ケーキを投げてまでの美術館の裏切り ~その1~
- カテゴリ:日記
- 2025/04/29 01:44:55
そんなこんなで、本日は上野の国立西洋美術館へ出向きました。
※昨日は北の丸公園の国立近代美術館に行っていたのですが、そのお話は昨日の日記に認めております。
企画展はお金を取られますが、常設展は私は無料なので、それを見ようかなと。
ということで、えっちらおっちらと1時間近くも電車に揺られ、上野駅に到着。まあ我が家の最寄駅から乗り換えなしなので、楽チンですけどね。
さて、上野駅の公園口の改札を出てすぐ右手が西洋美術館ですが。
あ、今日は月曜日か。
閉館日ですね。
上の周辺の美術館と言わず博物館と言わず、その手の全ての施設は月曜日が休館日です。
往復約2時間、1300円。
返して欲しい。
まあしかし、そんなことを言っていても仕方がありません。せっかく上野まで来たしと、なんとなく駅反対側のバイク街へ向かいました。そんなところに足を運ぶのは、もう20年ぶりくらいかもしれません。
住所で言うと東上野側の昭和通り沿いになりますが、なぜここに1980年代から90年代にかけてバイク関係の店が集中し、土日ともなると尋常ではない数のバイクの路駐で、昭和通りの一車線が潰れてしまうほどの賑わいを見せていたのか、そのそもそもの理由は私も知りません。ただ、ネット通販なんてものは片鱗もなかった時代、リアル店舗に行くしかなったわけで、関東でバイク用品を買うと言えば、上野ではあったわけです。
ですが。
兵どもが夢のあと。もはやバイク用品店は一部の老舗が数件残るのみで、当時の面影もあるようなないような。様子を見に行っただけなので、もちろん買うものなどありません。
でもって当時の面影を探しつつブラブラとしていると、何件かの飲食店が並んでいる一角があります。1,2件のスナックを挟みつつ、ベトナム料理、アメリカ料理、そして立ち食い蕎麦。アメリカ料理ってなんだという話ですが、要するにハンバーガーやらホットドッグやらタコライスやらリブロースステーキやら、アメリカテイストのあるジャンク定食レストランです。食べログなど覗いてみると、意外と人気はあるようです。でもわたくしが白羽の矢を立てたのは、蕎麦屋。昔からある、元長という蕎麦屋です。立ち食いと書きましたが、立ち食い的な出で立ちなだけで、実際はカウンターに座って食べます。
昼飯は食べてから家を出たのですが、なんとなくお腹もすいたので、こちらで鶏天蕎麦に春菊天を乗せて、豪華に950円です。
鶏天が三つ、わかめ、ゆで卵、ネギ、そして追加した春菊天。特別何か旨いのかと言われたら、別に旨くもありません。鶏天などいつ変えたのか分からない油でしっかりと揚がってはいますが、絶対に体に悪そうな何とも言えない科学的な味付け。でもマズくないというか、得体のしれない美味しさでもありますw
鶏天が三つ、わかめ、ゆで卵、ネギ、そして追加した春菊天。特別何か旨いのかと言われたら、別に旨くもありません。鶏天などいつ変えたのか分からない油でしっかりと揚がってはいますが、絶対に体に悪そうな何とも言えない科学的な味付け。でもマズくないというか、得体のしれない美味しさでもありますw
ということで満腹で店を出て、せっかく東上野に来たのだからと昭和通りから一本裏へ。何をしに行ったのかと言えば、地下鉄の銀座線を見に来ました。
は? って思いましたかね。
都内や周辺地域にお住まいの方であれば、確かに???かもしれません。銀座線は上野駅を走ってますが、昭和通りの裏通りで銀座線とは???
実は、そこには銀座線の上野検車区と呼ばれる車両基地があり、そこから出発した銀座線が上野駅構内に入っていき、運行を開始するのです。地下鉄なのですが、地上に基地があるのですね。
それにしても、なぜここがわざわざ見に行くようなスポットなのか。それはですね、なんとその車両基地から出た銀座線は、目の前の道路を渡ってスロープ状になだらかに下っていく線路を走り、そして地下へと消えていくのです。つまり、その「道路を渡って」いく場所には、地下鉄の線路にもかかわらず『踏切』があるというレアな風景が見られるのです。
道路の両脇に、それぞれ車両基地と地下に至るスロープがあるわけですが、普段はそこは両側とも見上げるような高さの鉄柵で封鎖されていて、電車が取る時だけその鉄柵が地上高く跳ね上がり、そこを緩々と銀座線が走っていくのです。運よく正に私が訪れた時が、その電車が通る数分前でした。鉄柵の前に電車が待機し、鉄柵を上げる係員もスタンバイしているので、すぐにわかります。もちろん鉄道好きの間では超有名スポットですから、私以外にも3人くらいがスマホを構えて踏切が鳴るのを待ち構えています。
道路の両脇に、それぞれ車両基地と地下に至るスロープがあるわけですが、普段はそこは両側とも見上げるような高さの鉄柵で封鎖されていて、電車が取る時だけその鉄柵が地上高く跳ね上がり、そこを緩々と銀座線が走っていくのです。運よく正に私が訪れた時が、その電車が通る数分前でした。鉄柵の前に電車が待機し、鉄柵を上げる係員もスタンバイしているので、すぐにわかります。もちろん鉄道好きの間では超有名スポットですから、私以外にも3人くらいがスマホを構えて踏切が鳴るのを待ち構えています。
果たして、踏切がなり、ガラガラガラと音を立てながら鉄柵が上がり、悠々と銀座線が私の前を通り過ぎていきます。
いやー、久しぶりに見たわ~。。。
と、美術館の閉館日でしょげていたワタクシは、ちょっと満足。
ちなみに、この踏切のすぐそばには、そのむかし知る人ぞ知る稲荷寿司の専門店がありました。東上野には老舗の稲荷寿司専門店が他にもあったのですが、全滅しましたね。
注文を受けてから作ってくれるのですが、稲荷寿司の概念が変わるくらいに美味しかった。もう食べられないんですねぇ。。。 そういえば、東京の外れは志茂というところに、持ち帰り専門の寿司屋があって、そこの茶巾寿司がとても美味しいのですが、もうこれも10年以上は食べていませんね。食べたいなぁ。。。
ということで、長くなって参りましたので、本日はこのあたりで切り上げ、上野訪問記の残りは後日とさせていただきます。上野は古い町がそのまま残っていると同時に、消えてしまった過去のあれこれもあるので、色々と面白いところです。
ではまた。。