JA悪玉論?
- カテゴリ:日記
- 2025/05/13 23:33:31
農水省がやっと備蓄米放出を始めたというのに、おコメの値段は上がる一方、品薄も解消されません。
そんな中、備蓄米の大部分を落札したのがJAだったこともあって、コメの不足・高騰はJAのせいとする見方も。
時代劇の悪徳商人さながらに、蔵にコマを溜め込んで、値段の吊り上げを企んでるんじゃないか、みたいな・・・
これに異論を唱えるのが、農業経済がご専門の東大特任教授・鈴木宣弘先生。
先生がおっしゃるには、現在のJAには、そんな力はないそうです。
JAがコメの市場を独占し、農村が自民の大票田で政治的発言力も強い・・・なんてのは昔の話。
農作物関税を廃止するTPPに反対したJAは、第二次安倍政権による農協法改定で政治的発言力を伴わない単なる社団法人にされてしまったそうな。(ちょっと学術会議を連想させますね)
農作物の共同販売は継続していますが、農家が他の業者と直接取引することも増え、今やシェアは2、3割だとか。
コメの値段を決めるのも、むしろ小売店。JAは最終卸価格から逆算して農家からの買上げ価格を決めるだけのようです。
なのになぜメディアには、農協悪玉論を煽る動きが?
これはどうも、経産省の思惑があるのではないか、と。
農林中金やJA共済などのJAマネーにヨダレを垂らす米国金融資本の意向が関係しているとか、いないとか。
農協解体の動きの一方、「農協買いたい」と食指を伸ばしているのが、米国のグローバル企業・カーギル社。
「買いたい」と言われても協同組合は売り買いするものではありません。それなら株式会社化しろと、GH・・・いや。日米合同委員会が命令を出し、その移行を受けてセクシーポエマー・小泉進次郎が唐突に農協改革を言い出し、農協が任意で株式会社化できる法律を作っちゃったんだそうです。
今のところJAはなんとか踏みとどまっているそうですが・・・
なお、カーギル社が必要なのは、JAグレインという商社部門だけで、ほかはなんと中国企業に売っ払うつもりだとか。
そのうち、生協の株式会社化も・・・?(^^;)
しょーもない内部事情(あ、わたしのとこw)。