Nicotto Town



億万長者はハリウッドを救う?

トランプが外国映画や外国で撮影したアメリカ映画に関税を掛けると言い出しました。

「外国映画はハリウッド映画のパクリだ」と、「荒野の七人」や「ライオン・キング」は棚に上げて言ってるようです。「ダーティーハリー」「スターウォーズ」も黒澤の「野良犬」「隠し砦の三悪人」の影響を受けてますし、タランティーノなんか普通の日本人が知らない「吸血鬼ゴケミドロ」の空の色を再現したりしてます。
まあ、逆の例の方がずっと多いかもしれませんけど・・・(^^;)
この調子だと、「NPBはMLBのパクリだ、日本人選手の移籍に関税を課す」とか言ったり、言わなかったりして(^^;)

さて、今日のタイトル、元ネタは広瀬隆の著書「億万長者はハリウッドを殺す」です。
「危険な話」「東京に原発を」などの反原発本で知られる広瀬氏の本で最初に読んだのは「ジョン・ウェインはなぜ死んだのか」でした。
ハリウッド俳優にはガンで死んだ人が多い原因として、ジョン・ウェインがジンギスカンを演じた「征服者」のロケが、核実験場であったネバダ砂漠で行われ、その後、砂漠の砂をハリウッドに持ち込んで撮影を継続したことがある可能性を述べたものでした。
巻末には、ネバダ付近の3州(だったような記憶)と日本列島の大きさが比較できるオマケが付いていて、スッポリ収まっちゃうんだ、これが。
「億万長者」の方は原発本ではなく、歴代の大統領は民主党・共和党を問わずロックフェラー家とモルガン家の使用人に過ぎなかったことを、歴代のハリウッド映画と俳優にからめて述べていったもの。
印象的だったのは、繰り返し登場するエジソンが「発明王」というより「特許王」だったこと。誰かがどこかで有望な発明をすると、たちまちエジソンが訪れて、権利を買い取り、特許を取ってしまう人だったそうです。これ読んだら「エジソンは偉い人、そんなの常識」とは・・・
詳しい内容は触れませんが、この本での広瀬氏の手法は、アメリカの政治家がほとんど弁護士出身であることに着目、弁護士事務所の人事興信録のような資料を丹念に調査して、大統領や閣僚、軍やCIAの要職にある人物のバックボーン、企業との関係などを調べていったんだそうです。
日本でも弁護士出身の政治家は多いですが、どんな裁判の弁護人だったかとか、どの企業の顧問弁護士かとか知ることは、選挙の際に参考になるでしょうね。

その後、広瀬氏は諸々の事象を系図から読み解く方向へ移行しますが、それはまた別のお話。

アバター
2025/05/07 14:41
楽しい日記ですね
興味深々の話題です
トランプ発言えぇ?って読み返しました
知らないのでしょうか?
黒沢映画を参考にしている話は有名ですよね

C-3POは、R2-D2の砂漠の会話は黒沢映画でしょう?

エジソンの話は興味深かったです
ちょっとそれますが、日本の最高裁判事で 過去の判決で 納得しない判決をした人に、×を付けたことがあります
どうせ却下になると思いましたけど
アバター
2025/05/06 21:58
今日乗車したタクシー運転手が「政治家は東大じゃなくちゃ」って言ってた。
人の価値観ってわかんねーw



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