Nicotto Town


かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 540 赤ちゃん言葉

この前、滅多に行かない百貨店に行ったんですよ。


ここでこの文章を読んでいる世間知らずの底辺の我が同士の為に説明すると、百貨店に行ったというのは、ちょっとセレブな真似事したのよ、というちょっとしたマウントなのだ。もしかしたら読んでいる、自分とかけ離れた貧乏人が珍しくて貧乏って何?っていう庶民の怨憎煽る好奇心でこの文章を読んでいるセレブの為にも説明すると、底辺の人ていうのは、百貨店に行くというのはとってもおめでたく、洒落て誇らしい事なのです。え?何で百貨店で何か買うならまだしも、行っただけで?嘘でしょ?(笑)とセレブの人は思うかもしれません。でもまぁ、庶民っていうのはもう、フランスに行かなくてもフランス産のチョコっていうの耳で聞くだけでオシャレになったようになる。そんな生き物なのだ。「百貨店に行ったのよ」って庶民がドヤってなってても、「うわ」って思わないで欲しい。それだけで故郷に錦を飾ったようになる…。それが我々という貧民なのよ。


ホンモノのセレブの言葉遣い。
 そんで、百貨店でやっす~~~~~い品を買い求めていた。そんな恥ずかしい事を堂々としてむしろふるさとに泥を塗っている私だった。まぁ私の情け無さはさておき、やっぱり百貨店というのはどうみてもオシャレな人や、裕福そうな人や、いかにもキャリアな独身貴族な人がいっぱいいる。その中で、とっても品よい服装をした夫婦と、エレベーター相乗りになった。特に盗み聞きするつもりなんて全くなかったけれども、エレベーター。後ろで夫婦が会話しているのが聞こえてくる。特に盗み聞きするつもりはなかったけど、その品のいい美しいお金持ちにありがちな美男美女。なんで裕福な人って見た目もいい人多いのかしら。何もかも持ちやがって。こんちくしょうでありやがります。そんな綺麗なカップルが、エレベーターで会話している。ふと、それが耳に入ってくる。

「~~~~……でしゅ。~が、~~~~なのでしゅう?」
「そうでちゅねぇ…ないでちゅ…」

って。

え…。と耳を疑った。そのカップル、めっちゃくちゃ赤ちゃん言葉で会話しているのだ。

え…嘘でしょ。あんな品のいい綺麗な顔したカップル、赤ちゃん言葉で話すの?しかも、百貨店のエレベーター内で?と、ちょっと驚愕しすぎてしっかり聞き耳を立てて盗み聞きしてしまった。会話の内容はなんか忘れたけど、

「そうなのでしゅ~」
「でも〇〇で、なのでちゅ」

とか、赤ちゃん言葉で話していた。見た目がいかにも皇族みたいに綺麗な端正な美男美女だったから、そのギャップの乖離に私の脳がもう、大変だった。セレブって、もっとスネ夫のママみたいに「ざます」とか言うのかな。とか思ってた。違った。ホンモノって丁寧な言葉遣いとかじゃなかった。

結論
 セレブは、赤ちゃん言葉。

私たち残念な貧民は、セレブってフランス語とかも交えて話してるのかなとか思ってたけど、赤ちゃん言葉で話すんだな。って百貨店に行って勉強になった。子供にも、いつかセレブな彼氏ゲットして欲しくて、たまに赤ちゃん言葉で話しかけるけど、「お母さんもっとちゃんと話して?」と子供に叱られ、私は「…はい。すみません」って言ってるのだった。自分がこう育って欲しいと思っても、教育って難しい。また、変に場違いに子供が幼い赤ちゃん言葉遣いで話したら、それは百パー私の教育のたまもの(悪行)のせいだ。子供は悪くないのです。




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