ステキな出来事
- カテゴリ:人生
- 2025/04/29 16:39:57
先日、母の新しい施設候補へ見学に行きました。時は4月29日
比較的近い所なのに、わかりにくいと初めから言われた。
住所も、電話番号もタクシーなどのナビに反映しないとの事。どうも施設だけの
住所として存在している・・と言う複雑(怪奇)な場所
ただ、近くは横浜国立大学
近くにコンビニがあるから、そこまで来てくれたら電話を。と言われ
コンビニを調べて、バス下車
コンビニの看板さえ見当たらない・・
バス停に居た若い女性に尋ねたら、ものすごく親切にスマホで調べてくれたが
多分・・歩道橋を渡って、あちら側・・までしか判明せず。
かくして、昭和時代ど真ん中のものかと思われる、ボロボロの歩道橋を(しかも螺旋ってありか?)渡って、この辺りですでに、私はくたばりそう・・
どこじゃ?四方が坂だらけ!
下って来た、ちょっと人相の悪い若者に尋ねたら・・スマホで調べて、こっちですね。ここから500m位です。簡単に言うけど、500mって、もしかして1キロの半分だよね?(T_T)
「ボク、時間ありますから、ご一緒しましょう」
「え?今、貴方は帰るのに下って来たんでしょう?いいです。」と言ったら
大丈夫ですよ。わかりにくいから・・と、案内してくれて・・
国大生の1年生だそうです。世間話をしながら、歩調を合わせてくれて・・
コンビニへ。
「あそこですね。お気を付けて」と、彼はお辞儀をして去った。
なんで?なんで、あんなに親切なの?
所がだ~!
そのコンビニ、支店が違う!
更に、〇〇支店は近くらしいのに、そこの店員は知らないと言う。だって
同じ地区でしょう?
派手派手の若い女性スタッフさんだけど、ものすごく感じがいい!
綺麗な子なのに(?)すっごく感じがいいの!!
外に出たら、若いママさんらしきが居たので聞いたら、わからないとの事
施設に聞いたら、わからないと言う。ウソだろ!
無責任過ぎる!
あっちから若い美人が来たから、尋ねたら・・
斜め前が横浜国大なので、そこを突っ切って行けば、反対側に確かFコンビニが
あります。と言う。
部外者が大学の中を突っ切って良いのか?良いんだって~
それで、歩きだしたけど、あのですね・・
私は横浜市のど真ん中に住んでいて、そこからわずかバスで10分の地区なのに
まるで、平泉中尊寺へ行く途中の道のように、鬱蒼とした林・・山道
キツネに化かされていない?ここ、どこよ?
大学は目の前だけど・・あの建物を通過すればいいなら・・すぐだよね?
だけど・・マジか?
人が居ないよ~山道・・で、木々に囲まれて・・怖いよ~
そしたら、突然
背後で人の声・・振り返ったら、どこから現れたの?若い男女が6~7人
少し考えて、トボトボ歩いたけど、もしかしてと思って振り返り
「あの・・国大の生徒さん達ですか?」と聞いたら、彼ら足を止めて
皆で、さわやかな笑みを浮かべ
「はい、そうです」
「大学を突っ切って、向こうにあるFと言うコンビニに行きたいんですが、部外者でもいいんですか?」
「大丈夫ですよ。あれ?コンビニなんてあったっけ?」
で、皆さん・・それぞれ考えて
「西門の近くに、小さいコンビニある、あれじゃないかしら?」
と、一応それがあるとわかった。良かった!
お礼を言って、行こうとしたら
中の1人が、皆に
「じゃあ、ボクがお送りするから、先に行ってて」と、彼らに言った
「は~い。お願いします。」
それから、皆さん、私に手を振って
「さよなら~お気を付けて」
なんだ?あの爽やか美形軍団は!
皆がそろって、爽やかな若者達。誰一人として、
昨今のアナウンサーや弁護士まで使う
「それで~~これが~~何とかで?山?だからぁ~~~」なんて言葉、発して
いない。綺麗な日本語で、丁寧でそれでいて親しみがある。
それでですね。その一人が私について、案内してくれることに。
これにも恐縮してしまった。
「彼らは先に行ってこれから、食事会の準備するだけですから。ボクは後から
行けば大丈夫なので。」
大学は広い、広~~~い!これじゃ、迷子になるわ。途中で建物を抜けても
まだ敷地内で、中は更に森(キャ~~!)
