胞は人間の一部ではないか?
昔から言われる論争で、血液は人の体の一部なのか?
臓器を細胞を使って作成し、移植に使うことは?
体外に出した細胞は本人以外に所有権はあるのか?
取り出した細胞は別人格ではないのか?などなど
これらの問題を解決しなければ、倫理的にこんな
所業が受け入れられるわけもない。

ここまで書いて、私はプ〇ダクションIGの「サ
〇コパスI」の内容を思い出した。

あの結末。SFではよくあるパターンではあるもの
の、衝撃だったのは社会を操るコンピュータの正体は
人の脳を連結したものであった。。

ここまで書いて、正直なところただただ嫌悪感しか
ない。

あのア〇メのなかでは犯罪者の脳も含めた脳の集合体
が社会のルールを判定していた。もともとある、人間の
記憶を活用してコンピュータの判断材料にして、社会
で起こった出来事などから情報を得てコンピュータと
して作用しているのであるが、もし現実にヒトの細胞
でできたコンピュータが、人為的に入れられたデータ
によって、社会を動かすとしたら。見た目にもグロす
ぎるし、恣意的にデータを入れられたらどうなるのか、
そうやって作られたコンピュータはヒトの脳とどうやって
区別するのか、人格は発生するのであろうか。脳幹や
人として作用する機能がなければヒトの細胞を使って
も人じゃない?それを判定するのは誰?

ずいぶんと恐ろしいことを考える人がいるもので
ある。。

個人的にはとてもじゃないが受け入れられない。たとえ
テレビで、最新技術として紹介されたとしてもそんな
恐ろしいものを、開発されては個人レベルではとても
じゃないが受け入れられない。

少なくとも私が生きているうちは、そんなもの、絶対
完成してほしくない、規制してほしい、正直な私の
番組視聴後の感想である。

恐ろしい時代になったものだ。




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