Nicotto Town


徒然なるままに


言霊(ことだま)って魔法だと思うわけです

「元気をくれる魔法の言葉」


ざっくりした質問にありきたりな答えを返すと
「ありがとう」でしょうね。

じゃあ、どうして「ありがとう」は人を元気にしたり、
幸せにすることができるんでしょうね?

長くならない程度に、私の考えを書いてみます。

言葉には「言霊(ことだま)」が宿るなんて言いますね。

こういう話すると
「うわぁ~、スピリチュアルだぁ…。」
みたいな顔して、
「非科学的~!!ありえね~~!!(笑)」

と、言う人も一定数いると思うんですが、
私は「言霊」って本当にあると思うんですよ。

ただそれって、ただ「ありがとう」という言葉に宿るというより、
本当に心の底から「ありがとう」と思って出てきた言葉に、
人を元気にする言霊が宿るのではないかな、と思うのです。

学生の頃の話を少々。
初めてのバイトは東急ハンズのレジ打ちでした。
慣れない仕事でヘトヘトに疲れていて、
その日はちょっとミスもして、落ち込んでいた訳です。

バラエティコーナーにいたので、扱うものはおもちゃとか、
何に使うのかよく分からん実験器具とか、とにかくカオスで。
そんな階に、70は越えてそうな、でもすごくおキレイな、
品の良いおばあちゃまがお見えになりました。

お孫さんに頼まれたんですかね。
流行りのアニメか何かのグッズを買っていった、ような気がします。
(正直うろ覚えです)
いつも通りレジを打って、お釣りをお返しして、商品をお渡しする。
ありがとうございましたと声をかける。

するとおばあちゃまが一言「お世話様でした」と言って、
にっこりと微笑みかけてくれたんですね。

もう、その時の気持ちが今も忘れられなくて。
こちらはお買い上げいただいているのでお礼を申し上げるけど、
お客様から感謝して頂いたのは初めてだったんです。

考えてみれば、レジの仕事ってありがたいよなぁ…と。
ご飯食べに行くにも、スーパーで買い物するにも、
レジ係さんがいてくれるから、お支払いができるんですよね。
当たり前のことじゃないな…って。

そんな風に考えていたかは分からないけど、
おばあちゃまは確かに「感謝」の心を、言葉に乗せて向けてくれたんですね。
それがすごく励みになって、その日からはレジの仕事が楽しくなりました。
それ以降、私もレジの人や店員さんには必ず
「お世話様でした」と言うようにしています。

言葉そのものは「ありがとう」では無いけど、
「感謝」の心を言葉に乗せて伝えてくれたんですね。
で、その「感謝」の心、
「言葉を通して伝えたい気持ち」こそが、
「言霊」の正体なのではないかと、私は思うわけです。

日常の生活で「ありがとう」という言葉が使われるのは、
通常であれば人に感謝を伝えるときですよね。

だからこそ、「ありがとう」には「感謝の言霊」がこもることが多い。
よって、人を元気にする言葉になるのではないかと、思うのですね。

さて、皆さん。
昨日、今日、誰かにありがとうって言いましたか?
あるいは言われるくらい、誰かに感謝されることをしましたか?
私は意識して「ありがとう」と言うようにしています。
そうすると、周りからもありがとうが返ってきます

そんな風にして、ありがとうと元気がインフレする社会になると素敵ですよね。
と、中2の頃の自分よりはマシなことが書けただろうと自負しています。

では最後に、
ここまで読んでくれてありがとう!

#元気をくれる魔法の言葉





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