ナガエツルノゲイトウがコメ不足を招く
- カテゴリ:日記
- 2025/06/03 07:49:51
記事に2023年の時点で全国25の都道府県でナガエツルノゲイトウの分布を確認したとある。ナガエツルノゲイトウは特定外来生物に指定されていて、茎や根の小さな断片から再生する繁殖力を持つため、田んぼ或いは休耕田に紛れ込んでいたら気が付かずに大繁殖していく可能性がある。全国25の都道府県で確認されているのは、2年前の話である、現在がどうなのかは掲載されていないが、最近の高温障害、カメムシ被害、そしてこのナガエツルノゲイトウ被害が拡大すれば、とんでもないコメ不足の事態を招く恐れがある。今回は備蓄米を放出してしまったこともあり、緊急対応は出来なくなる。また備蓄米の放出でも半月ほどで消費されてしまうのであれば、全国な緊急対応は出来ないし、地元で2,000円のコメは売らなかったこともあり、値段の高いブレンド米だけが並べてある状況だ。もし今以上にコメ不足になれば、ますます高い値段の新米が出回ることになるのは歴然としている。ところで2,000円のコメを見ると、税込み4,300円のブレンド米は高いなぁと感じてしまう。次は、安い輸入米に需要が移るだろうと推測する。とにかく今は、インフレの人とデフレの人がいるから、消費行動は分かれていくだろう。
記事にあるが、古古古米である備蓄米を試食して新米と同じように美味いとアピールしていたが、何の意味があるのだろうか、そのうえ梅や昆布を合わせれば多少不味くても分からない。それより備蓄米が回ってこないところは、美味さなんか関係ない。備蓄米が食べられるのは、今回かぎりだろうから、そんなに飛びつくこともない、我が地元では備蓄米の話題すら何も出ない。それより新米収穫までに安い備蓄米は無くなるのだ。やはり高いコメで食つなぐしかないのである。
さて今日も記事で見かけたが、備蓄米倉庫が現在は空っぽになっているだろうが、米を買い戻して倉庫をいっぱいにする方針は出ていないので、毎月の倉庫業の収入源となる保管料は入らなくなる。他の物を保管すると言っても、金をかけた冷房の保管庫だから、かなり高い保管料をもらわないと赤字の連続になるので、廃業の恐れがある。ますます物理的に備蓄米を積み上げていくことも不可能になるのではないか、大災害発生時の非常米をどこから入手するか、今から決めておく必要はある。
今回の備蓄米騒動であるが、格安のコメに誰もが飛びつくことは想定できるが、コメが無い人に行き渡ったかと言うと、そうとは言い切れない。食べたことが無い古古古米だから、興味で誰もが買いに行ったことは否めない。古古古米の値段は、新米に比べたら家畜用なのだから二束三文である。そのまま販売しても、主食用のコメ価格に影響はほとんどない。将来的には、農家の後継ぎ(子や孫)が激減する中で、いかにコメの供給を安定させるかが重要な農政の仕事だろう。このページのタイトルにも書いたが、コメ不足を招く要因は多数あるのだ。備蓄米が、非常時に全員に行き渡るかどうかも十分に理解していないといけない。
ところで全農が落札した備蓄米は、296,195トン(3回の入札合計)らしいが、これを買い戻して安く販売すると表明したが、どれだけ買戻し対象になるのだろうか。すでに新米収穫前のコメ不足時期だ、安定供給に向けて販売先や販売スケジュールを決めてあるだろう。買い戻して安く売ってしまつたら、逆にコメ不足を招きかねないと懸念する。少なくとも国民全員に行き渡るわけではないから、根本的な対策にもならない気がするがどんな効果があるのか。
今日は、低気圧と前線が南岸を通過するので、1日中雨降りとなる。いつもなら太平洋高気圧の張り出しが強くなり、梅雨前線として停滞するのだが、偏西風の南下もあって前線は東へ流されてしまうため、梅雨入りはしばらく先になると思われる。雨のピークは、午前は近畿地方にあるので、関東は午後からになりそうだから、昼前に青梅の収穫を済ませておこうと考える。とりあえず青梅の全収穫が終わった、先週の収穫分を合わせると10キロ超だ、今年は大量に梅干が出来る、非常用の梅干にする予定だが多すぎるので近所に回るだろう。明日は、梅干づくりでまた忙しくなりそうだ。
これも記事にあったが、最近はカモシカがしばしば見かけるようになった。日曜日に定峰峠までウォーキングをしながら、枯れ枝を拾って崖下へ投げ落としたら、ガサガサと音がしたので覗いてみたら、カモシカが逃げて行った。先日もハイキング休憩あずまやの後ろにカモシカが顔を出した。カモシカは、何もしないように思うが、畑の野菜や植林した樹木の苗を跡形もなく食べつくしてしまうのである。最近は、ハンターもほとんど見かけないので、カモシカも安心して山里荒らしをしているのである。話によると町中で夜間にカモシカを見たと言う人もいるので、迂闊に夜間の独り歩きをしていると、危険なことが無いとも言えない。
ところであらためて冷静に考えたい、備蓄米はいつまで在庫があるのか。今放出している安い備蓄米は、今月中に消費されてしまうだろうから、当初の高い精米済みのブレンド米が店先に並んでいる。安い備蓄米が無くなったら、高いブレンド米を買うしかないのだが、果たしていつまでそのブレンド米もあるのか、心配したほうが良いだろう。ブレンド米が無くなれば高い銘柄米が出てくるだろう、そしてブレンド米が余っていれば、新米が出始めても価格はそれ以上になる。いずれにせよ安い備蓄米の後は、値段の高いコメが出回ることは間違いないだろう。物価はすべて需給バランスの結果に他ならないからだ。最近、時々コメの平均価格が下がったと出るが、高いコメと安いコメの両方を売っているのだから当然下がるが、決して銘柄米を安く売るわけではないのである。
今夜7時、やっと雨が上がった。忘れていたが、明日早朝に親戚の梅の実を収穫に行かねばならない、その後が自宅の梅干づくりになる。それが終わると、畑で苗植えをしてから、追加の野菜の種蒔き、家に戻って梨の実の袋掛け、そしてビワの実の収穫・・・まだまだ自由人生活は暇ではないと実感する昨今である。
話は、ウクライナ情勢だが、ロシアが停戦など行う気はないうえ、ウクライナ侵略を明確にしていることから、ウクライナは本格的に徹底抗戦に入ったと見られる。ロシアの爆撃機の1/3を破壊したり、クリミア橋の攻撃などを行っているが、ロシアの攻撃が激化してきている裏返しでもある。双方の対戦協議は、行われているも要求内容がかみ合わないので、停戦はあり得ないだろうから、裏での交戦は新たな段階に入ることも考えられる。今すぐ停戦は考えられない状況だ。