かなりの距離だった。道中 車が一台走って来たら、彼はさり気なく私の後ろを
回って、自分が車道側に立ってくれた。ワァ!日本人?欧州の騎士みたいだ!
「大丈夫ですよ。安心して。」
まるでガードするように案内してくれて・・ようやくコンビニが先に見えて来た
「あ!あのコンビニですね。有難うございました。電話してみます」
「どちらへ行かれるんですか?」と言うので、施設の事を言うと
「アァ、それならこっちだから、そこまでお連れします」と、
更に、同行を。
もう、恐縮するやら信じられないやら・・
それで、話をしていたんですが・・
実は、私のイトコの一人が国大出身で その後 県立M高校の教師になったのですが・・その話をしたら、
「ボクもM高校でした。何の先生ですか?」
「地質と天文学の方で・・名前は〇〇だけど、知らないでしょう?もう、引退したし・・貴方は大学・・」
「4年生です・・あの・・〇〇・◎先生ですか?」
「え~!!そうです、そうです。知っています?」と聞いたら
彼は、2年間習った事があるとの事。そうか、イトコの教え子!何たる偶然
※ちなみ、このイトコは、中でも一番頭脳明晰な人物で・・まぁ、
我家以外は皆、何かに長けているんですけどねぇ・・(笑)
で、結局
彼は施設の真ん前まで私を送り届けてくれまして・・
「こちらです。行ってらっしゃい」と丁寧に頭を下げて言った。
もう、いくらお礼しても足りない程、私は嬉しかったし、感動したし、感激して。
小さい頃からいじめられっ子だったから、どんな意地悪されようが、絶対に
泣かない人間なんですけどね・・逆に、こう言う優しさや親切には、すごく
弱いのです・・
胸が一杯になってしまい、感謝仕切れないことを伝えました。
「有難うしか気持を伝える言葉がみつからないのが残念だわ。本当に本当に
ご親切に感謝で一杯です。」と言ってから
「貴方は、素晴しい人生を送れる方ですね・・絶対に」と付け足した
彼は、ニッコリして
「有難うございます」と、再び丁寧に礼をして去りましたが・・
私が施設のドアの前に行き、もう一度振り返ったら、同時に
彼も足をとめ、こちらを振り返って、お辞儀してくれました。
これ、ドラマ?
ドラマより・・・出来すぎて居ませんか?
まぁ、徒歩10分の所を結局、この日は45分以上
歩きましたが・・
※ 思ったんですが・・・私、学歴ってほとんど関係ないと思っていました。
実際、会社に居た時も千葉大卒のバカ二代目社長を怒鳴り飛ばして居た
程ですから・・
会社の近くにK大があって、そこの学生が咥えタバコで、吸い殻ポイ捨て
やっているのを見て、呆れ返って居た頃もありました。
それが、今や若者達が常識知らずの何のと言われている令和時代に・・
こんな知性・教養をみなぎらせている学生達に会い、助けてもらえたなんて
何より心を救われました。
結局、頭脳明晰+教養の問題なんだろうなぁ・・って
教育と教養は違うと言われますが、正に国大生・・
両方を兼ね備えてこそ入学出来て、卒業出来るのではないだろうか。
人柄にも、そこに居るだけでも、癒やしの雰囲気が伝わって来たのは
そうした人間性が素晴しいからなのではないか?って
とにかく、ものすごい感動の日でした。
さりげなく車道側にって(^^♪❀❀
秋桜さん
珍しいですよね!こんなに親切・・もう、親切と言うより思いやりのある人なんだろうなって
思いました。いくら良い学校に行ってても、社会的にダメ人間が多い中、
本当に感動でした。さっき、その「イトコ」に、何十年振りに(笑)電話して
この話をしたら、「ワァ、いい話だ」って喜んでいました。
公共機関で席を譲れ!と怒鳴る、交通マナーは守らない
車運転して、事故起こし未来ある若者の命奪う
全てとは言いませんが、若者の方が礼儀正しくもあります
そうそんなにいないですよ、そういう人たち…感心しました。
さぞ疲れた一日だったでしょう、本当にお疲れさまでした。
でも意外と近くでもコンビニとか、あまりそのなんていうか地理に詳しくない人多いみたいですね。
逆に通りかかりの若い人たちが親切で…今スマホ持っているからか、いろいろ調べてくれたり…私もよくありますがすごく嬉しいですよね。ふつうそこまでしてくれる人少ないですよ。